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通常、成人1日量エプラジノン塩酸塩として60~90mgを3回に分けて経口投与する。年齢・症状により適宜増減する。幼・小児においてはエプラジノン塩酸塩として下記量を1日量として3回に分けて経口投与する。6歳以上 10歳未満 30~45mg3歳以上 6歳未満 20~30mg
通常成人1回1錠(エプラジノン塩酸塩として30mg)を1日3回経口投与する。年齢・症状により適宜増減する。なお、エプラジノン塩酸塩としての通常の用法・用量は、成人1日60~90mgを3回の分割経口投与である。
1日あたりの錠数は下記を参考とする。下記量を3回に分けて経口投与する。
成人1日量
幼・小児1日量
3歳以上6歳未満
6歳以上10歳未満
5mg錠
12~18錠
4~6錠
6~9錠
20mg錠
3~4錠
30mg錠
3錠
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
授乳中の女性には、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
1~5%未満
0.1~1%未満
頻度不明
過敏症
過敏症状
消化器
食欲不振・悪心、下痢
嘔気・嘔吐、胃部不快感、腹痛
その他
頭痛
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
3H-エプラジノン塩酸塩10mg/匹をラットに経口投与した際の血中標識物質は、投与2時間後に最高となり、48時間後にはほぼ消失した。
非標識エプラジノン塩酸塩を経口投与した検討から、ラット尿、胆汁中、ウサギ及びヒトの尿中から共通の代謝物として1-(2-phenyl-2-ethoxy)ethyl piperazine、1-(2-phenyl-2-hydroxy)ethyl piperazine及びその抱合体が検出された。2)
時間(h)
尿中回収率(%)
未変化体
代謝物
0-2
0.39
0.28
2-4
0.83
0.42
4-6
0.82
6-8
0.65
0.32
8-10
0.54
0.34
10-12
0.35
12-24
0.45
0
0-24
4.22
2.10
6.32
国内で実施された臨床試験において本剤が投与された総症例605例における総有効率は79.0%(478例/605例)であった。かぜ症候群、急性気管支炎、肺炎等の急性呼吸器疾患に対する有効率は83.4%(266例/319例)であり、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核症等の慢性呼吸器疾患に対する有効率は71.5%(176例/246例)であった。
鎮咳作用は中枢性・非麻薬性であり、また、去痰作用は気道粘液溶解を主とする。
慢性呼吸器疾患患者から採取した喀痰にエプラジノン塩酸塩を添加し、細胞学的に検討した結果、酸性ムコ多糖類線維・DNA高含有線維の性状を変化させ、膨化・離断する作用により強い粘液溶解作用を示した(in vitro)。21)
慢性呼吸器疾患患者から採取した喀痰にin vitroでエプラジノン塩酸塩を添加し、回転粘度計法、Ostwald粘度計法、Hirsch変法、斜面法で検討した結果、明らかに粘稠度低下作用を示した。22),23),24),25)
マウスを用いて気道分泌液に対するエプラジノン塩酸塩の作用を検討した結果、明らかな気道分泌液増加作用が投与3時間後まで認められ、気道内に障害を惹起させた場合でも分泌液を増加させた。
モルモット、ネコ、イヌ等を用いた電気的刺激、機械的刺激、化学的刺激実験においてコデインリン酸塩水和物に匹敵する鎮咳作用を示した。27),28),29)
エプラジノン塩酸塩(Eprazinone Hydrochloride)(JAN)
1-(2-Phenyl-2-ethoxy)ethyl-4-(2-benzoyl)propylpiperazine dihydrochloride
C24H32N2O2・2HCl
453.45
白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦く、舌をわずかに麻痺する。熱湯にやや溶けやすく、水又は酢酸(100)にやや溶けにくく、メタノール、無水酢酸又はエタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
約197℃(分解)
(PTP:乾燥剤入り) 500錠(10錠×50)
(PTP:乾燥剤入り) 500錠(10錠×50)1000錠(10錠×100)(バラ:乾燥剤入り) 1000錠
(PTP:乾燥剤入り) 500錠(10錠×50)1000錠(10錠×100)
1) 高梨 茂,他:薬学雑誌.1975;1002-
2) 社内資料:日野原好和,他:レスプレンの吸収・分布・代謝・排泄(1974)
3) 坂井英一,他:診療と新薬.1972;585-587
4) 清水辰典,他:診療と新薬.1970;1681-1683
5) 社内資料:川村芳弘,他:鎮咳剤CG-B6K顆粒の試用成績(1971)
6) 社内資料:西川隆久:CG-B6Kの使用経験(1972)
7) 社内資料:光井庄太郎,他:鎮咳剤レスプレン錠の使用経験(1972)
8) 木村 仁,他:薬物療法.1971;1301-1303
9) 塩野 哲:新薬と臨牀.1972;265-267
10) 石田尚之,他:新薬と臨牀.1972;269-272
11) 吉田良一:基礎と臨床.1972;876-878
12) 社内資料:国分義行,他:小児の咳嗽に対するCG-B6Kの使用成績(1972)
13) 社内資料:山本正彦,他:1-(2-Phenyl-2-ethoxy)ethyl-4-(2-benzoyl)propyl piperazine Dihydrochlorideの鎮咳作用(1972)
14) 原 一夫,他:診療と新薬.1971;441-445
15) 社内資料:鈴木浩一,他:CG-B6K治験報告(1971)
16) 宮村守人,他:薬物療法.1971;1061-1062
17) 鈴木信也,他:新薬と臨牀.1972;273-275
18) 社内資料:増田忠司:CG-B6Kの使用経験(1972)
19) 社内資料:副島林造,他:1-(2-phenyl-2-ethoxy)ethyl-4-(2-benzoyl)propylpiperazine〔CG-B6K〕の鎮咳効果(1972)
20) 社内資料:志摩 清,他:塩酸エプラジノン〔1-(2-Phenyl-2-ethoxy)-ethyl-4-(2-benzoyl)propyl piperazine Dihydrochloride〕の喀痰融解作用(1972)
21) 長岡 滋,他:現代の診療.1974;
22) Bürgi, H. : Personal communication(1969)
23) 志摩 清,他:新薬と臨牀.1972;1667-1668
24) 宮川智秀,他:臨牀と研究.1973;3065-3067
25) 山木戸道郎,他:咳と痰:69(1982)羊土社
26) 社内資料:小島喜久男:気道内分泌液増加作用(1974)
27) 高山聰明,他:応用薬理.1968;314-322
28) Vacher, J. et al. : Arch. Int. Pharmacodyn.:1967:1-13
29) 社内資料:菅野 茂,他:鎮咳作用(1974)
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