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本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、便秘などの胃腸運動機能障害、術後腸管麻痺については効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない
チアミンジスルフィドとして、通常成人1回1~10mg、1日1~3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
頻度不明
過敏症
過敏症状
消化器
悪心、嘔吐 等
その他
軽度のかゆみ、口内不快感 等
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
チアミンジスルフィドが還元されたチアミンは、ATP存在下でthiamine diphosphate に変換し、生理作用を現す。糖質、タンパク質、脂質代謝で、また、TCAサイクルの関門として重要な位置を占めるピルビン酸の脱炭酸反応やTCAサイクル内のα-ケトグルタル酸の脱炭酸反応に関与している1)。
ウサギを用いてEichholtz-Slyzis法により行った鎮痛作用の比較実験においてTDSはチアミンの4~5倍の効果を示す2)。
ラットを用いた実験で抗炎症剤の作用を増強したとの報告がある3)。
チアミンジスルフィド(Thiamine Disulfide)
N,N ’-{Dithiobis[2-(2-hydroxyethyl)-1-methyl-2,1-ethenediyl]}bis{N -[(4-amino-2-methyl-5-pyrimidinyl)methyl]formamide}
C24H34N8O4S2
562.71
白色~淡黄白色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。エタノール(95)に溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸又は希硝酸に溶ける。飽和水溶液はほぼ中性である。
外箱開封後は光を避けて保存すること。
PTP:100錠(10 錠×10)、1,000錠(10 錠×100)
バラ[缶]:1,200錠
1) 第十八改正日本薬局方解説書. 廣川書店;2021:C3188-C3195
2) Zima, O. et al.:Arzneim.-Forsch. 1956;6, 623
3) 山上一香他, ビタミン 1969;39, 244
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