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毒薬
緑内障、調節性内斜視、重症筋無力症(眼筋型)
1回1滴を1日1~2回点眼する。
眼圧上昇を来すことがある。
気管支喘息の症状を悪化させるおそれがある。
消化管機能を更に亢進させ、症状を悪化させるおそれがある。
消化管機能を亢進させ潰瘍の症状を悪化させるおそれがある。
心拍数低下、心拍出量低下を起こすおそれがある。
てんかんの症状を悪化させるおそれがある。
パーキンソン症候群の症状を悪化させるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
長期連用時に虹彩嚢腫があらわれることがあるので、この場合は休薬するか、アドレナリン、フェニレフリンの点眼を行うこと。
一般に生理機能が低下している。
脱分極性筋弛緩剤
脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するおそれがある。
1)脱分極性筋弛緩剤はコリンエステラーゼにより代謝されるため、本剤により代謝が阻害されることが考えられる。2)本剤による直接ニコチン様作用には脱分極性筋弛緩作用がある。
副交感神経抑制剤
相互に作用を拮抗する。
本剤のムスカリン様作用と拮抗することが考えられる。
コリン作動薬
相互に作用を増強する。
本剤のコリン作用と相加・相乗作用があらわれることが考えられる。
コリンエステラーゼ阻害薬
相互に作用を増強する可能性がある。
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
眼
流涙、結膜炎、結膜充血、視矇
眼痛、異物感、眼圧逆上昇、虹彩嚢腫注1)
消化器
下痢
腹痛、口渇
皮膚
発疹、皮膚乾燥
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
3H-ジスチグミン臭化物を白色家兎に点眼した結果、投与後約20分で眼内組織濃度は最高となり、以後0.3~0.45/hrの割合で指数関数的に減少した1)。
疾患名/1日投与回数
有効率%(有効例/症例数注2))
1回/日
2回/日
計
緑内障
64.3(45/70)
68.6(35/51)
66.1(80/121)
調節性内斜視
56.1(32/57)
58.0(51/88)
57.2(83/145)
重症筋無力症(眼筋型)
100.0(1/1)
80.0(12/15)
81.3(13/16)
60.9(78/128)
63.6(98/154)
62.4(176/282)
本剤は、コリンエステラーゼを阻害し、局所のアセチルコリン濃度を高めることにより、コリン作動性神経を刺激する。
広隅角緑内障患者に本剤の1%液1滴点眼したところ、眼圧は1時間後に下降し始め、12時間後には最低眼圧となり、24時間後までこれが持続され、84時間後でも点眼前の眼圧より低かった2)。
ネコに本剤の1%液を点眼したところ、縮瞳は24時間以上持続し、アトロピンによる散瞳に対しても著明に拮抗した3)。
本剤100μg/kg及びネオスチグミン100~400μg/kgをラットに1回腹腔内投与したとき、血中コリンエステラーゼ活性はそれぞれ約80%及び30~60%阻害された3)。
ラットの血涙反応では、対照値のアセチルコリンED50値を1/5に減ずるに要する用量は、本剤で8.6μg/kg、ネオスチグミンで16.6μg/kgであった。また、本剤の作用は、投与後2時間で最大となり、少なくとも48時間以上持続した3)。
ジスチグミン臭化物(Distigmine Bromide)(JAN)
3,3'-[Hexane-1,6-diylbis(methyliminocarbonyloxy)]bis(1-methylpyridinium)dibromide
C22H32Br2N4O4
576.32
本品は白色の結晶性の粉末である。本品は水に極めて溶けやすく、メタノール、エタノール(95)又は酢酸(100)に溶けやすく、無水酢酸に溶けにくい。本品の水溶液(1→100)のpHは5.0~5.5である。本品はやや吸湿性である。本品は光によって徐々に着色する。
約150℃(分解)
5mL×5本
1) 三島済一ほか:眼科臨床医報. 1970;64(5):406-411
2) 塚原重雄:臨床眼科. 1970;24(2):291-296
3) 社内資料:ウブレチドの薬理学的研究
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