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処方箋医薬品注)
経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、カロリー補給(腎不全等による高カリウム血症、高リン血症の患者又はそのおそれのある患者に限る)。
本剤は、経中心静脈輸液療法の基本液として用いる。
本剤1000mLに対して、ナトリウム及びクロールを含有しないか、あるいは含有量の少ない5.9~12%アミノ酸注射液を200~600mLの割合で加えてよく混合し、通常成人1日1200~1600mLの維持量を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
本剤は、高濃度のブドウ糖含有製剤なので、特に投与開始時には耐糖能、肝機能等に注意し、目安として維持量の半量程度から徐々に1日当たりの投与量を漸増し、維持量とする。
なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
アシドーシスが悪化するおそれがある。
混注するアミノ酸注射液のアミノ酸が代謝されず、アミノ酸インバランスが助長されるおそれがある。
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
高血糖等の耐糖能異常を起こすおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質代謝等が著しく障害されているため、心負荷増大のおそれがある。
水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
カテーテルが二次感染巣となることがあり、敗血症さらには敗血症性ショックを起こすおそれがある。
投与しないこと。混注するアミノ酸注射液によるアミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
ジギタリス中毒(不整脈等)の症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
カルシウムがジギタリス製剤の作用を増強するおそれがある。
重篤なアシドーシスがあらわれることがある。,
過度の高血糖、口渇があらわれた場合には、インスリン投与等の適切な処置を行うこと。
頻度不明
肝臓
肝機能異常
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫、アシドーシス、水中毒
透析療法を受けている慢性腎不全患者で、経口摂取が不能もしくは不十分なため、高カロリー輸液療法が適応となる患者53例を対象に本剤を投与した。投与方法は維持投与期間における総投与カロリーを35~40kcal/kg/dayを目安とし、そのうちの70%を本剤に依存するものとした。投与期間は21日以内として、維持投与期間を3日間以上とした。また、全例でアミノ酸注射液を併用した。注1)、注2)
有効性解析対象症例49例における栄養改善度は95.9%(47/49例)であり、栄養状態の維持・改善が認められた。また、血清カリウム、リンの低下傾向が認められ、高カリウム血症、高リン血症の予防が示唆された。
副作用は認められなかった1)。
経口的栄養補給が不能または不十分な急性・慢性腎不全患者で、高カロリー輸液療法が適応となる患者123例を対象に、本剤を投与した。投与方法は維持投与期間における総投与カロリーを35~40kcal/kg/dayを目安とし、そのうちの70%以上を本剤に依存するものとした。維持投与期間は4日以上とし、投与期間は7日間以上最長14日以内とした。なお、常にアミノ酸注射液を併用した。注1)、注2)
有効性解析対象症例99例における全般改善度は86.9%(86/99例)であり、栄養状態の維持・改善が認められた。また、血清カリウム、リンは低値で維持された。
安全性解析対象症例121例における副作用発現率は2.5%(3/121例)で、いずれも高血糖であった2)。
本剤は水分、電解質、カロリーの補給効果を示す。
無腎ラットに中心静脈投与を行った時の血漿リン、カリウム、マグネシウム濃度の変動は、市販の高カロリー輸液用基本液投与群よりも常に低値で推移した5)。
250mL×10袋
500mL×10袋
1) 太田和夫ほか:JJPEN.1993; 15:893-907
2) 太田和夫ほか:JJPEN.1993; 15:908-925
3) 塩野豊久ほか:薬理と治療.1994; 22:1797-1803
4) 坂田文子ほか:薬理と治療.1997; 25:2859-2869
5) 静間美江子ほか:薬理と治療.1994; 22:1781-1787
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