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処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
セフチゾキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ・メラニノジェニカ
急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎
「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
通常、小児に体重kg当りセフチゾキシムとして1日20~70mg(力価)を、3~4回に分けて肛門内に挿入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
観察を十分に行うこと。ビタミンK欠乏症状があらわれることがある。
腎障害の程度に応じて投与量を減量し、投与の間隔をあけて使用すること。血中濃度が持続する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
ワルファリンカリウム
ワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。ただし、本剤に関する症例報告はない。
腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある。
利尿剤
腎障害が増強されるおそれがある。
機序は明らかではないが、他のセフェム系抗生物質で、腎障害が増強されるとの報告がある。
不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等があらわれることがある。
汎血球減少、無顆粒球症(初期症状:発熱、咽頭痛、頭痛、倦怠感等)、溶血性貧血(初期症状:発熱、ヘモグロビン尿、貧血症状等)、血小板減少(初期症状:点状出血、紫斑等)があらわれることがある。
黄疸(0.1%未満)、AST、ALT、Al-Pの上昇(各0.1~5%未満)等があらわれることがある。
急性腎障害等の重篤な腎障害(0.1%未満)があらわれることがある。
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満)があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎(0.1%未満)、PIE症候群(0.1%未満)等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることが報告されているので、観察を十分に行い、発熱、頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
0.1~5%未満
0.1%未満
過敏症
発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、発熱
リンパ腺腫脹、しびれ
血液
顆粒球減少、好酸球増多
貧血
消化器
下痢、排便感、腹痛
悪心、嘔吐
菌交代症
口内炎、カンジダ症
ビタミン欠乏症
ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)
その他
投与局所の疼痛
投与局所のびらん、頭痛
本剤はできるだけ排便後に用いるよう指導すること。
患児に本剤125mg(平均11.1mg/kg)、250mg(平均15.8mg/kg)を直腸内に投与したとき、血清中濃度ピーク値はそれぞれ6.01μg/mL(投与15分後)、8.59μg/mL(投与30分後)を示した。また、血清中濃度半減期は1.21時間(125mg投与時)、1.33時間(250mg投与時)であった2)。
患児に本剤250mg(平均10.4mg/kg)を直腸内投与したときの扁桃組織内濃度は2.73μg/g(投与30分後)であった3)。
患児に本剤125mg(平均5.2mg/kg)、250mg(平均9.2mg/kg)を直腸内投与したときの尿中回収率(投与後6時間まで)は、それぞれ31.4%、32.2%であった。また、投与後2時間までの尿中濃度は270.8μg/mL(125mg投与時)、622.7μg/mL(250mg投与時)であった4)。
肺炎球菌、インフルエンザ菌等による気管支炎、肺炎に対する有効率はそれぞれ94.3%(50/53例)、96.1%(74/77例)であった2),5)。
小児細菌性肺炎を対象としてセフチゾキシムナトリウム静注剤を対照薬にした比較試験で、本剤は静注剤と同等の有効性が確認された2),5)。
大腸菌、クレブシエラ属等による尿路感染症(腎盂腎炎、膀胱炎)に対する有効率は92.2%(47/51例)であった2),5)。
作用機序は細菌細胞壁の合成阻害であり、ペニシリン結合蛋白(PBP)の1bに最も強い親和性を有し、次いで1a、3である。また、グラム陰性菌の外膜透過性は良好である6),7),8)。
セフチゾキシムナトリウム(Ceftizoxime Sodium)
Monosodium(6R,7R)-7-[(Z)-2-(2-aminothiazol-4-yl)-2-(methoxyimino)acetylamino]-8-oxo-5-thia-1-azabicyclo[4.2.0]oct-2-ene-2-carboxylate
C13H12N5NaO5S2
405.38
白色~淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。水に極めて溶けやすく、メタノールに溶けにくく、エタノール(95)にほとんど溶けない。
20個[5個(プラスチックコンテナ)×4]
1) 厚生労働省健康局結核感染症課編:抗微生物薬適正使用の手引き
2) Jpn. J. Antibiot. 1985;38(10):Ceftizoxime坐剤特集Ⅰより集計
3) 木下治二 他:Jpn. J. Antibiot. 1985;38(10):3070-3076
4) 本廣 孝 他:Jpn. J. Antibiot. 1985;38(10):3013-3056
5) 藤井良知 他:Jpn. J. Antibiot. 1986;39(5):1279-1296
6) 高乗 仁 他:日本化学療法学会雑誌. 1980;28(6):848-851
7) 横田 健 他:日本化学療法学会雑誌. 1980;28(S-5):44-49
8) Takata, N. et al.:Antimicrob. Agents Chemother. 1981;19(3):397-401
9) 渡辺邦友 他:日本化学療法学会雑誌. 1980;28(S-5):50-57
10) 西野武志 他:日本化学療法学会雑誌. 1980;28(S-5):58-82
11) 上田 泰 他:日本化学療法学会雑誌. 1980;28(S-5):247-263
12) 西田 実 他:日本化学療法学会雑誌. 1980;28(S-5):83-97
13) 三橋 進:日本化学療法学会雑誌. 1980;28(S-5):1-6
14) 横田 健 他:日本化学療法学会雑誌. 1980;28(S-5):38-43
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