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処方箋医薬品注)
(1)ビタミンB2欠乏症の予防及び治療
(2)ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(3)下記疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
「(3)」の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
FADとして、通常成人1日1~40mgを1~2回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
注射速度が速すぎると一過性の胸部不快感を訴えることがあるので、できるだけゆっくり注射すること。ゆっくり注射しても胸部不快感を訴える場合は、輸液等で希釈し点滴するか、又は皮下・筋肉内投与に切替えるなど適切な処置を行うこと。
(静脈内投与時の胸部不快感について)
組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
健常人9例にフラビタン注射液10mg1管(FADとして10mg)又は、フラビタン注射液20mg1管(FADとして20mg)を静脈内投与したときの血中総ビタミンB2濃度の推移は下図のとおりであった3)。
健常人に本剤を静脈内投与したときの血中総ビタミンB2濃度推移(平均値±標準偏差、n=9):フラビタン注射液10mg 1管投与:フラビタン注射液20mg 1管投与投与開始時と比較して **:p<0.01 *:p<0.05
FADはフラビン酵素の補酵素として細胞内の酸化還元系やミトコンドリアにおける電子伝達系に働き、糖質、脂質、たん白質等の生体内代謝に広く関与し、重要な役割を果している。
FADを補酵素とする赤血球グルタチオン還元酵素(EGR)活性を測定した試験において、重症感染症患者のEGR活性は対照とした正常者のEGR活性と比較すると低下傾向が認められ、抗生物質の1週間以上の投与により有意に低下した(p<0.001)。この重症感染症患者に抗生物質とともにFADを1週間投与(FADとして20~40mg/dayを点滴静注)した後のEGR活性は正常な値まで回復した4)。
フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(Flavin Adenine Dinucleotide Sodium)
Disodium adenosine 5'-[(2R,3S,4S)-5-(7,8-dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)-2,3,4-trihydroxypentyl diphosphate]
C27H31N9Na2O15P2
829.51
だいだい黄色~淡黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。水に溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、エチレングリコール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性であり、光によって分解する。
外箱開封後は遮光して保存すること。
アンプル:1mL×50管
アンプル:2mL×50管
1) 岸田正昭ほか:心臓.1979;11(9):909-914
2) 岸田正昭ほか:心臓.1976;8(14):1433-1440
3) 浜島進ほか:Prog Med.1985;5(3):629-633
4) 川越裕也ほか:医学と薬学.1982;7(5):1069-1073
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