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劇薬
1日1~3回、適量を患部に噴霧する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては、大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。動物実験(ラット、マウス:連日皮下投与)で催奇形作用(外形異常)があらわれたとの報告がある。
長期・大量使用により発育障害を来すおそれがある。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用に際しては特に注意すること。一般に副作用があらわれやすい。
眼瞼皮膚へ使用した際に起こることがある。
大量又は長期にわたる広範囲の使用によりあらわれることがある。
0.1~5%未満
頻度不明
皮膚の感染症注1)
皮膚の真菌性(カンジダ症、白癬等)及び細菌性(伝染性膿痂疹、毛嚢炎等)感染症
その他の皮膚症状注2)
魚鱗癬様皮膚変化、紫斑、多毛、色素脱失、刺激感、乾燥
ざ瘡疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(口囲、顔面全体に紅斑、丘疹、毛細血管拡張、痂皮、鱗屑を生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張)
過敏症
紅斑、丘疹、腫脹
接触皮膚炎
下垂体・副腎皮質系機能
大量又は長期にわたる広範囲の使用による下垂体・副腎皮質系機能の抑制
本剤は湿疹・皮膚炎群及び尋常性乾癬40例を対象とした二重盲検比較試験で、本剤又はフルオシノロンアセトニドのスプレー剤を1日1~3回、原則として3週間使用したとき、フルオシノロンアセトニドのスプレー剤より優れた有用性が認められた。副作用発現頻度は本剤で11.8%(4/34例)、フルオシノロンアセトニドで17.6%(6/34例)であった。主な副作用は、刺激感(本剤で11.8%(4/34例)、フルオシノロンアセトニドで14.7%(5/34例))及び発赤(本剤で2.9%(1/34例)、フルオシノロンアセトニドで5.9%(2/34例))であった1)。
急性湿疹を対象とした二重盲検比較試験で、フルオシノニド軟膏と同等の有用性が認められた1)。
湿疹・皮膚炎群、痒疹群、乾癬、円形脱毛症等を対象とした二重盲検比較試験を含む国内で実施された臨床試験で、本剤の有効率は84.3%(156/185例)であった1),2)。(噴射有効成分量が同一で添加物が異なるトプシムスプレー(0.008%製剤:特定フロン等を含有)での成績)
コルチコステロイドは、標的細胞の細胞質内に入り、そこに存在するレセプターと結合後、核内に移行して遺伝子を活性化し、合成されたメッセンジャーRNAが細胞質内に特異的蛋白リポコルチンを合成する。細胞膜を形成するリン脂質に含まれるアラキドン酸は、ホスホリパーゼA2(PLA2)により遊離後、代謝を受けて各種のプロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエンとなり炎症に関与するが、リポコルチンはこのPLA2を阻害することにより、抗炎症作用を発現するものと考えられている3)。
抗炎症作用のスクリーニングテストとしての胸腺退縮試験(ラット)4)、抗肉芽試験(ラット)4)、抗ACTH試験(ラット)4)、in vitroにおける線維芽細胞抑制試験5)、ライソゾーム膜安定試験6)等のほか、クロトン油皮膚炎(ラット、ヒト)4),7),8)、灯油皮膚炎(ヒト)8)等の実験皮膚炎抑制試験、毛細血管収縮試験(ヒト)9),10)及び病巣皮膚を用いた乾癬試験(ヒト)11)において、優れた生物活性を有することが認められている。
フルオシノニド(Fluocinonide)
6α,9-Difluoro-11β,21-dihydroxy-16α,17-(1-methylethylidenedioxy)pregna-1,4-diene-3,20-dione 21-acetate
C26H32F2O7
494.52
白色の結晶又は結晶性の粉末である。クロロホルムにやや溶けにくく、アセトニトリル、メタノール、エタノール(95)又は酢酸エチルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
高圧ガス(液化石油ガス)を使用した可燃性の製品であり、危険なため、下記の注意を守ること。
280g[28g(スプレー缶)×10]
1) 田中歓子, 他:皮膚. 1982;24(1):84-92
2) 野波英一郎:皮膚. 1982;24(1):93-98
3) 鹿取 信:炎症とプロスタグランジン. 1986;74-93
4) Rooks WH.:Syntex Research資料(社内資料)
5) Ruhmann AG, et al.:Endocrinology. 1965;76:916-927
6) 木下 啓, 他:西日本皮膚科. 1974;36(5):680-687
7) Ortega E, et al.:Acta Derm Venereol Suppl(Stockh). 1972;52(67):95-97
8) Kaidbey KH, et al.:J Invest Dermatol. 1974;63(3):292-297
9) Stoughton RB.:Arch Dermatol. 1969;99(6):753-756
10) Place VA, et al.:Arch Dermatol. 1970;101(5):531-537
11) Dumas KJ, et al.:Acta Derm Venereol. 1972;52(1):43-48
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