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通常、成人に対して1日1回10~15滴(0.67~1.0mL)を経口投与する。小児に対しては1日1回、次の基準で経口投与する。
用量\年齢
6ヵ月以下
7~12ヵ月
1~3才
4~6才
7~15才
滴数(mL)
2(0.13)
3(0.20)
6(0.40)
7(0.46)
10(0.67)
なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人に対して1日1回10~15滴(0.67~1.0mL)を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人に対して6~15滴(0.40~1.0mL)を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人に対して14滴(0.93mL)を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人に対して検査予定時間の10~15時間前に20mLを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
腸管蠕動運動の亢進により虚血性大腸炎又は腸閉塞を生じることがある。また、腸閉塞を生じた場合には腸管穿孔に至るおそれがある。
腸管蠕動運動の亢進により病態が増悪するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
腸管に狭窄のある患者において腸閉塞を生じ、腸管穿孔に至るおそれがあるので、観察を十分に行い、腹痛等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
0.1~5%未満
頻度不明
消化器
腹痛、悪心、嘔吐、腹鳴、腹部膨満感、下痢等
腹部不快感
皮膚
蕁麻疹、発疹等
肝臓
AST上昇、ALT上昇等
精神神経系
めまい注2)、一過性の意識消失注2)
眼科用(点眼)として使用しないこと。
14C-ピコスルファートナトリウム水和物5mg/kgをラットに経口投与し放射能測定及び全身オートラジオグラフィーを実施した。その結果、大部分が胃腸管部に局在し、わずかが肝臓、腎臓、血液及び肺に分布した。また、繰り返し投与によってもほとんど変化がなかった。1),2)
ラットに経口投与されたピコスルファートナトリウム水和物は、小腸内で加水分解されず大腸に移行し、大腸細菌叢由来の酵素アリルスルファターゼによりジフェノール体に加水分解される。ジフェノール体の一部は吸収され肝臓でグルクロン酸抱合を受ける。1),3),4)
大腸で加水分解を受け生成したジフェノール体の大部分は、そのまま糞便中に排泄される。一部吸収されたジフェノール体は、肝臓でグルクロン酸抱合を受け、尿中に排泄されるか、胆汁とともに再度十二指腸内に分泌され腸管を経由して糞便中に排泄される。1),3),4)ラットに14C-ピコスルファートナトリウム水和物5mg/kgを経口投与し、72時間までの尿中、糞便中排泄量を測定した。その結果、体内からの放射能の排泄は、投与後48時間でほとんど終了した。更に72時間では投与量の21%が尿中に、72%が糞便中に排泄された。1)
ピコスルファートナトリウム水和物は、胃、小腸ではほとんど作用せず、大腸細菌叢由来の酵素アリルスルファターゼにより加水分解され、活性型のジフェノール体となる(ラット)。ジフェノール体は、腸管粘膜への以下の作用により瀉下作用を示す。5),6)
ラットにおいてピコスルファートNa内用液0.75%「トーワ」とラキソベロン内用液0.75%(投与量として10mg/kg)を経口投与し瀉下効果発現時間を比較検討した。その結果、いずれも瀉下作用を示し、両剤の作用において有意差のないことが認められた。
ラットにおいてピコスルファートNa内用液0.75%「トーワ」とラキソベロン内用液0.75%(投与量として10mg/kg)を経口投与し硫酸バリウムが糞便中に排泄されるまでの時間を比較検討した。その結果、いずれも硫酸バリウム排泄促進作用を示し、両剤の作用において有意差のないことが認められた。
以上の結果から、両剤は生物学的に同等であると判断された。9)
ピコスルファートナトリウム水和物(Sodium Picosulfate Hydrate)
Disodium 4,4'-(pyridin-2-ylmethylene)bis(phenyl sulfate) monohydrate
C18H13NNa2O8S2・H2O
499.42
白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。水に極めて溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。光により徐々に着色する。1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.4~9.4である。
10mL×10
1) Jauch R,et al.: Arzneim-Forsch.1977;27(5):1045-1050.
2) 大沼規男ほか.:医薬品研究.1977;8(4):485-490.
3) 大沼規男ほか.:医薬品研究.1977;8(4):474-484.
4) 第十八改正日本薬局方解説書.2021;C-4263-4266.
5) 鶴見介登ほか.:応用薬理.1977;14(4):549-555.
6) Jauch R,et al.:Arzneim-Forsch.1975;25(11):1796-1800.
7) Pala G,et al.:Arch Int Pharmacodyn.1966;164(2):356-369.
8) Forth W,et al.:Naunyn-Schmiedeberg's Arch Pharmacol.1972;274(1):46-53.
9) 社内資料:薬力学的試験
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