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下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
1日2回患部に貼付する。
重症喘息発作を誘発するおそれがある。
感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
0.1~5%未満
0.1%未満
皮膚
発赤、そう痒、発疹、かぶれ
ヒリヒリ感、腫脹
健康成人男性6名の背部に薬剤4枚(インドメタシン96mg/枚注1))を12時間貼付したところ、インドメタシンの平均血漿中濃度は経時的に増加し、最高値は薬剤剥離時で14.9ng/mLとなった。薬剤剥離後は、生物学的半減期約11時間で減少した1)。
健康成人男性3名の大腿部前面に薬剤2枚(インドメタシン96mg/枚注1))を1日2回、28日間連続して貼付したところ、インドメタシンの平均血漿中濃度は、貼付1日目で6.2ng/mLを示し、以後28日目まで7ng/mL前後の濃度で維持した。薬剤剥離後3日目には約1/4まで低下した1)。
人工膝関節全置換術が予定されている患者6名の膝に薬剤1枚(インドメタシン96mg/枚注1))を1日2回、数日間連続貼付したところ、各組織内濃度は次の通りで、貼付した深部へ分布し血清中より高濃度であった2)。
組織
皮下組織
関節包滑膜
滑膜
血清
インドメタシン
ng/g(組織)又はng/mL(血清)
20.7
21.6
19.0
1.33
健康成人男性6名の背部に薬剤4枚(インドメタシン96mg/枚注1))を12時間貼付し、貼付開始後120時間まで遊離体および遊離体を含む抱合体の尿中排泄量を測定したところ、累積排泄量の平均は約400μgで、その90%程度は48時間までに排泄された1)。
健康成人男性3名の大腿部前面に薬剤2枚(インドメタシン96mg/枚注1))を1日2回、28日間連続して貼付し、貼付開始後31日目まで遊離体および遊離体を含む抱合体の尿中排泄量を測定したところ、1日目の平均値は67.6μg、7日目には212μgに達し、以後28日目に薬剤剥離まで200~250μgの排泄量を示した。薬剤剥離後3日目には剥離時の1/5程度に減少した1)。
変形性膝関節症を有しX線所見上少なくとも骨棘形成が認められ明らかな疼痛・炎症症状を有する患者に対し、基剤を対照として、1回1枚、1日2回4週間患部に貼付した二重盲検試験の結果、最終全般改善度での改善率は72.4%(71/98例)を示し、有用度でも有用率70.4%(81/115例)であり、本剤の有用性が認められた3)。副作用発現頻度は薬剤投与群で5.6%(7/126例)であった。副作用は発赤(7例)、そう痒(5例)であった。
打撲・挫傷、捻挫などの一般外傷を有し明らかな疼痛・炎症症状を有する患者に対し、インドメタシン軟膏との比較臨床試験の結果、最終全般改善度での改善率87.4%(76/87例)を示し、有用度でも有用率81.8%(72/88例)であり、本剤の有用性が認められた4)。副作用発現頻度は薬剤投与群で7.3%(7/96例)であった。主な副作用は、かぶれ、発赤、そう痒が各(2例)であった。
インドメタシンは炎症のケミカルメディエーターであるプロスタグランジン(PG)の生合成を阻害することによって抗炎症作用を現す。PGは細胞膜の構成脂質であるアラキドン酸から生合成され、その律速酵素はシクロオキシゲナーゼ(COX)であるが、非ステロイド性抗炎症薬のPG生合成阻害機序はこのCOXの阻害である。
炎症足圧痛抑制試験(ラット)でも著明な鎮痛作用を示し、インドメタシン軟膏とほぼ同等であった5)。
インドメタシン(Indometacin)
[1-(4-Chlorobenzoyl)-5-methoxy-2-methyl-1H-indol-3-yl]acetic acid
C19H16ClNO4
357.79
本品は白色~淡黄色の微細な結晶性の粉末である。本品はメタノール、エタノール(95)又はジエチルエーテルにやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。本品は光によって着色する。本品は結晶多形が認められる。
155~162℃
280枚(7枚入×40袋)、560枚(7枚入×80袋)
1) 岩倉泰一郎他.: 薬理と治療. 1986; 14: 1357-1365
2) 辻本正記他.: 薬理と治療. 1986; 14: 4221-4224
3) 青木虎吉他.: 基礎と臨床. 1988; 22: 743-761
4) 長屋郁郎他.: 基礎と臨床. 1988; 22: 725-742
5) 岩倉泰一郎他.: 薬理と治療. 1983; 11: 2091-2105
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