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(1)ビタミンB2欠乏症の予防及び治療
(2)ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(3)下記疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
「(3)」の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
FADとして、通常成人1日5~45mgを1~3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
ビタミンB2欠乏又は代謝障害が関与すると推定される口角炎、口唇炎、口内炎、舌炎、急性湿疹等に対して、本剤の有用性が認められている1),2),3),4),5)。本剤投与患者273症例の年齢は1ヵ月~72歳に及ぶが、6歳以下の乳児・幼児への投与例が221例(81%)と多かった。乳児・幼児に対する臨床報告として、1歳未満の乳児には本剤1~2mL(FADとして3~6mg)、2~7歳の幼児には本剤2~5mL(FADとして6~15mg)を2~3回/dayに分割経口投与注1)し、また必要に応じて乳汁、果汁等に混ぜて投与している例も認められる4)。
FADはフラビン酵素の補酵素として細胞内の酸化還元系やミトコンドリアにおける電子伝達系に働き、糖質、脂質、たん白質等の生体内代謝に広く関与し、重要な役割を果している。
FADを補酵素とする赤血球グルタチオン還元酵素(EGR)活性を測定した試験において、重症感染症患者のEGR活性は対照とした正常者のEGR活性と比較すると低下傾向が認められ、抗生物質の1週間以上の投与により有意に低下した(p<0.001)。この重症感染症患者に抗生物質とともにFADを1週間投与(FADとして20~40mg/dayを点滴静注)した後のEGR活性は正常な値まで回復した6)。
フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(Flavin Adenine Dinucleotide Sodium)
Disodium adenosine 5'-[(2R,3S,4S)-5-(7,8-dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)-2,3,4-trihydroxypentyl diphosphate]
C27H31N9Na2O15P2
829.51
だいだい黄色~淡黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。水に溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、エチレングリコール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性であり、光によって分解する。
外箱開封後は遮光して保存すること。
500mL×1瓶
1) 高木昭三ほか:診療と新薬.1969;6(6):1073-1076
2) 田中明ほか:小児科診療.1969;32(3):381-384
3) 小宅弘道ほか:小児科臨床.1969;22(1):127-130
4) 国分義行ほか:フラビタン文献集(V-2).1970:1-5
5) 小堀辰治:フラビタン文献集(V-2).1970:33-41
6) 川越裕也ほか:医学と薬学.1982;7(5):1069-1073
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