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1日2回患部に貼付する。
重症喘息発作を誘発するおそれがある。
感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
0.1%~5%未満
0.1%未満
皮膚
発赤、そう痒、発疹、かぶれ
ヒリヒリ感、腫脹
健康成人の背部にカトレップパップ(膏体76.8g、インドメタシンとして384mg)を貼付したとき、血漿中インドメタシン濃度は貼付後徐々に上昇し、12時間後の薬剤除去時に14.9ng/mLに達した。カトレップパップ除去後の生物学的半減期は11時間であった。さらに、健康成人の大腿部にカトレップパップ(膏体38.4g、インドメタシンとして192mg)を1日2回、28日間連続貼付したとき、血漿中インドメタシン濃度は、貼付開始7日目に最高濃度10.1ng/mLを示し、薬剤除去時の28日目までほぼ一定(約7ng/mL)であった。変形性関節症などの患者の膝に、カトレップパップ(膏体19.2g、インドメタシンとして96mg)を1日2回、1.5~6日間連続貼付したとき、摘出した膝組織内のインドメタシン濃度は皮下組織から滑膜にかけて平均23ng/gであり、血清中濃度(平均1.5ng/mL)よりも高い値を示した1),2) 。
カトレップテープ70mgとカトレップパップ70mgについて、健康成人男子の背部に貼付したときの角層中インドメタシン濃度を測定した。得られた角層中インドメタシン濃度について、90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.70)~log(1.43)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された3) 。
健康成人の大腿部にカトレップパップ(膏体38.4g、インドメタシンとして192mg)を1日2回、28日間連続貼付したとき、尿中の24時間総排泄量は、貼付7日目以降ほぼ一定値を示し、薬剤除去後3日目には除去時の約1/5に減少した1) 。
カトレップパップにおいて承認時までに実施された二重盲検比較試験を含む臨床試験成績の概要は次のとおりであった。〔再審査資料〕
疾患名
有効率(%)〔中等度改善以上〕
変形性関節症※1)
59.0(160/271)
肩関節周囲炎
53.4(47/88)
腱・腱鞘炎、腱周囲炎
50.6(40/79)
上腕骨上顆炎
68.3(43/63)
筋肉痛
61.0(111/182)
外傷後の腫脹・疼痛※2)
79.0(147/186)
※1)二重盲検比較試験では、有効率69.0%(80/116)を示し、カトレップパップの基剤と比較して鎮痛・消炎効果と有用性が認められた4) 。※2)比較試験では、有効率87.4%(76/87)を示し、インドメタシン軟膏と比較して同等以上の治療効果が認められた5) 。
インドメタシンの薬理作用の主な機序は、プロスタグランジンの合成阻害作用に基づくとされている。カトレップパップの各種動物実験モデルにおいて、鎮痛・消炎作用が認められ、その効果はインドメタシン軟膏と同等であり、貼付部位で局所性に発揮される6) 。
炎症足圧痛抑制試験(ラット)で、鎮痛作用を示す。
血管透過性亢進抑制試験(モルモット)、カラゲニン足浮腫抑制試験(ラット)、デキストラン足浮腫抑制試験(ラット)及び紫外線紅斑抑制試験(モルモット)で、抗炎症作用を示す。
アジュバント関節炎治療試験(ラット)で、関節炎の有意な抑制効果を示す。
インドメタシン(Indometacin)(JAN)
[1-(4-Chlorobenzoyl)-5-methoxy-2-methyl-1H -indol-3-yl]acetic acid
C19H16ClNO4
357.79
白色~淡黄色の微細な結晶性の粉末である。メタノール、エタノール(95)又はジエチルエーテルにやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。光によって着色する。
155~162℃
140枚(7枚×20)、250枚(5枚×50)、500枚(5枚×100)、700枚(7枚×100)
70枚(7枚×10)
70枚(7枚×10)、700枚(7枚×100)
1) 岩倉泰一郎ほか:薬理と治療.1986;14(3):1357-1365
2) 辻本正記ほか:薬理と治療.1986;14(6):4221-4224
3) 社内資料(生物学的同等性)
4) 青木虎吉ほか:基礎と臨床.1988;22(4):743-761
5) 長屋郁郎ほか:基礎と臨床.1988;22(4):725-742
6) 岩倉泰一郎ほか:薬理と治療.1983;11(6):2091-2105
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