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室温保存
3年
処方箋医薬品注)
血友病の患者[出血時間を延長させるおそれがある。]
(1)パントテン酸欠乏症の予防及び治療
(2)パントテン酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)
(3)下記疾患のうち、パントテン酸の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
・ストレプトマイシン及びカナマイシンによる副作用の予防及び治療
・接触皮膚炎、急・慢性湿疹
・術後腸管麻痺
上記(3)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
通常、成人にはパンテノールとして1回20~100mgを1日1~2回、術後腸管麻痺には1回50~500mgを1日1~3回、必要に応じては6回まで、皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
頻度不明
消化器
腹痛、下痢
・神経走行部位を避けるよう注意すること。
・繰り返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位をかえて行うこと。なお、乳児・幼児・小児には連用しないことが望ましい。
・注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
低カリウム血症、機械的腸閉塞症の患者には臨床効果は得られない。
パントテン酸の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される術後腸管麻痺、接触皮膚炎、急・慢性湿疹等に対して本剤の有用性が認められている1),2),3)。
生体内にとり入れられたパンテノールは、体内で容易に酸化されてパントテン酸となる。パントテン酸はさらにCoenzymeA(CoA)→アセチルCoAとなって、TCAサイクルにおけるオキザロ酢酸のアセチル化、神経刺激伝達に不可欠であるアセチルコリンの生成、その他酢酸、芳香族アミン、グルコサミン、アミノ酸等体内重要物質のアセチル化に関与している。
パンテノールは健常ウサギの呼吸、循環系、腸運動にほとんど作用を示さないが、実験的に虫垂を切除したウサギの腸運動を亢進することが認められている4)。
ラットを用いた試験において、非経口投与されたパンテノールの尿中排泄はパントテン酸カルシウムと比較して緩徐であり、体内利用時間の延長が示唆されることが報告されている5)。
パンテノール(Panthenol)(Dexpanthenol、D-Pantothenyl Alcohol)
D-(+)-2,4-Dihydroxy-N-(3-hydroxypropyl)-3,3-dimethylbutyramide
C9H19NO4
205.25
パンテノールは無色~微黄色の粘稠な液体又は白色の結晶性の塊又は無色~微黄色の粘稠な液体と白色の結晶性の塊の混合物で、わずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。水又はエタノール(95)と混和し、ジエチルエーテルに溶けにくい。パンテノールは吸湿性であり、水溶液(1→20)はアルカリ性である。
アンプル:1mL×50管
アンプル:2mL×50管
1) 勝部寛二ほか:臨床外科.1959;14(12):1275-1277
2) 鶴見清彦ほか:パントール500mg注文献集.1971:12-16
3) 久保泰徳ほか:新薬と臨牀.1961;10(6):561-563
4) 鈴木武彦:福島医学会誌.1963;13(5・6):117-126
5) 山脇豊ほか:ビタミン.1961;23(3):169-172
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