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処方箋医薬品注)
下記疾患又は状態におけるカリウム補給
L-アスパラギン酸カリウムとして、通常成人1回1.71~5.14g(カリウムとして10~30mEq)を日本薬局方注射用水、5%ブドウ糖注射液、生理食塩液または他の適当な希釈剤で希釈する。その液の濃度は0.68w/v%(カリウムとして40mEq/L)以下として、1分間8mLを超えない速度で点滴静脈内注射する。
1日の投与量は17.1g(カリウムとして100mEq)を超えない量とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。
L-アスパラギン酸カリウムとして
製剤として
カリウムとして
1回投与量
1.71~5.14g
1~3本
10~30mEq
1日投与量(最大)
17.1gまで
10本まで
100mEqまで
細胞外へカリウムが移行する状態であり、高カリウム血症を呈するおそれがある。
投与しないこと。カリウムの排泄低下により、高カリウム血症を呈するおそれがある。,
カリウムの排泄低下により、高カリウム血症を呈するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児、乳児には投与しないことが望ましい。動物実験(3週齢以下の幼若マウス及びラット:アスパラギン酸として250mg/kg以上を投与)で、視床下部弓状核に病理組織学的変化を認めたという報告がある。
減量するなど注意すること。カリウムは腎臓から排泄されるが、腎機能が低下していることが多く高い血中濃度が持続するおそれがある。
血清カリウム値が上昇するおそれがある。
併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある。
*エプレレノン(慢性心不全)
*フィネレノン
*血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。
*カリウム貯留作用が増強するおそれがある。
高カリウム血症があらわれることがある。
定期的に血清カリウム値を観察し、異常が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行う。
カリウム保持性利尿剤はナトリウム、水の排泄を促進し、カリウムの排泄を抑制する。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤は、アルドステロンの分泌を低下させ、カリウムの排泄を減少させるため、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。
*非ステロイド性消炎鎮痛剤、β遮断剤、シクロスポリン、ヘパリン、ジゴキシン、トルバプタンは、血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。
腎機能障害のある患者。
一時に大量を投与すると心臓伝導障害があらわれることがある。高カリウム血症の治療にはカルシウム剤、重炭酸ナトリウム、高張食塩液、ブドウ糖・インスリン、陽イオン交換樹脂、透析が緊急度に応じて選択される。
0.1~5%未満
投与部位
血管痛
その他
悪寒
急速又は過量投与により、高カリウム血症があらわれることがある。
一般に高カリウム血症は初期には無症状のことが多いので、血清カリウム値及び特有な心電図変化(T波の尖鋭化、QRS幅の延長、ST部の短縮、P波の平坦化ないしは消失)に十分注意すること。なお、筋肉及び中枢神経系の症状として、錯感覚、痙攣、反射消失があらわれ、また、横紋筋の弛緩性麻痺は、呼吸麻痺に至るおそれがある。
高カリウム血症が認められた場合には血清カリウム値、臨床症状に応じて下記のうち適切と思われる処置を行う。
使用時には、以下の点に注意すること。
高圧条件下では押子を斜めに押すおそれがある。押子を斜めに押すとガスケットが変形し薬液及び血液がガスケットの部分から漏出するおそれがある。
開封後の使用は1 回限りとし、使用後の残液はシリンジとともに速やかに廃棄すること。
カリウムは細胞内の主要電解質で、細胞膜電位の形成、酸-塩基平衡の調節、浸透圧の維持等に関与し、神経の興奮や各組織の細胞内代謝に重要な役割を持つ。L-アスパラギン酸カリウムは組織移行性及び体内利用性のよいカリウム塩であることが認められている1),2)。
L-アスパラギン酸カリウム(Potassium L-Aspartate)
C4H6KNO4
171.19
白色の粉末で、においはなく、特異な味がある。水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。極めて吸湿性である。
10mLシリンジ(PFMS専用針1本添付)×10本
1) 檜垣 鴻ほか:薬学研究.1963;35:209-225
2) Struck E. et al.:Arzneimittelforschung. 1969;19:113-115
テルモ・コールセンター
〒259-0151 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500
TEL 0120-12-8195
テルモ株式会社
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目44番1号
〈各部の名称〉
シリンジ、及び PFMS専用針のキャップを外す。
シリンジに、 PFMS専用針を装着後、カバーを外す。
輸液剤の混注口にまっすぐ刺通する。
注意:PFMS専用針を刺通する際、針の途中で止めず根元まで刺通し、注入孔を混注口内に確実に入れてから、薬液を注入すること。途中で止めると薬液が輸液剤内に注入されず外部へ漏れる。
薬液を注入する。
薬液注入後、シリンジとともにPFMS専用針を抜く。
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