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下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
1日2回患部に貼付する。
喘息発作を誘発するおそれがある。
感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。
**妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等)があらわれることがある。
0.1~1%未満
0.1%未満
頻度不明
皮膚
皮膚炎(発疹、湿疹を含む)、そう痒、発赤、接触皮膚炎
刺激感
水疱
フェルビナクパップ70mg 4枚(1枚中にフェルビナク70mgを含有)を健康成人男子5例の背部に12時間単回貼付したときのフェルビナクの平均血清中濃度及び薬物動態パラメータは、下図のような推移を示した1) 。
図 フェルビナクパップ70mg 4枚(1枚中にフェルビナク70mgを含有)単回貼付後の血清中フェルビナク濃度推移
Tmax(hr)
Cmax(ng/mL)
AUC(μg・hr/mL)
T1/2(hr)
11.2±0.8
835±127
17.0±2.6
6.82±0.33
(平均値±S.E.,n=5)
0.5%14C-フェルビナク貼付剤(パップ剤)3cm×4cmを雄性ラットの剃毛した正常背部皮膚に24時間貼付したとき、ほとんどの組織において放射能濃度は8時間後に最高値を示した。特に貼付部位皮膚で高濃度(219μg/g)が認められ、次いで血液、血漿、肝臓、腎臓及び貼付部位筋肉等に高濃度の放射能が認められた。また、同様の実験をカラゲニン足浮腫ラットを用いて行ったとき、1、3及び6時間後の炎症部位の滲出液中放射能濃度は非貼付部位の約90~130倍の値を示した2) 。
血清中濃度測定と同時に測定した尿中排泄では、代謝物として主にフェルビナク抱合体並びに4’-OH-フェルビナク及びその抱合体が尿中に認められた。投与72時間後までのこれらの累積排泄量は、18.4mg(フェルビナク換算値、貼付量の6.6%)であり、そのうち未変化体フェルビナクの排泄量は約0.3mgであった1) 。
国内で総計46例について実施した一般臨床試験の概要は次の通りである3) 。
疾患名/改善率
中等度改善以上
軽度改善以上
変形性膝関節症
54.2%(13/24)
83.3%(20/24)
肩関節周囲炎
83.3%(5/6)
腱・腱鞘炎
100%(1/1)
上腕骨上顆炎
50.0%(1/2)
100%(2/2)
筋肉痛
57.1%(4/7)
100%(7/7)
外傷後の腫脹・疼痛
100%(6/6)
副作用:46例中1例(2.2%)に軽度な湿疹が認められた。
疼痛、急性炎症・慢性炎症に対し、鎮痛・抗炎症作用を示す。
フェルビナクは、モルモット肺より抽出したプロスタグランジン合成酵素のシクロオキシゲナーゼに対し、阻害作用が認められた(IC50=0.61μg/mL)4) 。
フェルビナクは、プロスタグランジンE1によるスナネズミ結腸の収縮に対し、抑制作用を示した4) 。
フェルビナクパップは、ラットのRandall-Selitto法及び硝酸銀関節炎等の炎症性疼痛に対し、鎮痛作用を示した5) 。
フェルビナクパップは、ラットのカラゲニン足浮腫、打撲足浮腫及びアジュバント関節炎等の急性・慢性炎症反応に対して抗炎症作用を示した。また、ウサギの抗原誘発膝関節炎に対して、膝関節腫脹を抑制し、炎症滑膜中のプロスタグランジンE2含量を低下させた5) 。
フェルビナク(Felbinac)〔JAN〕
Biphenyl-4-ylacetic acid
C14H12O2
212.24
白色~微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール又はアセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
163~166℃
〈フェルビナクパップ70mg「東光」〉
350枚(7枚×50)
〈フェルビナクパップ140mg「東光」〉
280枚(7枚×40)
1) 大西明弘ほか:薬理と治療.1992;20(1):115-138
2) 山下憲昭ほか:薬理と治療.1992;20(10):3957-3971
3) 社内資料:臨床試験成績(1998年12月承認、申請資料)
4) Tolman E.L.,et al.:Prostaglandins. 1975;9(3):349-359
5) 柴富志治ほか:薬理と治療.1992;20(10):3943-3956
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