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処方箋医薬品注)
避妊
経口避妊剤使用開始1年間の飲み忘れを含めた一般的使用における失敗率は7%との報告がある。
1日1錠を毎日一定の時刻に白色錠から開始し、指定された順番に従い28日間連続経口投与する。以上28日間を投与1周期とし、29日目から次の周期の錠剤を投与し、以後同様に繰り返す。
エストラジオールの血清中濃度を低下させ、骨密度の減少をもたらすおそれがある。
乳癌が再発するおそれがある。
症状が悪化するおそれがある。
静脈血栓塞栓症の治療を優先すること。
投与しないこと。本剤のアルドステロン拮抗作用により、カリウム値が上昇するおそれがある。
本剤のアルドステロン拮抗作用により、カリウム値が上昇するおそれがある。
投与しないこと。代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。
代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊娠が確認された場合には投与を中止すること。,,
治療上の有益性及び母乳栄養を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行するとの報告がある。
リファンピシン
バルビツール酸系製剤
ヒダントイン系製剤
カルバマゼピン
ボセンタン
モダフィニル
トピラマート
非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。
これらの薬剤等は薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進する可能性があると考えられる。
フルコナゾール
ボリコナゾール
HIVプロテアーゼ阻害剤
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
これらの薬剤は薬物代謝酵素を阻害し、本剤の代謝を阻害する可能性があると考えられる。
Gn-RH誘導体
レルゴリクス
リュープロレリン
これらの薬剤の作用を減弱するおそれがある。
これらの薬剤は性ホルモンの分泌を低下することにより薬効を示すため、性ホルモンである本剤の投与によってこれらの薬剤の効果を減弱する可能性が考えられる。
黄体ホルモン含有製剤
プロゲステロン作用が増強する可能性がある。
ともにプロゲステロン受容体に対するアゴニスト活性を示すことから、プロゲステロン作用が相加的に増強する可能性がある。
ACE阻害剤
アンジオテンシンII受容体拮抗剤
カリウム保持性利尿剤
カリウム製剤
ヘパリン
アルドステロン拮抗剤
非ステロイド性消炎鎮痛剤
シクロスポリン
高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意すること。
これらの薬剤による血清カリウム値の上昇とドロスピレノンの抗ミネラルコルチコイド作用によると考えられる。危険因子:腎障害患者、血清カリウム値の高い患者
5%以上
1~5%未満
1%未満
頻度不明
女性生殖器
不正性器出血(月経中間期出血、異常子宮出血)(89.9%)、下腹部痛(13.4%)、月経異常(過少月経、過長過多不規則月経、重度月経出血)(14.9%)
無月経、卵巣嚢胞、子宮頸部上皮異形成、子宮筋腫、カンジダ症、外陰部炎、性器分泌物
陰部そう痒症、子宮ポリープ、外陰腟痛、卵巣腫大
リビドー減退
乳房
乳房不快感
乳頭痛、乳腺良性腫瘍、乳腺嚢胞症
乳房痛
精神神経系
頭痛(16.3%)
傾眠、いらいら感、不安感、めまい、片頭痛
抑うつ
消化器
腹痛(12.3%)、悪心、下痢
上腹部痛、嘔吐、胃腸障害
便秘、消化不良、腹部膨満、口内炎
皮膚
ざ瘡
発疹、そう痒症
紅斑、皮膚乾燥
筋・骨格系
背部痛
関節痛、肋軟骨炎
その他
倦怠感、浮腫、発熱、体重増加
貧血、肝機能検査値異常
高カリウム血症、ほてり
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
正常な月経を有する健康成人女性(12例)にドロスピレノン(DRSP)4mgを単回経口投与したときのDRSPの血漿中濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった。血漿中DRSP濃度は、投与4時間後に最高濃度に達し、その後二相性の消失を示した1) 。
Cmax(ng/mL)
Tmax(h)
AUC0-72h(ng・h/mL)
AUC∞(ng・h/mL)
T1/2(h)
28.2128±4.4199
4.0(1-8)
491.23±129.94
590.53±223.32
27.22±8.39
平均値±標準偏差、Tmaxのみ中央値(範囲)、n=12
正常な月経を有する健康成人女性(12例)にDRSP4mgを1日1回24日間反復経口投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりであった。投与6日目には血漿中DRSP濃度は定常状態に達し、蓄積はなかった1) 。
49.5253±11.7808
3.0(1-5)
1077.07±492.87
1303.92±753.02
25.61±8.51
健康成人女性(24例)を対象に2期クロスオーバー試験を実施し、DRSPの薬物動態に対する食事の影響を検討した。空腹時単回投与に対する食後単回投与後のAUC0-72hは107.99%、Cmaxは129.35%であった2) (外国人データ)。
In vitro試験において、DRSPのヒト血清タンパクへの結合率は95~97%であり、主にアルブミンと結合していると考えられ、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)やコルチコステロイド結合グロブリン(CBG)とは結合しない3) 。
健康閉経後女性(6例)に14C-DRSPを経口投与後、血漿中にラクトン環の開環により生じたDRSPの酸性型及び4,5-ジヒドロ-DRSP-3-硫酸が主要な不活性代謝物として検出された4) (外国人データ)。
健康閉経後女性(6例)に14C-DRSPを経口投与後、放射活性は投与10日以内にほぼ完全に糞尿中に排泄された。尿中より糞中にやや多く排泄され、経口投与後では糞中に44%、尿中に39%が回収された。糞尿中に排泄された未変化体は僅かであった4) (外国人データ)。
軽度(クレアチニンクリアランス51~80mL/min)の腎機能障害(10例)又は中等度(クレアチニンクリアランス30~50mL/min)の腎機能障害(7例)の女性患者、並びに正常な腎機能の女性被験者(11例)にDRSP3mgを1日1回14日間反復経口投与し、DRSPの薬物動態を検討した結果、正常被験者と比較して、軽度及び中等度腎機能障害患者でCmaxはそれぞれ1.11倍及び1.18倍、AUC0-24hはそれぞれ1.04倍及び1.37倍に増加した5) (外国人データ)。
避妊を希望する女性(276例)を対象として本剤を投与したときの有効性及び安全性を評価する非盲検非対照試験を実施した。13周期までの投与期を終了したうちの52例が24周期までの継続投与期に移行した。投与期において、13周期までの曝露周期注1) (3319周期)の間に1例が妊娠し、主要評価項目とされた全般パール指数(PI)注2) は0.3917(95%信頼区間:0.0099~2.1823)であり、95%信頼区間の上限値が閾値(4)を下回った。また、継続投与期に妊娠は認められなかった。投与期終了時の副作用発現頻度は95.65%(264/276例)で、主な副作用は、月経中間期出血89.49%(247例)、頭痛16.30%(45例)、下腹部痛13.04%(36例)、腹痛12.32%(34例)、重度月経出血11.59%(32例)であった。継続投与期終了時の副作用発現頻度は96.15%(50/52例)で、主な副作用は、月経中間期出血94.23%(49例)、頭痛17.31%(9例)、下痢13.46%(7例)、重度月経出血13.46%(7例)、下腹部痛11.54%(6例)、乳房不快感11.54%(6例)であった6) 。
各種避妊法使用開始1年間の失敗率(妊娠率)は以下のとおりである7) 。
方法
理想的な使用※(%)
一般的な使用※※(%)
経口避妊剤
0.3
7
レボノルゲストレル放出IUS
0.4
銅付加IUD
0.6
0.8
コンドーム
2
13
リズム法
0.4~5
2~23
女性避妊手術
0.5
男性避妊手術
0.1
0.15
避妊せず
85
IUS:子宮内システム IUD:子宮内避妊用具※:選んだ避妊法を正しく続けて使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合※※:選んだ避妊法を使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合(経口避妊剤については、飲み忘れを含めた場合の失敗率)
DRSPはプロゲステロン作用と抗ミネラルコルチコイド作用、弱い抗アンドロゲン作用を持つスピロノラクトン誘導体であり、排卵の抑制、子宮内膜の菲薄化、子宮頸管粘液の高粘稠による精子の侵入障害等により避妊効果を発揮する8) 。
健康成人女性(12例)を対象とした国内第I/II相試験において、本剤を単回投与又は24日間反復投与し、血清プロゲステロン濃度を測定した結果、反復投与期にプロゲステロン濃度が排卵の有無を判定する基準値を超えた被験者は認められず、排卵抑制作用が示唆された9) 。
健康な閉経前女性(21例)を対象とした海外第III相試験において、本剤を13周期投与した結果、子宮内膜厚の減少が認められた10) (外国人データ)。
健康成人女性(27例)を対象とした海外第II相試験において、本剤を2周期投与した結果、子宮頸管粘液スコアが低下し、子宮頸管粘液の粘度の増加が認められた11) (外国人データ)。
ドロスピレノン(Drospirenone)
3-Oxo-6β,7β:15β,16β-dimethano-17α-pregn-4-ene-21,17-carbolactone
C24H30O3
366.49
白色~微黄白色の粉末である。アセトン又はN,N-ジメチルホルムアミドにやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくい。
198~203℃
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
280錠[28錠(PTP)×10]
1) 社内資料:国内第I/II相臨床試験(2025年5月19日承認、CTD2.7.6.4)
2) 社内資料:海外第I相臨床試験(2025年5月19日承認、CTD2.7.6.2)
3) Krattenmacher,R.:Contraception.2000;62(1):29-38
4) 社内資料:海外薬物動態試験(2025年5月19日承認、CTD2.7.2.2.2.4)
5) Schürmann,R.et al.:J.Clin.Pharmacol.2006;46(8):867-75
6) 社内資料:国内第III相臨床試験(2025年5月19日承認、CTD2.7.6.10)
7) Cason,P.et al.:Contraceptive Technology:Twenty-second Edition.Burlington.Jones-Bartlett Learning.2023(改変)
8) 社内資料:DRSPの薬理作用(2025年5月19日承認、CTD2.6.1.2)
9) 社内資料:国内第I/II相臨床試験:日本人健康女性におけるPD的作用(2025年5月19日承認、CTD2.7.2.2.4.1)
10) 社内資料:海外第III相臨床試験(2025年5月19日承認、CTD2.7.6.8)
11) 社内資料:海外第II相臨床試験(2025年5月19日承認、CTD2.7.6.5)
あすか製薬株式会社 くすり相談室
〒108-8532 東京都港区芝浦二丁目5番1号
TEL 0120-848-339FAX 03-5484-8358
本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)。
あすか製薬株式会社
東京都港区芝浦二丁目5番1号
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