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処方箋医薬品注)
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
輸血を必要とする手術施行予定患者の自己血貯血
生物由来原料基準 第2血液製剤総則 1輸血用血液製剤総則(2)ア全血採血により採血バッグに採血し、血液と本品(CPDA液)をよく混和する。なお、採血量100mLに対して、本品14mLを用いる。
輸血後に症状を悪化させるおそれがある。
輸血後に感染症を発症または発現させるおそれがある。
クエン酸およびクエン酸ナトリウムの肝臓での分解能が低下しているため、血中クエン酸濃度が上昇し、クエン酸中毒があらわれるおそれがある。
輸血後にアデニンの排泄障害により高尿酸血症・痛風・尿路結石・急性腎障害等の副作用があらわれるおそれがある。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
頻度不明
腎臓
軽度血尿(潜血反応)
短時間大量投与
クエン酸による血中カルシウム
イオン濃度の低下
心臓外科及び整形外科領域等の待機手術患者49例を対象に自己血輸血(輸血量715±410mL、貯血期間25.3±6.2日)した。術後経過の安全性については、49例全例で明らかに本剤に起因すると思われる副作用は観察されなかった。輸血後の臨床症状、血液検査、尿検査及び輸血による副作用の有無等を総合的に判断した結果、輸血49症例全て「問題なし」と判定された。
30セット(10セット×3)[脱酸素剤入り]
1) (一般社団法人)日本自己血輸血・周術期輸血学会:貯血式自己血輸血実施指針(2020)
2) (一般社団法人)日本自己血輸血・周術期輸血学会:産科領域における貯血式自己血輸血実施基準(2020)
テルモ・コールセンター
〒259-0151 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500
TEL 0120-12-8195
テルモ株式会社
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目44番1号
①駆血帯を上腕にかけて、静脈穿刺位置を決める。
②外気がバッグ内に入ることを防ぐために採血チューブを鉗子で止めてから、採血針のプロテクターを回して外す。
③採血針を静脈に穿刺し、血液がチューブ内に入るのを確認したら、鉗子を外し、血液バッグに流れ込んだ血液を丁寧に攪拌する。
④採血中、採血装置はゆるやかに揺動し、血液と薬液を混和する。重力による落差式採血では、穿刺部位から40~50cmの落差を設け、台秤等で重量を計りながら採血する。採血中、定期的(約30秒ごと、ただし、妊婦など凝固系が亢進している供血者が対象である場合は更に頻繁に)にバッグを両手で持って血液と薬液を丁寧に混和させる。
⑤採血の所定量は、以下のとおりである。
200mL採血用:200mL
400mL採血用:400mL
⑥採血が完了したら、採血チューブを鉗子で止め、採血針を抜く。
⑦採血チューブをチューブシーラーでシールする。
⑧バッグを数回転倒し、血液と薬液を丁寧に混和させる。
①補液を行う場合は、バッグと輸液セットを以下の手順で接続する。補液を行わない場合は②へ進む。
1)スライドクレンメまたは鉗子を用いて、分岐部と採血バッグ間のチューブを閉じる。
2)メスコネクター(青)部をねじって切断・開放し、あらかじめ輸液剤を接続しプライミング済みの輸液セットの先端(オスコネクター)を速やかに接続する。
3)分岐部と採血バッグ間のチューブを閉じていたスライドクレンメまたは鉗子を外し、接続済みの輸液セットのローラークレンメを徐々に開き、分岐部まで輸液剤を満たした後、輸液セットのローラークレンメを閉じる。
②駆血帯を上腕にかけて、静脈穿刺位置を決める。
③-1. 先端形状が採血針の場合
外気がバッグ内に入ることを防ぐために分岐部と採血針間のクレンメを閉じてから、採血針のプロテクターを回して外す。採血針を静脈に穿刺し、血液がチューブ内に入るのを確認したら、分岐部と採血針間のクレンメを開く。
③-2. 先端形状がオスコネクターの場合
外気がバッグ内に入ることを防ぐために分岐部とオスコネクター間のクレンメを閉じてから、オスコネクター部をねじって切断・開放し、翼付静注針等を接続し、針プロテクターを外す。(接続部にゆるみが無いことを確認する。)翼付静注針等を静脈に穿刺し、血液がチューブ内に入るのを確認したら、分岐部とオスコネクター間のクレンメを開く。(すでに翼付静注針等で静脈を確保されている場合には、チューブ先端のオスコネクターを翼付静注針等に接続し、接続不十分等による漏れがないことを確認してから、分岐部とオスコネクター間のクレンメを開放し採血を開始する。)
⑥採血完了後、補液を行う場合は、スライドクレンメまたは鉗子を用いて、分岐部と採血バッグ間のチューブを閉じた後に、以下の手順で補液を行う。採血完了後に補液を行わない場合は、採血針と分岐部間のクレンメを閉じて、手順⑦へ進む。
1)既に接続済の輸液セットのローラークレンメを徐々に開き、流速を調整しながら、補液を行う。
2)補液完了後は、輸液セットのローラークレンメを閉じ、採血針と分岐部間のクレンメを閉じる。
⑦静脈から採血針等を抜く。
⑧分岐部と採血バッグの間のチューブを、分岐部寄りのところでチューブシーラーを用い、溶着して切断する。
⑨バッグを数回転倒し、血液と薬液を丁寧に混和させる。
静脈穿刺の回数を少なくするために以下の方法をすすめる。
①採血に使用する血液バッグ(2バッグ)と、貯血済みの自己血入り血液バッグ(1バッグ)と輸血セットとを以下の手順で接続する。
1)返血する血液バッグ(貯血済みの自己血入り)に輸血セットを接続し、あらかじめプライミングした後、ローラークレンメを閉じる。
2)スライドクレンメまたは鉗子を用いて、先端コネクタータイプ血液バッグ(以下バッグⅠとする。)の分岐部と採血バッグ間のチューブ及び分岐部とオスコネクター間のチューブを閉じる。〔図のスライドクレンメA〕(または鉗子)及び〔図のクレンメB〕
3)バッグⅠのメスコネクター(青)部をねじって切断・開放し、プライミング済みの輸血セットの先端(オスコネクター)を速やかに接続する。
4)バッグⅠの分岐部と採血バッグ間のチューブを閉じていたスライドクレンメAまたは鉗子を外し、接続済の輸血セットのローラークレンメを徐々に開き、分岐部まで血液を満たした後、輸血セットのローラークレンメを閉じる。
5)スライドクレンメまたは鉗子を用いて、別に用意した先端静脈針タイプ血液バッグ(以下バッグⅡとする。)の分岐部と採血バッグ間のチューブを閉じる。〔図のスライドクレンメD〕(または鉗子)
6)バッグⅡのメスコネクター(青)部をねじって切断・開放し、バッグⅠのオスコネクター部を切断・開放し、その先端を速やかにバッグⅡのメスコネクター(青)部に接続する。
②以上のように接続した血液バッグ及び輸血セットのクレンメ(または鉗子)は閉じたままにしておく。
③駆血帯を上腕にかけて、静脈穿刺位置を決める。
④バッグⅡの採血針のプロテクターを回して外す。
⑤以下の3つのクレンメ(または鉗子)を開いて、採血針先端まで薬液をプライミングする。
1)バッグⅠの分岐部と採血バッグ間のスライドクレンメ〔図のスライドクレンメA〕(または鉗子)
2)バッグⅠのオスコネクターと分岐部間のクレンメ〔図のクレンメB〕
3)バッグⅡの分岐部と採血針間のクレンメ〔図のクレンメC〕
⑥クレンメCを閉じる。
⑦採血針を静脈に穿刺し、血液がチューブ内に入るのを確認したら、クレンメCを開く。
⑧(初回採血の場合)の手順④~⑤に準じて、バッグⅠに採血する。
⑨バッグⅠへの採血が完了したら、スライドクレンメA(または鉗子)を閉じる。
⑩バッグⅠを数回転倒し、血液と薬液を丁寧に混和させる。
⑪輸血セットのローラークレンメを徐々に開き、流速を調整しながら返血する。
⑫返血終了後は輸血セットのローラークレンメを閉じ、更にクレンメBも閉じる。
⑬バッグⅡの分岐部と採血バッグ間のスライドクレンメ〔図のスライドクレンメD〕(または鉗子)を開いて(初回採血の場合)の手順④~⑤に準じてバッグⅡに採血する。
⑭バッグⅡへの採血が完了したら、スライドクレンメD(または鉗子)を閉じる。
⑮バッグⅡを数回転倒し、血液と薬液を丁寧に混和させる。
⑯補液を行わない場合は、クレンメCを閉じる。
補液を行う場合は、バッグと輸液セットを以下の手順で接続して行う。
1)バッグⅠのメスコネクター(青)部に接続されていた輸血セットのオスコネクターを外す。
2)あらかじめ輸液剤を接続しプライミング済みの輸液セットの先端(オスコネクター)をバッグⅠのメスコネクター(青)部に速やかに接続する。
3)輸液セットのローラークレンメ及びクレンメBを開く。
4)輸液セットのローラークレンメで流速を調整しながら、補液を行う。
5)補液終了後は、輸液セットのローラークレンメ、クレンメB及びクレンメCを閉じる。
⑰採血針を抜く。
⑱バッグⅠ及びバッグⅡそれぞれの分岐部と採血バッグ間のチューブを、分岐部寄りのところでチューブシーラーを用い、溶着して切断する。
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