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シーピー配合顆粒

添付文書番号

3179115D1100_1_06

企業コード

480235

作成又は改訂年月

2024年11月改訂(第2版)
2023年8月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

873179

薬効分類名

ビタミンC・パントテン酸カルシウム配合剤

承認等

シーピー配合顆粒

販売名コード

YJコード

3179115D1100

販売名英語表記

CP COMBINATION GRANULES

承認番号等

承認番号

22100AMX01800

販売開始年月

1985年11月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

一般的名称

ビタミンC・パントテン酸カルシウム顆粒

3. 組成・性状

3.1 組成

シーピー配合顆粒

有効成分1g中  
日局 アスコルビン酸…   200mg
日局 パントテン酸カルシウム…   3mg
添加剤白糖、水酸化マグネシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

シーピー配合顆粒

剤形顆粒剤であり、1包1gの分包品もある。
色調黄色

4. 効能又は効果

本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)、炎症後の色素沈着
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

6. 用法及び用量

通常成人1回1~3gを1日1~3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

頻度不明

消化器

胃不快感、悪心・嘔吐、下痢等

12. 臨床検査結果に及ぼす影響

  1. 12.1 アスコルビン酸(ビタミンC)により、各種の尿検査で、尿糖の検出を妨害することがある。
  2. 12.2 アスコルビン酸(ビタミンC)により、各種の尿試験紙法による尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある1)

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  1. 14.1.1 アルカリ性薬剤、吸湿性薬剤との配合は避けること。
  2. 14.1.2 配合時の粉砕は避けること。

16. 薬物動態

16.1 血中濃度

*健康成人男性1例にアスコルビン酸400mgを空腹時単回経口投与したとき、アスコルビン酸の血中濃度は投与1~2時間後におよそ1.4mg/dLの最大値を示し、その後漸減し、一定濃度となった。2)

16.5 排泄

*健康成人女性2例にアスコルビン酸300mgを1日1回経口投与したとき、尿中総アスコルビン酸排泄量は4時間後に最高値を示し、9時間目にはほぼ投与前値に復した。3)

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

*メラニン色素の形成を抑制し、既成メラニン色素の還元を促進する。結合織の主成分であるコラーゲンの生成と保持に関与する。このほか、生体内の可逆的酸化還元作用に関与する。4),5),6),7),8),9),10),11)

18.2 *皮膚機能に対するパントテン酸カルシウムの併用効果

*モルモットを対象に、パントテン酸カルシウム併用時のアスコルビン酸の皮膚機能、特に皮膚毛細血管抵抗及び皮膚酸化還元能に及ぼす影響を検討した結果、アスコルビン酸単独に比し有意に増強された。10)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1 アスコルビン酸

一般的名称

アスコルビン酸(Ascorbic Acid)

化学名

L-threo-Hex-2-enono-1,4-lactone

分子式

C6H8O6

分子量

176.12

性状

白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、酸味がある。水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。

化学構造式

融点

約190℃(分解)

19.2 パントテン酸カルシウム

一般的名称

パントテン酸カルシウム(Calcium Pantothenate)

化学名

Monocalcium bis{3-[(2R)-2,4-dihydroxy-3,3-dimethylbutanoylamino]propanoate}

分子式

C18H32CaN2O10

分子量

476.53

性状

白色の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.0~9.0である。吸湿性である。結晶多型が認められる。

化学構造式

20. 取扱い上の注意

アルミ袋開封後は湿気を避けて遮光して保存すること。

22. 包装

1g×1050包[分包]

1kg[500g×2袋:バラ]

24. 文献請求先及び問い合わせ先

東和薬品株式会社 学術部DIセンター

〒570-0081 大阪府守口市日吉町2丁目5番15号

TEL 0120-108-932 FAX 06-7177-7379

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

東和薬品株式会社

大阪府門真市新橋町2番11号

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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