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ガラクトース血症の患者[本剤はガラクトース(1%以下)及び乳糖(1%以下)を含有する。]
通常、成人1日量19.5~39.0gを高アンモニア血症の場合3回、産婦人科術後の排ガス・排便の目的には朝夕2回に分けて経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
小児便秘症の場合、通常1日0.33~1.30g/kgを3回に分けて経口投与する。投与量は便性状により適宜増減する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)
消化器系副作用が増強される可能性がある。
α-グルコシダーゼ阻害剤により増加する未消化多糖類及びラクツロースは、共に腸内細菌で分解されるため、併用により腸内ガスの発生や下痢等が増加する可能性がある。
5%以上
0.1~5%未満
消化器
下痢注2)
悪心、嘔吐、腹痛、腹鳴、鼓腸、食欲不振等
健康成人5例にラクツロースシロップ剤30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、吸収されたラクツロースは4時間で最高血中濃度(平均56.8μg/mL)となり、12時間後の血中にはほとんど検出されなかった1)。また、7~10歳の健康小児4例にラクツロースシロップ剤0.5mL/kg(ラクツロースとして325mg/kg)を経口投与した結果、吸収されたラクツロースは4時間で最高血中濃度(平均85.5μg/mL)となった2)。
健康成人5例にラクツロースシロップ剤30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、ラクツロースの吸収は極めて微量であった1)。また、7~10歳の健康小児4例にラクツロースシロップ剤0.5mL/kg(ラクツロースとして325mg/kg)を経口投与した結果、成人の場合と同様ラクツロースとしての吸収は極めて微量であった2)。
健康成人5例にラクツロースシロップ剤30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、尿中排泄は0~4時間で最高(93.0±30.6mg/4hr)となり、12時間で投与量の0.65%が未変化のまま排泄された1)。また、7~10歳の健康小児4例にラクツロースシロップ剤0.5mL/kg(ラクツロースとして325mg/kg)を経口投与した結果、尿中排泄は0~4時間で最高(50.9±26.2mg/4hr)となり、12時間で投与量の1.01%が未変化のまま排泄された2)。
評価対象35例中の臨床症状有効率は94.3%(33/35例)であり、副作用は悪心が1例に認められた3)。
評価対象46例中の排ガスに関する有効率は50.0%(23/46例)、排便に関する有効率は89.1%(41/46例)であり、副作用は下痢が2例、腹痛と嘔気が各1例に認められた4)。
評価対象19例中の排便に関する改善率は63.2%(12/19例)、随伴症状改善率は57.9%(11/19例)であり、これらより評価した総合改善率は73.7%(14/19例)であった。副作用は下痢が1例に認められた5)。
ラクツロース(Lactulose)(JAN)
β-D-Galactopyranosyl-(1→4)-D-fructose
C12H22O11
342.30
結晶性ラクツロースは、白色~微黄色の結晶性の粉末である。水及びホルムアミドに溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
着色度が進むことがあるので、高温を避けて保存すること。
200g(プラスチック容器)6.5g(分包)×84包(21包×4)9.8g(分包)×56包(14包×4)
1) 日野原好和, 他. 応用薬理. 1974;8(4):417-20.
2) 小林昭夫, 他. 小児科臨床. 1977;30(8):1419-23.
3) 林茂樹, 他. 診療と新薬. 1999;36(5):383-97.
4) 矢島正純, 他. 臨床婦人科産科. 1997;51(12):1359-64.
5) 辻敦敏, 他. 小児科診療. 1998;61(3):451-9.
6) Hoffmann K, et al. Klin Wochenschr. 1964;42(3):126-30.
7) Hoffmann K, et al. Schweiz Med Wochenschr. 1969;99(16):608-9.
8) 柿本守夫, 他. 産婦人科の世界. 1978;30(5):531-9.
9) Vince A, et al. Gut. 1973;14(3):171-7.
10) Castell DO, et al. Gastroenterology. 1971;60(1):33-42.
11) 満谷夏樹, 他. 肝臓. 1973;14(12):761-71.
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