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劇薬
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、症候性神経痛
ケトプロフェンとして、通常、成人には1回50~75mgを1日1~2回直腸内に挿入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
消化性潰瘍を再発させることがある。
本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能又は効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もある。
血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。
血小板機能低下が起こることがあるので、出血傾向を助長することがある。
心機能を悪化させるおそれがある。
アスピリン喘息を誘発することがある。
症状が悪化するおそれがある。
必要に応じて適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。感染症を不顕性化するおそれがある。
投与しないこと。プロスタグランジン生合成抑制作用による腎血流量の低下等により、腎機能障害を悪化させるおそれがある。
腎機能障害を悪化又は再発させるおそれがある。
投与しないこと。肝機能障害を悪化させるおそれがある。
肝機能障害を悪化又は再発させるおそれがある。
投与しないこと。外国で妊娠後期の女性に投与したところ、胎児循環持続症(PFC)、胎児腎不全が起きたとの報告がある。また、動物実験(ラット)で周産期投与による分娩遅延、妊娠末期投与による胎児の動脈管収縮が報告されている。
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与する際には、必要最小限にとどめ、羊水量、胎児の動脈管収縮を疑う所見を妊娠週数や投与日数を考慮して適宜確認するなど慎重に投与すること。ケトプロフェンの外皮用剤を妊娠中期の女性に使用し、羊水過少症が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(全身作用を期待する製剤)を妊娠中期の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
副作用の発現に特に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど必要最小限の使用にとどめ慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
シプロフロキサシン
痙攣を起こすことがある。
シプロフロキサシンのGABA受容体結合阻害作用が併用により増強され、中枢神経系の興奮性を増大すると考えられる。
ニューキノロン系抗菌剤(シプロフロキサシンは併用禁忌)
痙攣を起こすおそれがある。
ニューキノロン系抗菌剤のGABA受容体結合阻害作用が併用により増強され、中枢神経系の興奮性を増大すると考えられる。
メトトレキサート
メトトレキサートの作用が増強されることがあるので、必要があれば減量すること。
プロスタグランジン生合成阻害作用により腎血流が減少し、メトトレキサートの腎排泄を減少させ、メトトレキサートの血中濃度を上昇させると考えられる。
リチウム製剤
リチウム中毒を起こすおそれがあるので、必要があれば減量すること。
プロスタグランジン生合成阻害作用によりリチウムの腎排泄を減少させ、リチウムの血中濃度を上昇させると考えられる。
クマリン系抗凝血剤
抗凝血作用を増強することがあるため、必要があれば減量すること。
プロスタグランジン生合成阻害作用により血小板凝集が抑制されるため、また、ワルファリンの蛋白結合と競合し、遊離型ワルファリンが増加するためと考えられる。
血小板凝集抑制作用を有する薬剤
出血傾向を助長するおそれがある。
相互に作用を増強すると考えられる。
選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)
消化管出血のおそれがある。
チアジド系利尿剤
利尿・降圧作用を減弱させるおそれがある。
プロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの体内貯留が生じ、利尿剤の水、ナトリウム排泄作用に拮抗するためと考えられる。
カリウム保持性利尿剤
本剤との併用により、降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症が発現するおそれがある。
本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害によるためと考えられている。
エプレレノン
ACE阻害剤
A-Ⅱ受容体拮抗剤
腎機能が悪化している患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。
機序不明
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難等)があらわれることがある。
心筋梗塞、脳血管障害等の心血管系血栓塞栓性事象があらわれることがある1)。
0.1~1%未満注1)
0.1%未満注1)
頻度不明注1)
過敏症
発疹、そう痒感
消化器
下痢、腹痛、直腸粘膜の刺激症状、悪心・嘔吐、便秘
消化性潰瘍、胃腸出血、食欲不振、口渇、消化不良、胃部不快感、口内炎
肝臓
AST、ALTの上昇
血液注2)
貧血、顆粒球減少、白血球減少、血小板減少
血小板機能低下(出血時間の延長)
精神神経系
めまい、頭痛、眠気、不眠
その他
浮腫、倦怠感
本剤はできるだけ排便後に投与すること。
非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的な不妊が認められたとの報告がある2),3),4),5)。
ケトプロフェン坐剤50mg「JG」とメナミン坐剤50を、クロスオーバー法によりそれぞれ1個(ケトプロフェンとして50mg)健康成人男子に空腹時直腸内投与して血漿中ケトプロフェン濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された6)。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUC0-24(μg・hr/mL)
Cmax(μg/mL)
Tmax(hr)
ケトプロフェン坐剤50mg「JG」
9.89±0.55
3.66±0.18
1.2±0.1
メナミン坐剤50
9.58±0.50
3.57±0.17
1.1±0.1
(Mean±S.E.,n=12)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
ケトプロフェン坐剤75mg「JG」とメナミン坐剤75を、クロスオーバー法によりそれぞれ1個(ケトプロフェンとして75mg)健康成人男子に空腹時直腸内投与して血漿中ケトプロフェン濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された7)。
ケトプロフェン坐剤75mg「JG」
15.47±0.84
5.61±0.24
1.4±0.1
メナミン坐剤75
15.69±0.54
5.30±0.28
ケトプロフェンはそのほとんどがグルクロン酸抱合体として速やかに尿中に排泄される。尿中排泄率は12時間で60~70%であった8)。
ケトプロフェンの抗炎症鎮痛作用の主な作用機序として、(1)ブラジキニン遊離抑制作用(ラット)、(2)プロスタグランジン合成抑制作用、(3)タンパク熱変性抑制作用及び溶血阻止作用、(4)血管透過性亢進抑制作用(ウサギ)、(5)白血球遊走阻止作用等が考えられている9),10),11),12)。
ケトプロフェンは直腸内投与により、カラゲニン足蹠浮腫(ラット)、紫外線紅斑(モルモット)及び血管透過性亢進(マウス)のいずれにおいても経口投与時とほぼ同等の強い抑制作用を示した13)。
ケトプロフェンは直腸内投与により、マスタード足蹠浮腫(ラット)、肉芽増殖(ラット)に対して優れた抑制効果を示した13)。
ケトプロフェンは直腸内投与により、酢酸ストレッチング法(マウス)、Haffner変法(マウス)及びRandall & Selitto法(ラット)において、経口投与時とほぼ同等の鎮痛作用を示した13)。
ケトプロフェン(Ketoprofen)
(2RS)-2-(3-Benzoylphenyl)propanoic acid
C16H14O3
254.28
白色の結晶性の粉末である。メタノールに極めて溶けやすく、エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、水にほとんど溶けない。エタノール(99.5)溶液(1→100)は旋光性を示さない。光によって微黄色になる。
94~97℃
アルミピロー包装開封後は、遮光して保存すること。
1) **データベース調査結果の概要(NDBを用いた非ステロイド性抗炎症薬による心血管系イベント発現のリスク評価):https://www.pmda.go.jp/files/000270714.pdf
2) Mendonca, L. L. F., et al.:Rheumatology. 2000;39:880-882
3) Akil, M., et al.:British Journal of Rheumatology. 1996;35:76-78
4) Smith, G., et al.:British Journal of Rheumatology. 1996;35:458-462
5) Calmels, C., et al.:Revue du Rhumatisme[Engl. Ed.]. 1999;66(3):167-168
6) 社内資料:生物学的同等性試験(50mg)
7) 社内資料:生物学的同等性試験(75mg)
8) 石崎高志 他:Eur. J. Clin. Pharmacol. 1980;18:407-414
9) 猪木令三 他:薬理と治療. 1978;6(2):371-378
10) Guyonnet, J. C., et al:Rheumatology and Rehabilitation(A Symposium on Ketoprofen). 1976;supple:11-14
11) 鶴見介登 他:日本薬理学雑誌. 1977;73:633-650
12) 向出惇 他:日本薬理学雑誌. 1975;71:553-558
13) 平松保造 他:基礎と臨床. 1982;16(3):1232-1238
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