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処方箋医薬品注)
内痔核
通常、成人1回5mLを粘膜下に注射し、1部位に対する1回の注射量は1~3mLとする。症状に応じ、適宜増減する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下している。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
投与部位
疼痛、びらん、肛門部不快感、腫脹、注射部出血
肛門部狭窄感
痔核嵌頓、血腫
循環器
徐脈
血圧低下
消化器
悪心
嘔吐
その他
冷汗
めまい
悪寒、熱感
パオスクレー0.2mL/kg(フェノール量として10mg/kg)をラットの肛門皮下に注射し局所貯留性を検討した。本剤中のフェノールは投与30分後には約75%以上、6時間後には96%以上が局所から消失した1) 。
パオスクレー4mL/kg(フェノール量として0.2g/kg)をラットに腹腔内投与し、1、4、24時間後における肝臓、腎臓、肺臓、心臓、消化管および血液のフェノール濃度を測定した。本剤中のフェノールは投与1時間後をピークに主に肝臓、腎臓、消化器、肺臓等に分布し、投与24時間後には検出されなかった。他の臓器に比較して肝臓に多く分布されたが、各臓器からの消失は速やかであった1) 。溶媒のアルモンド油は、ヒトにおいて注射後3週間では本剤を投与した局所組織に残留することが認められているが、9カ月および16カ月後の観察では確認されなかった2),3) 。
パオスクレー4mL/kg(フェノール量として0.2g/kg)をラットに腹腔内投与したところ、投与されたフェノールの約91%が24時間以内に尿中から排泄され、そのうちの約95%が結合型フェノールとして存在した。糞中には結合型フェノールとして約0.4%が認められた1) 。
疾患名
有効率(%)(有効例/症例数)
82.8(207/250)
本剤を内痔核粘膜下層に注射することにより、静脈瘤様変化を呈している上痔静脈を圧迫閉塞させ、速やかに止血し、更にこれを次第に縮小させ、遂には線維組織化させて痔核を硬化萎縮させる2),3),4) 。
フェノール(Phenol)(JAN)
Phenol
C6H6O
94.11
本品は無色~わずかに赤色の結晶又は結晶性の塊で、特異なにおいがある。本品はエタノール(95)又はジエチルエーテルに極めて溶けやすく、水にやや溶けやすい。
5mL×10管
1) 社内資料:パオスクレーのフェノールの吸収排泄実験
2) 植村 剛:臨床と研究. 1972;49(3):824-827
3) 高野正博ほか:診療と新薬. 1975;12(1):133-144
4) 坂部孝ほか:日本大腸肛門病学会雑誌. 1971;23(4):31-33
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