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日本薬局方
チアミン塩化物塩酸塩注射液
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
チアミン塩化物塩酸塩として、通常、成人1日1~50mgを皮下、筋肉内または静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意すること。外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99〜234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある。本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発疹等
血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
チアミン(ビタミンB1)はATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用を現す。糖質、タンパク質、脂質代謝で、また、TCAサイクルの関門として重要な位置を占めるピルビン酸の脱炭酸反応やTCAサイクル内のα-ケトグルタル酸の脱炭酸反応に関与している。また、トランスケトラーゼの補酵素として五炭糖リン酸回路での糖代謝や核酸代謝にも関与している1)。
チアミン塩化物塩酸塩(Thiamine Chloride Hydrochloride)
3-(4-Amino-2-methylpyrimidin-5-ylmethyl)-5-(2-hydroxyethyl)-4-methylthiazolium chloride monohydrochloride
C12H17ClN4OS・HCl
337.27
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又は僅かに特異なにおいがある。水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくい。結晶多形が認められる。
約245℃(分解)
外箱開封後は遮光して保存すること。
1mL×200管 ガラスアンプル
1) 第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店.2021:C-3188-3195
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