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処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
神経障害性疼痛
通常、成人には、ミロガバリンとして初期用量1回5mgを1日2回経口投与し、その後1回用量として5mgずつ1週間以上の間隔をあけて漸増し、1回15mgを1日2回経口投与する。なお、年齢、症状により1回10mgから15mgの範囲で適宜増減し、1日2回投与する。
腎機能障害患者に投与する場合は、次の表に示すクレアチニンクリアランス値を参考として投与量及び投与間隔を調節すること。低用量から開始し、忍容性が確認され、効果不十分な場合は増量すること。,,,
腎機能障害の程度(CLcr:mL/min)
軽度(90>CLcr≧60)
中等度(60>CLcr≧30)
重度(血液透析患者を含む)(30>CLcr)
1日投与量
10~30mg
5~15mg
2.5~7.5mg
初期用量
1回5mg1日2回
1回2.5mg1日2回
1回2.5mg1日1回
有効用量
最低用量
1回10mg1日2回
1回5mg1日1回
推奨用量
1回15mg1日2回
1回7.5mg1日2回
1回7.5mg1日1回
クレアチニンクリアランス値を参考に投与量、投与間隔を調節すること。本剤の血漿中濃度が高くなり副作用が発現しやすくなるおそれがある。,,,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎盤通過性が報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
プロベネシド
本剤の作用が増強するおそれがある。
プロベネシドのOAT1、OAT3及びUGTの阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇すると考えられる。
シメチジン
シメチジンのMATE1及びMATE2-Kの阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇すると考えられる。
ロラゼパムアルコール(飲酒)
注意力、平衡機能の低下を増強するおそれがある。
相互に中枢神経抑制作用を増強すると考えられる。
転倒し骨折等を起こすおそれがある。異常が認められた場合には投与を中止又は減量するなど適切な処置を行うこと。,
AST、ALT上昇等の肝機能障害があらわれることがある。全身倦怠感や食欲不振等の初期症状を含む異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5%以上
5%未満
頻度不明
精神神経系
傾眠、浮動性めまい
体位性めまい、不眠症、意識消失、頭痛、振戦、感覚鈍麻
記憶障害、健忘、構語障害、幻覚、譫妄、味覚障害、味覚不全、頭部不快感、ジスキネジア、ミオクローヌス
眼
霧視
複視、視力障害、視力低下
血液
好酸球数増加
循環器
起立性低血圧、高血圧
動悸、ほてり、血圧低下
消化器
便秘、腹部膨満、口内乾燥、胃炎、嘔吐、食欲亢進、食欲減退、上腹部痛、胃食道逆流性疾患
下痢、腹部不快感
肝臓
肝酵素上昇
泌尿器
尿失禁、頻尿、排尿困難、尿閉
皮膚
発疹
蕁麻疹、紅斑、そう痒症
**その他
浮腫
体重増加、歩行障害、異常感、回転性めまい、口渇、顔面浮腫、転倒、糖尿病(HbA1c上昇、血糖値上昇)、倦怠感、血中CK上昇、眼瞼浮腫、筋力低下、離脱症候群
無力症、疼痛
線維筋痛症患者を対象とした海外臨床試験注1)において、1日60mgまでの過量投与例が報告されている。過量投与時にみられた症状は、多幸気分、構語障害、頭痛、嚥下障害、関節炎、関節腫脹、無力症であった。
本剤は血液透析により15.3%が除去される。
健康成人にミロガバリンとして3、5、10及び30mg(各投与量6例)を単回経口投与したとき、投与後1時間でCmaxに達し、t1/2は2.96~3.37時間であった。Cmax及びAUCinfは投与量に比例して増加した1),2)(外国人データ)。
投与量
例数
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)注2)
AUCinf(ng・hr/mL)
t1/2(hr)
3mg
6
48.6±8.47
1.00(0.50~1.00)
184.2±21.75
3.31±0.37
5mg
78.3±18.0
1.00(0.50~2.00)
276.2±26.96
2.96±0.17
10mg
205±64.0
1.00(1.00~1.50)
614.1±84.02
3.32±0.75
30mg
433±67.9
1,682±233.4
3.37±0.26
平均値±標準偏差
健康成人男性36例にミロガバリンOD錠15mg 1錠(水なしで服用又は水で服用)又はミロガバリン錠15mg 1錠(水で服用)を、クロスオーバー法で空腹時単回経口投与して薬物動態パラメータを比較した。Cmax及びAUClastの幾何最小二乗平均値の比の両側90%信頼区間は、いずれも0.80~1.25の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された3)。ミロガバリンOD錠2.5mg、OD錠5mg及びOD錠10mgは「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン」に基づき、標準製剤をミロガバリンOD錠15mgとしたとき、溶出挙動は同等と判定され、生物学的に同等とみなされた。
Tmax(hr)注3)
AUClast(ng・hr/mL)
OD錠15mg(水なしで服用)
36
282±69.4
1.00(0.50~3.00)
906±123
3.11±0.680
錠15mg(水で服用)
282±63.2
887±128
2.96±0.626
Tmax(hr)注4)
OD錠15mg(水で服用)
285±71.0
932±163
3.14±0.666
283±70.0
898±140
3.06±0.705
健康成人にミロガバリンとして1回10及び15mg(各投与量6例)を1日2回7日間反復経口投与したとき、投与3日目までに定常状態に達し、投与7日目のt1/2は2.43及び2.83時間であった。投与7日目のCmax及びAUCtauは、投与量に比例して増加した4),5)。
Tmax(hr)注5)
AUCtau(ng・hr/mL)
1回10mg(1日2回)
210±39.4
1.50(0.50~2.00)
601.0±63.68
2.43±0.54
1回15mg(1日2回)
381±88.0
0.53(0.50~1.53)
1,057±142.2
2.83±0.70
健康成人30例にミロガバリンとして15mgを単回経口投与したときのCmaxは空腹時及び食後でそれぞれ230及び188ng/mL、Tmaxは1.00及び1.50時間、AUClastはそれぞれ884及び833ng・hr/mLであった。食後投与でCmaxは約18%低下し、Tmaxは0.5時間延長したが、AUCinfの低下は約6%であった6)(外国人データ)。
健康成人にミロガバリンとして3、5、10及び30mg(各投与量6例)を単回経口投与したときの見かけの終末相分布容積(Vz/F)は78.01~87.97Lであった1),2)(外国人データ)。
14C標識体を用いた実験で、ミロガバリンは赤血球に移行し、ヒトの血漿中濃度に対する全血中濃度の比は0.85~0.87であった7)(in vitro)。
14C標識体を用いた実験で、ヒト血漿蛋白結合率は血漿中濃度0.1~10μg/mLにおいて超遠心法で23.4~25.5%であった7)(in vitro)。
健康成人男性6例に14C標識体30mg(150μCi)を単回経口投与後、投与放射能の約97%が尿中に回収され、その約76%が未変化体であった。未変化体以外の尿中代謝物はラクタム体であり、投与量の0.6%が回収された。また、UGTによる代謝を受けたN-グルクロン酸抱合体も検出された8),9)(外国人データ)。
健康成人にミロガバリンとして3、5、10及び30mg(各投与量6例)を単回経口投与したときのCL/Fは16.50~18.24L/hrであった。このときの未変化体の尿中排泄率は63.2~71.5%、腎クリアランスは10.4~12.4L/hrであった1),2)。健康成人男性6例に14C標識体30mg(150μCi)を単回経口投与したとき、投与168時間後までに総放射能の累積排泄率は98%以上に達し、約97%が尿中に、約1%が糞中に排泄された8),9)(外国人データ)。
正常腎機能者及び腎機能障害患者30例にミロガバリンとして5mgを単回経口投与したとき、CLcrの低下に伴いAUClastの増加が認められた。血液透析を要する末期腎不全患者では、4時間の血液透析により投与したミロガバリンの15.3%が血液透析液中に回収された10),11)。,,
Tmax(hr)注6)
CLr(L/hr)
CLcr≧90
4
71.2±25.6
1.25(0.98~2.00)
321±52.5
10.9±1.52
90>CLcr≧60(軽度)
81.4±29.0
1.74(0.97~4.00)
422±85.1
7.83±1.61
60>CLcr≧30(中等度)
9
76.9±13.3
1.95(1.03~5.00)
655±144
4.48±1.87
30>CLcr(重度)
5
118±25.8
2.00(1.47~5.00)
1,350±259
1.92±0.463
末期腎不全透析注7)
101±32.9
4.01(1.92~5.00)
1,990±916
-
軽度及び中等度の肝機能障害患者16例にミロガバリンとして15mgを単回経口投与したときのCmaxは、健康成人と比較してそれぞれ1.0倍及び0.8倍であり、AUCinfはそれぞれ0.9倍及び1.1倍であった12)(外国人データ)。
55~75歳の健康高齢者にミロガバリンとして1回5、10及び15mg(各投与量6例、65歳未満13例を含む)を1日2回14日間反復経口投与したとき、投与3日目までに定常状態に達し、投与14日目のt1/2は3.58~4.55時間であった。投与14日目のAUC0-12hrは、投与1日目の1.13~1.24倍であった。健康な非高齢者と比較し薬物動態に大きな差異は認められなかった13)(外国人データ)。
ミロガバリンは主要なヒトCYP分子種を阻害あるいは誘導せず、薬物トランスポーター(OAT1、OAT3、OCT1、OCT2、OATP1B1、OATP1B3、MATE1及びMATE2-K)を阻害しなかった。また、P糖蛋白(P-gp)及び乳がん耐性蛋白(BCRP)を阻害しなかった。ミロガバリンは腎分泌され、OAT1、OAT3、OCT2、MATE1及びMATE2-Kの基質であることが示唆された。また、ミロガバリンはUGTによる代謝も受けた(in vitro)。
注)本剤の承認用量はミロガバリンとして初期用量1回5mg 1日2回、有効用量1回10mg又は1回15mg 1日2回である。
注)AUCinf:無限大時間までの血漿中濃度-時間曲線下面積AUClast:定量可能な最終時点までの血漿中濃度-時間曲線下面積AUCtau:投与間隔ごとの血漿中濃度-時間曲線下面積
日本を含むアジアにおいて、糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者824例(日本人597例)を対象に、ミロガバリン15mg(5mg/日、10mg/日をそれぞれ1週間投与後、15mg/日を12週間投与:計14週間投与)、20mg(10mg/日を1週間投与後、20mg/日を13週間投与:計14週間投与)、30mg(10mg/日、20mg/日をそれぞれ1週間投与後、30mg/日を12週間投与:計14週間投与)注29)、もしくはプラセボを14週間投与する二重盲検比較試験を実施した。14週時の疼痛スコアにおいて、ミロガバリン30mg/日群でプラセボ群と比較して統計学的に有意な改善が認められた16),17)。
投与群
週
評価例数
疼痛スコア注8),注9)
14週時のベースラインからの変化量注10),注11)
プラセボとの差[95%信頼区間]注10)
p値注12)
プラセボ群
ベースライン
330
5.59±1.012
-1.31±0.095
14週
310
4.22±1.820
20mg/日群
165
5.57±0.899
-1.47±0.135
-0.15[-0.48, 0.17]
0.3494
151
4.14±1.685
30mg/日群
5.55±0.967
-1.81±0.136
-0.50[-0.82, -0.17]
0.0027
142
3.73±1.845
副作用発現頻度は、20mg/日群で18.8%(31/165例)、30mg/日群で36.4%(60/165例)であった。主な副作用は、20mg/日群で傾眠9.7%(16/165例)、浮動性めまい7.9%(13/165例)、末梢性浮腫1.8%(3/165例)及び体重増加1.8%(3/165例)、30mg/日群で傾眠14.5%(24/165例)、浮動性めまい9.1%(15/165例)、末梢性浮腫5.5%(9/165例)及び体重増加5.5%(9/165例)であった。
日本を含むアジアにおいて、帯状疱疹後神経痛患者763例(日本人611例)を対象に、ミロガバリン15mg(5mg/日、10mg/日をそれぞれ1週間投与後、15mg/日を12週間投与:計14週間投与)、20mg(10mg/日を1週間投与後、20mg/日を13週間投与:計14週間投与)、30mg(10mg/日、20mg/日をそれぞれ1週間投与後、30mg/日を12週間投与:計14週間投与)注29)、もしくはプラセボを14週間投与する二重盲検比較試験を実施した。14週時の疼痛スコアにおいて、ミロガバリン20mg/日群、30mg/日群でプラセボ群と比較して統計学的に有意な改善が認められた18),19)。
疼痛スコア注13),注14)
14週時のベースラインからの変化量注15),注16)
プラセボとの差[95%信頼区間]注15)
p値注17)
303
5.75±1.130
-1.20±0.099
263
4.40±2.115
153
5.70±1.015
-1.68±0.141
-0.47[-0.81, -0.14]
0.0058
129
3.99±1.839
155
5.65±1.025
-1.97±0.137
-0.77[-1.10, -0.44]
<0.0001
139
3.71±1.797
副作用発現頻度は、20mg/日群で35.3%(54/153例)、30mg/日群で44.5%(69/155例)であった。主な副作用は、20mg/日群で傾眠17.0%(26/153例)、浮動性めまい8.5%(13/153例)及び体重増加4.6%(7/153例)、30mg/日群で傾眠22.6%(35/155例)、浮動性めまい14.2%(22/155例)及び浮腫7.1%(11/155例)であった。
日本を含むアジアで実施した糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者214例(日本人165例)又は帯状疱疹後神経痛患者237例(日本人187例)を対象とした52週間(漸増期4週間、用量調整期48週間)投与の非盲検長期投与試験における痛みの強度の平均値は次の表のとおりであった20),21),22),23)。
評価時点
糖尿病性末梢神経障害性疼痛
帯状疱疹後神経痛
痛みの強度(mm)注18)
投与前
214
42.1±20.41
237
43.5±21.38
12週
200
35.7±20.30
219
34.7±21.80
24週
186
34.4±20.89
203
32.7±21.81
52週
169
31.1±20.70
184
28.6±22.16
副作用発現頻度は、糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者で27.6%(59/214例)、帯状疱疹後神経痛患者で39.7%(94/237例)であった。主な副作用は、糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者で傾眠7.9%(17/214例)、浮動性めまい6.1%(13/214例)及び末梢性浮腫4.7%(10/214例)、帯状疱疹後神経痛患者で傾眠13.5%(32/237例)、浮動性めまい10.1%(24/237例)及び体重増加7.2%(17/237例)であった。
日本を含むアジアにおいて、中枢性神経障害性疼痛(脊髄損傷後神経痛)患者299例(日本人242例)を対象に、ミロガバリン(スクリーニング時のCLcrが60mL/min以上の被験者には10mg/日、20mg/日をそれぞれ1週間投与後、安全性に応じて30mg/日又は20mg/日を12週間投与、スクリーニング時のCLcrが30mL/min以上60mL/min未満の被験者には5mg/日、10mg/日をそれぞれ1週間投与後、安全性に応じて15mg/日又は10mg/日を12週間投与:計14週間投与)、もしくはプラセボを14週間投与する二重盲検比較試験を実施した。14週時の疼痛スコアにおいて、ミロガバリン群でプラセボ群と比較して統計学的に有意な改善が認められた24)。
疼痛スコア注19),注20)
14週時のベースラインからの変化量注21),注22)
プラセボとの差[95%信頼区間]注21)
p値
149
6.09±1.270
-0.52±0.132
135
5.50±1.932
ミロガバリン群
150
6.04±1.309
-1.23±0.132
-0.71[-1.08, -0.34]
0.0001
132
4.70±1.863
ミロガバリン群での副作用発現頻度は、41.1%(62/151例)であった。主な副作用は、傾眠25.8%(39/151例)、浮動性めまい6.6%(10/151例)及び体重増加4.6%(7/151例)であった。
日本を含むアジアで実施した中枢性神経障害性疼痛(脊髄損傷後神経痛、脳卒中後疼痛、又はパーキンソン病による中枢性神経障害性疼痛)患者210例(日本人200例)を対象とした52週間(漸増期4週間、用量調整期47週間、漸減期1週間)投与の非盲検長期投与試験における痛みの強度の平均値は次の表のとおりであった25)。
痛みの強度(mm)注23)
210
61.4±20.42
182
49.3±24.16
170
46.3±25.30
48週
167
45.2±25.74
49.7±25.79
副作用発現頻度は、40.0%(84/210例)であった。主な副作用は、傾眠15.2%(32/210例)、末梢性浮腫9.0%(19/210例)及び浮動性めまい7.1%(15/210例)であった。
糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者又は帯状疱疹後神経痛患者で腎機能低下を有する患者を対象とした14週間(漸増期2週間及び用量維持期12週間)投与の第Ⅲ相非盲検試験において、14週時の疼痛スコアは次の表のとおりであった26),27)。,
投与群(CLcr:mL/min)
疼痛スコア注24),注25)
14週時のベースラインからの変化量注26)
中等度腎機能障害患者群(59≧CLcr≧30)注27)
30
5.65±1.049
-1.79±0.335
26
3.81±1.834
重度腎機能障害患者群(29≧CLcr≧15)注28)
5.97±1.275
-2.07±0.871
3.83±3.082
副作用発現頻度は、中等度腎機能障害患者群で30.0%(9/30例)であり、重度腎機能障害患者群で0%(0/5例)であった。主な副作用は、中等度腎機能障害患者群で傾眠13.3%(4/30例)、浮動性めまい6.7%(2/30例)であった。
ミロガバリンは神経系において電位依存性カルシウムチャネルの機能に対し補助的な役割をなすα2δサブユニットとの結合を介して、カルシウム電流を抑制することにより鎮痛作用を発揮すると考えられる28),29)。さらに、ミロガバリンの鎮痛作用には下行性疼痛抑制系のノルアドレナリン経路に対する活性化作用も関与していることが示唆されている30)。
ミロガバリンベシル酸塩(Mirogabalin Besilate)
[(1R,5S,6S)-6-(Aminomethyl)-3-ethylbicyclo[3.2.0]hept-3-en-6-yl]acetic acid monobenzenesulfonate
C12H19NO2・C6H6O3S
367.46
白色~微黄白色の粉末である。
169℃
1-オクタノール/Britton-Robinson緩衝液(pH3.0):-0.591-オクタノール/Britton-Robinson緩衝液(pH7.5):-0.051-オクタノール/Britton-Robinson緩衝液(pH12.0):-1.10
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
1) Brown K, et. al.:Pharmacol Res Perspect. 2018;6(5):e00418
2) 社内資料:単回投与時の薬物動態パラメータ(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.3)
3) 社内資料:ミロガバリンOD錠とミロガバリン錠の生物学的同等性試験
4) Jansen M, et al.:Clin Pharmacol Drug Dev. 2018;7(6):661-669
5) 社内資料:反復投与時の薬物動態パラメータ(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.5)
6) 社内資料:空腹時又は食後投与時の薬物動態パラメータ(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.2)
7) 社内資料:14C標識体を用いた非臨床薬物動態試験(2019年1月8日承認、CTD2.6.4.4)
8) Yamamura N, et al.:Xenobiotica. 2021;51(5):549-563
9) 社内資料:14C標識体を用いたヒトマスバランス試験(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.4)
10) Kato M, et al.:J Clin Pharmacol. 2018;58(1):57-63
11) 社内資料:日本人腎機能障害患者における薬物動態(2019年1月8日承認、CTD2.7.2.3.2.5)
12) Duchin K, et al.:Clin Drug Investig. 2018;38(11):1001-1009
13) 社内資料:健康高齢者を対象とした反復投与試験(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.7)
14) Tachibana M, et al.:Br J Clin Pharmacol. 2018;84(10):2317-2324
15) Jansen M, et al.:Clin Pharmacol Drug Dev. 2018;7(6):597-612
16) Baba M, et al.:J Diabetes Investig. 2019;10(5):1299-1306
17) 社内資料:糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者を対象とした第Ⅲ相国際共同臨床試験(プラセボ対照試験)(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.21)
18) Kato J, et al.:Pain. 2019;160(5):1175-1185
19) 社内資料:帯状疱疹後神経痛患者を対象とした第Ⅲ相国際共同臨床試験(プラセボ対照試験)(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.22)
20) Baba M, et al.:J Diabetes Investig. 2020;11(3):693-698
21) 社内資料:糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者を対象とした第Ⅲ相国際共同臨床試験(長期投与試験)(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.24)
22) Kato J, et al.:Medicine(baltimore). 2020;99(36):e21976
23) 社内資料:帯状疱疹後神経痛患者を対象とした第Ⅲ相国際共同臨床試験(長期投与試験)(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.25)
24) 社内資料:中枢性神経障害性疼痛患者を対象とした第Ⅲ相国際共同臨床試験(プラセボ対照試験)(2022年3月28日承認、CTD2.7.6.1)
25) 社内資料:中枢性神経障害性疼痛患者を対象とした第Ⅲ相国際共同臨床試験(長期投与試験)(2022年3月28日承認、CTD2.7.6.2)
26) Baba M, et al.:J Pain Res. 2020;13:1811-1821
27) 社内資料:腎機能低下を有する糖尿病性末梢神経障害性疼痛又は帯状疱疹後神経痛患者を対象とした第Ⅲ相国内臨床試験(2019年1月8日承認、CTD2.7.6.26)
28) Domon Y, et al.:J Pharmacol Exp Ther. 2018;365(3):573-582
29) Kitano Y, et al.:Pharmazie. 2019;74(3):147-149
30) Oyama M, et al.:J Pharmacol Sci. 2021;146:33-39
31) Domon Y, et al.:Pharmazie. 2018;73(11):659-661
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