当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
日本薬局方
リボフラビンリン酸エステルナトリウム注射液
処方箋医薬品注)
(1)ビタミンB2欠乏症の予防及び治療
(2)ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
(3)下記疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
・口角炎、口唇炎、舌炎
・肛門周囲及び陰部びらん
・急・慢性湿疹、脂漏性湿疹
・ペラグラ
・尋常性痤瘡、酒さ
・日光皮膚炎
・結膜炎
・びまん性表層角膜炎
「(3)」の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
リボフラビンとして、通常成人1日2~30mgを皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
・同一部位への反復注射は行わないこと。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意すること。
・神経走行部位を避けるよう注意すること。
・注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
リボフラビンリン酸エステルは、大部分がフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)に生合成され、フラビン酵素の補酵素として細胞内の酸化還元系やミトコンドリアにおける電子伝達系に働き、糖質、脂質、たん白質等の生体内代謝に広く関与している1),2)。
リボフラビンリン酸エステルナトリウム
(Riboflavin Sodium Phosphate)
Monosodium(2R,3S,4S)-5-(7,8-dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)-2,3,4-trihydroxypentyl monohydrogenphosphate
C17H20N4NaO9P
478.33
リボフラビンリン酸エステルナトリウムは黄色~だいだい黄色の結晶性の粉末で、においはなく、味はやや苦い。水にやや溶けやすく、エタノール(95)、クロロホルム又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。リボフラビンリン酸エステルナトリウムは極めて吸湿性であり、光によって分解する。
アンプル:1mL×50管、1mL×100管
アンプル:2mL×50管、2mL×100管
1) 堀田一雄:ビタミン学.金原出版.1956:434-441
2) 宮地一馬:新ビタミン学.日本ビタミン学会.1969:213-218
トーアエイヨー株式会社 信頼性保証部
*〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-10-6
電話 0120-387-999
トーアエイヨー株式会社
福島県福島市飯坂町湯野字田中1番地
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.