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処方箋医薬品注)
生物由来製品
肺出血、鼻出血、口腔内出血、性器出血、腎出血、創傷よりの出血など。
通常、成人1日1~2クロブスイツキー単位、小児は1日0.3~1.0クロブスイツキー単位を静脈内又は筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
血栓・塞栓症を増悪させるおそれがある
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
トロンビン
血栓形成傾向があらわれるおそれがある。
血栓形成を促進する作用があり、併用により血栓形成傾向が増大する。
抗プラスミン剤
大量併用により血栓形成傾向があらわれるおそれがある2)。
本剤によって形成されたフィブリン塊が抗プラスミン剤により比較的長く残存し閉塞状態を持続させるおそれがある2)。
ショック症状(頻度不明)があらわれることがある。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
過敏症
発疹、蕁麻疹、顔面紅潮
瘙痒感、発赤
注射部位
硬結
発疹、瘙痒感
急速に投与すると、ときに悪心、胸内不快感、心悸亢進、一過性の熱感、頭痛等があらわれることがあるのでゆっくりと静脈内に投与すること。
組織・神経などへの影響を避けるため、以下の点に配慮すること。
レプチラーゼ注1単位、2単位の臨床試験は、国内52施設で計948例について実施された。その概要は次のとおりである3),4),5),6),7),8)。
有効以上
やや有効以上
創傷よりの出血
79.5%(210/264)
85.6%(226/264)
鼻出血
68.1%(171/251)
81.7%(205/251)
性器出血
81.3%(148/182)
87.9%(160/182)
腎出血
60.6%(43/71)
80.3%(57/71)
口腔内出血
93.0%(93/100)
94.0%(94/100)
肺出血
62.5%(50/80)
75.0%(60/80)
レプチラーゼ注1単位、2単位は、生体内投与において血液凝固時間、出血時間、プロトロンビン時間及び部分トロンボプラスチン時間を短縮させる9)(ヒト)が血小板数、フィブリノーゲン量及び血中FDPに対してはほとんど影響を与えない10)(ラット)。その主な作用は、トロンビン様作用、トロンボプラスチン様作用であり、へパリンに拮抗されることなく止血効果をあらわす10)(ラット)。また、血小板機能亢進作用3)(ヒト)もあると考えられ上記作用とともに止血効果をあらわす。レプチラーゼ注1単位、2単位は、試験管内でクエン酸塩加血漿にCa2+を加えることなく凝固させる11)が、そのトロンビン様作用は真のトロンビンと異なり比較的可溶性のフィブリン塊を形成するので血栓性エンボリズムを起こす危険性はほとんどない12),13)と考えられる。
ヘモコアグラーゼ(Hemocoagulase)
Thrombin様酵素 約44,000 Thromboplastin様酵素 約77,000
淡黄色澄明な粘性のある液である。
1mL×10アンプル1mL×50アンプル
2mL×10アンプル2mL×50アンプル
1) John, M. K. MD.:J. Allergy Clin. Immunol. 1993;91(4):867-872
2) 有馬進太郎 他:医学のあゆみ. 1978;104(5):341-344
3) 福武勝博 他:基礎と臨床. 1975;9(13):3331-3347
4) 金子兵庫:基礎と臨床. 1975;9(9):2076-2078
5) 古内一郎 他:基礎と臨床. 1975;9(9):2073-2075
6) 荻田幸雄 他:基礎と臨床. 1975;9(10):2353-2357
7) 田中敏晴 他:臨床婦人科産科. 1966:20(5):401-405
8) 志澤壽郎:診療と新薬. 1973;10(8):1819-1821
9) 半沢敦正:新薬と臨床. 1972:21(10):1829-1833
10) 大羽光興 他:基礎と臨床. 1975;9(10):2262-2276
11) 浅井紀一 他:レプチラーゼ止血酵素研究会講演要旨集. 1968;115-126
12) T. Laurent et al.:Acta Chem. Scand. 1958;12(9):1875-1877
13) K. Stocker et al.:Thromb. Diath. Haemorrh. 1970;24(1/2):248-255
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