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処方箋医薬品注)
通常成人には、グルタチオンとして1回100~200mgを溶解液にて溶解し1日1回筋肉内又は静脈内に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
顔面蒼白、血圧低下、脈拍の異常等の症状があらわれることがある。
0.1%未満
過敏症
発疹等
消化器
食欲不振、悪心・嘔吐等
溶解後直ちに使用すること。
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
ラットに35S-glutathione(35S-GSH)を静脈内投与すると、血液中の放射能活性は投与後1及び5時間で血漿部分に分布した。24時間では血漿及び血球部分にほぼ同様に分布しており、7日目では逆に放射能活性の大部分は血球中に見出された。また、24時間での血漿中の放射能活性は90%が蛋白部分に存在した1)。
ラットに35S-glutathione(35S-GSH)を静脈内投与すると、GSHは短時間に各臓器によく分布し、なかでも肝臓、腎臓、皮膚、脾臓等には高濃度に分布した。心臓、骨格筋、脳では単位重量あたりの放射能活性の分布は少なかったが、経時的減少はゆるやかであった1)。
ラットに35S-glutathione(35S-GSH)を静脈内投与すると、尿中へは、7日後までに、投与された放射能活性の24±4.2%が排泄された1)。
国内で実施された臨床試験成績の概要は下記の通りである。
疾患名
有効率(やや有効以上)
中毒(薬物中毒、自家中毒、農薬中毒、金属中毒等)
90.6%(174/192)
肝疾患
慢性肝炎等
76.8%(929/1,210)
慢性肝疾患に対する比較試験の結果、肝機能改善効果が認められた2)。
皮膚疾患
急・慢性湿疹、蕁麻疹、皮膚炎等アレルギー性皮膚炎
78.8%(510/647)
肝斑など色素沈着症
59.6%(87/146)
妊娠中毒(妊娠悪阻、晩期妊娠中毒症)
84.9%(214/252)
眼疾患(角膜疾患)
86.5%(96/111)
放射線障害
グルタチオンの生物学的な活性は、作用機構の面からSH基の酸化還元反応が関与する反応と、酸化還元反応とは無関係に関与する反応とに大別され、後者は、助酵素的な役割を果たす反応、メルカプツール酸の生成及びその他の解毒機構への関与、SH酵素又はその他の細胞成分の保護あるいは活性化、細胞分裂・細胞の増殖等における何らかの役割を果たすとされている5)。
グルタチオンは、ラットのメチル水銀中毒、ヒトの鉛中毒、ヒトの有機燐剤中毒、マウス及びラットの亜硫酸ガス中毒を改善する6),7),8),9)。
グルタチオンは、ラットの四塩化炭素肝障害及びエチオナミド脂肝を改善し、マウスのアセトアミノフェン肝障害及び家兎のハローセン肝障害を改善することが報告されている10),11),12),13)。
グルタチオンは、マウス及びラットにおいて放射線障害を防止する14),15)。
グルタチオンは、in vitroにおいてヒスタミン遊離を抑制し、家兎の実験的皮膚炎を改善する。また、in vitroにおいて、メラニン生成阻害作用が報告されている16),17)。
グルタチオンは家兎のアレルギー性角膜炎を改善することが報告されている18)。
グルタチオン(Glutathione)
(2S)-2-Amino-4-[1-(carboxymethyl)carbamoyl-(2R)-2-sulfanylethylcarbamoyl]butanoic acid
C10H17N3O6S
307.32
白色の結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
約185℃(分解)
50管
1) 塩原有一 他:Glutathione in Medicine. 診断と治療社.1972:93-105
2) 鈴木 宏 他:肝臓. 1973; 14(12):738-752
3) 須川 佶 他:癌の臨床. 1975; 21(11):910-920
4) 山本 馨 他:癌の臨床. 1974; 20(11):958-970
5) 早石 修 他:診断と治療社. 1969:1-37
6) 小川栄一 他:災害医学. 1972; 15(3):222-228
7) Nakao, K. et al.:Clin. Chim. Acta. 1968; 19:319-325
8) 工藤尚義:日本農村医学会誌. 1972; 21(3):340-351
9) 大島秀彦 他:診療と新薬. 1970; 7(8):1487-1490
10) 荒島真一郎:医学のあゆみ. 1969; 70(10):481-483
11) 山村雄一 他:綜合臨牀. 1966; 15(9):1450-1453
12) Benedetti, M. S. et al.:J. Pharm. Pharmacol. 1975; 27:629-632
13) 岩井 浩 他:薬理と治療. 1974; 2(1):23-38
14) 安河内浩 他:日本医学放射線学会雑誌. 1967; 27(6):691-696
15) 堀内淳一 他:日本医学放射線学会雑誌. 1967; 27(3):265-271
16) Jokay, I:Experientia. 1964; 20:315-316
17) 清寺 真:診断と治療社. 1969:191-214
18) 本多捷郎:臨床眼科. 1971; 25(1):101-115
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