当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
1日2~3回適量を患部に塗布、あるいは被髪部全体にふりかけ軽くマッサージする。
1日3~4回適量を患部に塗布する。
塗布直後に全身発汗、それに伴う悪寒、戦慄、嘔気、嘔吐等があらわれることがあるので、異常が認められた場合には使用を中止し、水等で洗い流すこと。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
一過性の発赤、そう痒感
アセチルコリン様作用
刺激痛、局所発汗、熱感
全身性の発汗、それに伴う悪寒、戦慄、嘔気、嘔吐
湯あがりのあと等に使用すると副作用が強くあらわれる傾向がある。なお、副作用があらわれたときは、使用部位を水等で洗い流すこと。
1mL中カルプロニウム塩化物10mgを含有するアルコール性溶液注1)(カルプロニウム塩化物外用液5%の1/5倍溶液)を内径1.5cmのポリエチレンキャップに入れ健康成人の前腕にはりつけた場合、1時間後及び3時間後の経皮吸収率はそれぞれ5.4%、15.3%であった1)。
注1)本剤の承認された製剤濃度は5%である。
カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」とフロジン外用液5%を健康成人男子の前腕内側部にそれぞれ1mL(カルプロニウム塩化物として50mg)ポリエチレン製カップに入れ貼付し、塗布後の経皮吸収について比較検討した。両剤とも同様の経皮吸収率が認められ、生物学的に同等であった2)。
1日最低4回以上注2)患部に塗布、原則として1~2ヵ月以上使用した臨床試験において、カルプロニウム塩化物外用液の有用性が認められた3)。
疾患名
やや有効以上/総症例
有効率(%)
脱毛症(円形、多発性、悪性、びまん性)
25/40
62.5
1日最低3回以上注2)患部に塗布、1ヵ月以上(ただし、粃糠性脱毛症は1週間以上)使用した臨床試験において、カルプロニウム塩化物外用液の有用性が認められた4)。
有効以上/総症例
脱毛症(円形、多発性、悪性、粃糠性)
66/87
75.9
1日最低4回以上注3)患部に塗布、原則として1~2ヵ月以上使用した臨床試験において、カルプロニウム塩化物外用液の有用性が認められた3)。
尋常性白斑
9/20
45.0
注2)本剤の承認された用法及び用量は「1日2~3回適量を患部に塗布、あるいは被髪部全体にふりかけ、軽くマッサージする」である。注3)本剤の承認された用法及び用量は「1日3~4回適量を患部に塗布する」である。
カルプロニウム塩化物の局所血管拡張作用を円形脱毛症をはじめ各種脱毛症における脱毛防止、発毛促進及び乾性脂漏、尋常性白斑の治療に応用した局所用薬剤である。
カルプロニウム塩化物の局所血管拡張作用は、アセチルコリンの約10倍である(ウサギ)5)。
カルプロニウム塩化物は、皮膚浸透性がよく、またアセチルコリンと異なりコリンエステラーゼに抵抗性があるため、作用は持続的である1)。
カルプロニウム塩化物(Carpronium Chloride)
4-Methoxy-N,N,N-trimethyl-4-oxobutan-1-aminium chloride
C8H18ClNO2
195.69
白色の結晶または結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがある。水に極めて溶けやすく、エタノール(95)またはクロロホルムに溶けやすい。極めて吸湿性である。
ポリエチレン製容器 30mL×12本
1) 岩間勝広ほか:日本生理学雑誌 1966;28(2):53-58
2) 社内資料:生物学的同等性試験
3) 藤浪得二ほか:皮膚 1968;10(1):76-90
4) 伊崎正勝ほか:皮膚 1968;10(2):237-242
5) 武田克之ほか:皮膚と泌尿 1966;28(5):719-732
佐藤製薬株式会社 医薬事業部
〒107-0051 東京都港区元赤坂1丁目5番27号
フリーダイヤル 0120-310-656
長生堂製薬株式会社
徳島市国府町府中92番地
佐藤製薬株式会社
東京都港区元赤坂1丁目5番27号
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.