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処方箋医薬品注)
血液障害、ショック等の重篤な副作用が起こることがあるので、他剤が無効又は使用できない場合にのみ投与を考慮すること。,
スルファメトキサゾール/トリメトプリムに感性の腸球菌属、大腸菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、インフルエンザ菌
肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフス
ニューモシスチス・イロベチー
ニューモシスチス肺炎、ニューモシスチス肺炎の発症抑制
通常、成人には1日量4錠(顆粒の場合は4g)を2回に分割し、経口投与する。ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。
通常、成人には1日量9~12錠(顆粒の場合は9~12g)を3~4回に分割し、経口投与する。通常、小児にはトリメトプリムとして1日量15~20mg/kgを3~4回に分割し、経口投与する。ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。
通常、成人には1日1回1~2錠(顆粒の場合は1~2g)を連日又は週3日経口投与する。通常、小児にはトリメトプリムとして1日量4~8mg/kgを2回に分割し、連日又は週3日経口投与する。
Ccr(mL/min)
推奨用量
30<Ccr
通常用量
15≦Ccr≦30
通常の1/2量
Ccr<15
投与しないことが望ましい
Ccr:クレアチニンクリアランス
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しない。血液障害を悪化させることがある。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しない。
葉酸欠乏を悪化させ、巨赤芽球性貧血を起こすことがある。
急性発作が起こるおそれがある。
減量等を考慮すること。血中濃度が持続する。,
肝障害を悪化させることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊娠中に本剤を単独又は併用投与された患者の児において、先天異常があらわれたとの報告がある。また、動物試験で催奇形作用が報告されている。(ラットに1200mg/kg/日以上を経口投与した群で骨格異常、内臓異常、外形異常が、マウスに3000mg/kg/日を経口投与した群で口蓋裂が認められている。)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳を通じて薬物が移行し、低出生体重児、新生児に高ビリルビン血症を起こすことがある。
低出生体重児、新生児には投与しないこと。高ビリルビン血症を起こすことがある。
用量に留意するなど慎重に投与すること。本剤は主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続するおそれがある。
メトトレキサートの作用を増強し、汎血球減少等があらわれることがある。
共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。
ピリメタミンとの併用により、巨赤芽球性貧血があらわれることがある。
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ジアフェニルスルホンとの併用により、血液障害(巨赤芽球性貧血、汎血球減少等)があらわれることがある。
共に葉酸代謝阻害作用を有するため、また、トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。
レパグリニドの血中濃度が上昇することがある。
トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。
これらの薬剤の血糖降下作用を増強し、低血糖症状があらわれることがある。
本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。
クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血があらわれることがある。
フェニトインの作用を増強することがある。
本剤がフェニトインの肝臓での代謝を抑制するためと考えられている。
腎機能障害が増強されることがある。
共に腎毒性を有するためと考えられている。
危険因子:特に腎移植後の患者
ジドブジンの毒性を増強し、顆粒球減少等があらわれることがある。
機序は不明である。
ガンシクロビルの腎クリアランスが12.9%減少し、消失半減期が18.1%延長し、トリメトプリムのCminが12.7%増加したとの報告がある。
ラミブジンのAUCが43%増加し、全身クリアランスが30%、腎クリアランスが35%減少したとの報告がある。
本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。
ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。
三環系抗うつ剤等の効果が減弱することがある。
これらの薬剤との併用により、高カリウム血症があらわれることがある。
共に血清カリウムを上昇させるためと考えられている。
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TTP(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、精神神経症状、発熱、腎機能障害)、HUS(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、急性腎障害)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、血漿交換等の適切な処置を行うこと。
初期症状:不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、浮腫等,
初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等
これらの電解質異常があらわれることがある。異常が認められた場合には投与を中止し、電解質補正等の適切な処置を行うこと。特に本剤を高用量で投与する場合(ニューモシスチス肺炎の治療)は、十分に注意すること。,
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。これに伴い急激に腎機能が悪化し、急性腎障害等の重篤な症状に至ることがある。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
血液
顆粒球減少
血小板減少
過敏症
発疹、そう痒感
紅斑
水疱、蕁麻疹、光線過敏症
皮膚
皮膚血管炎(白血球破砕性血管炎、IgA血管炎等)
消化器
食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、便秘、腹痛、胃不快感、舌炎、口角炎・口内炎
口渇
血便
肝臓
AST上昇、ALT上昇
黄疸、Al-P上昇
腎臓
腎障害(BUNの上昇、血尿等)
精神神経系
頭痛
めまい・ふらふら感、しびれ感
ふるえ、脱力・倦怠感、うとうと状態
その他
発熱・熱感
血圧下降、胸内苦悶、発汗、血色素尿
関節痛、筋(肉)痛、ぶどう膜炎、血圧上昇、動悸、顔面潮紅、浮腫
嘔気、嘔吐、下痢、精神神経系症状(頭痛、めまい等)、結晶尿、血尿等があらわれることがある。
症状に応じて、強制利尿による腎排泄の促進、血液透析(腹膜透析は有効ではない)等を行う。
動物試験(ラット)で、甲状腺腫並びに甲状腺機能異常を起こすことがある。
健康成人男子4例にバクトラミン配合錠2錠(トリメトプリム:160mg、スルファメトキサゾール:800mg)を単回経口投与したときの血中濃度は以下のとおりであった。5)
投与量
例数
Cmax(μg/mL)
t1/2(hr)
SMX
2錠
4
50.2
9
TMP
1.9
健康成人男子6例にバクトラミン配合錠2錠(トリメトプリム:160mg、スルファメトキサゾール:800mg)を経口投与したときの尿中濃度は内服後3~6時間でトリメトプリム約150μg/mL、スルファメトキサゾール約300μg/mL、9~12時間では、それぞれ約100μg/mL、約200μg/mLであった。また、内服後48時間の尿中排泄率はトリメトプリム約80%、スルファメトキサゾール約85%であった。
トリメトプリムは肝代謝酵素CYP2C89)と有機カチオントランスポーター2(OCT2)10)を阻害する(in vitro)。また、スルファメトキサゾールはCYP2C99)を阻害する(in vitro)。,
本剤の配合2成分は細菌の葉酸代謝経路の連続した2ヵ所をそれぞれ阻害する。すなわち、スルファメトキサゾールはパラアミノ安息香酸と競合してジヒドロ葉酸の合成を阻害し、トリメトプリムはジヒドロ葉酸からテトラヒドロ葉酸への還元過程を阻害する。11),12),13)
本剤は成分単独で作用させた場合に比べて、相乗的な抗菌作用の増大が認められる。緑膿菌を除くグラム陽性菌・陰性菌のほとんどに抗菌力を示す。グラム陽性菌、グラム陰性菌(大腸菌、クレブシエラ、エンテロバクター、プロテウス、インフルエンザ菌、赤痢菌、チフス菌)の臨床分離株に感受性を示す。11),12),13)
トリメトプリム(Trimethoprim)(JAN)
2,4-Diamino-5-(3,4,5-trimethoxybenzyl)-pyrimidine
C14H18N4O3
290.32
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。酢酸(100)に溶けやすく、希酢酸、メタノール又はクロロホルムにやや溶けにくく、エタノール(95)又はアセトンに溶けにくく、水に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
199~203℃
スルファメトキサゾール(Sulfamethoxazole)(JAN)
4-Amino-N-(5-methylisoxazol-3-yl)benzenesulfonamide
C10H11N3O3S
253.28
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。N,N-ジメチルホルムアミドに極めて溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水に極めて溶けにくい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。光によって徐々に着色する。
169~172℃
遮光して保存すること。
開缶後は吸湿に注意すること。
100錠(PTP10錠×10)
100g(缶)
1) 厚生労働省健康局結核感染症課編:抗微生物薬適正使用の手引き
2) Rieder,J.,et al.:Antibiot.Chemother.1974;18:148-198
3) T.T.Yoshikawa:JAGS.1990;38:1353-1372
4) 厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
5) 大久保一衛,他:Chemotherapy.1973;21:241-245
6) Craig,W.A.,et al.:Ann.Intern.Med.1973;78:491-497
7) Nissenson,A.R.,et al.:Am.J.Nephrol.1987;7:270-274
8) Walker,S.E.,et al.:Perit.Dial.Int.:1989;9:51-55
9) Wen,X.,et al.:Drug Metab Dispos.:2002;30:631-635
10) Jung,N.,et al.:Drug Metab Dispos.2008;36:1616-1623
11) 五島瑳智子,他:Chemotherapy.1973;21:77-87
12) 中澤昭三,他:Chemotherapy.1973;21:88-103
13) 吉田弘嗣,他:Chemotherapy.1973;21:170-174
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