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シングルバッグ 1,000mL
処方箋医薬品注)
排液用バッグ付 1,000mL
シングルバッグ 1,500mL
排液用バッグ付 1,500mL
シングルバッグ 2,000mL
排液用バッグ付 2,000mL
シングルバッグ 2,500mL
排液用バッグ付 2,500mL
シングルバッグ 5,000mL
慢性腎不全患者における腹膜透析(高マグネシウム血症や代謝性アシドーシスの改善が不十分で、かつカルシウム製剤や活性型ビタミンD製剤の投与により高カルシウム血症をきたすおそれのある場合に用いる)。
ダイアニール-N PD-2 1.5腹膜透析液、2.5腹膜透析液及びダイアニール-N PD-4 1.5腹膜透析液、2.5腹膜透析液は、各々次のような場合に使用すること。
腹腔内に注入し透析治療を目的とした液として使用する。通常、成人では1回1.5~2Lを腹腔内に注入し4~8時間滞液し効果期待後に排液除去する。以上の操作を1回とし体液の過剰が1kg/日以下の場合、通常1日あたりダイアニール-N PD-4 1.5腹膜透析液のみ3~4回の連続操作を継続して行う。体液の過剰が1kg/日以上認められる場合、通常ダイアニール-N PD-4 2.5腹膜透析液を1~4回、またはダイアニールPD-4 4.25腹膜透析液を1~2回処方し、ダイアニール-N PD-4 1.5腹膜透析液と組み合せて1日あたり3~5回の連続操作を継続して行う。なお注入量、滞液時間、操作回数は症状、血液生化学値及び体液の平衡異常、年齢、体重などにより適宜増減する。注入及び排液速度は、通常300mL/分以下とする。
臨床症状:低栄養・るいそう・下痢・便秘・微熱・血性排液・局所性もしくはびまん性の腹水貯留・腸管ぜん動音低下・腹部における塊状物触知・除水能の低下・腹膜透過性の亢進血液検査所見:末梢白血球数の増加・CRP陽性・低アルブミン血症・エリスロポエチン抵抗性貧血・高エンドトキシン血症画像診断:X線検査・超音波検査・CT検査
腹膜炎、腹膜損傷、腹膜癒着及び腹腔内臓器疾患が悪化する又は誘発されるおそれがある。
手術部位の治癒を妨げるおそれがある。
細菌感染を起こすおそれがある。
腹圧上昇により肺機能の低下が起こるおそれがある。
糖代謝異常が悪化する又は誘発されるおそれがある。
栄養状態が悪化するおそれがある。
腹部ヘルニアが悪化するおそれがある。
腰椎障害が悪化するおそれがある。
憩室炎が腹膜炎合併の原因となるおそれがある。
腹腔内透析液貯留により胸腔が圧迫され、換気障害が悪化するおそれがある。
高コレステロール血症、高トリグリセライド血症が悪化するおそれがある。
肥満を増長させるおそれがある。
低蛋白血症が悪化するおそれがある。
易感染性であるため、細菌性腹膜炎等を誘発するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
ジギタリス製剤
ジギタリス中毒が誘発されるおそれがある。
本剤はカリウムを含まないため、血清カリウム値が低下する可能性があり、ジギタリス中毒を起こすおそれがある。
利尿剤
水及び電解質異常が誘発されるおそれがある。
本剤には除水効果があるため、併用により、脱水症状や電解質異常を起こすおそれがある。
急激な脱水による循環血液量の減少、低血圧、ショック等があらわれた場合には、投与を中止し、輸血、生理食塩液、昇圧剤の投与等適切な処置を行うこと。
頻度不明※
精神神経系
筋痙攣
消化器
悪心、腹痛、腹部膨満感、嘔吐、下痢、便秘、痔核、腹膜炎
循環器
高血圧、低血圧
呼吸器
息切れ、胸水貯留
皮膚
蕁麻疹、発疹、紅斑、そう痒症
代謝・栄養
高乳酸血症、低カリウム血症、低ナトリウム血症、低カルシウム血症、低リン血症、低マグネシウム血症、代謝性アルカローシス、食欲不振、高コレステロール血症、高トリグリセライド血症、低蛋白血症、高血糖、肥満、アミノ酸や水溶性ビタミン等の喪失、脱水
その他
除水不良、ヘルニア、陰嚢水腫、発熱、筋肉痛、筋骨格痛、浮腫、倦怠感
トラブル
対処法
フランジブルシール開放後の透析液バッグ及びチューブの亀裂又は液漏れ
直ちにクランプを閉め、新しいキャップをして、医師又はその他医療従事者に連絡し、指示を受けてください。
接続部及びチューブの亀裂又は液漏れ
直ちに亀裂又は液漏れの発生部分より、患者側に近い接続チューブを2又は3ヵ所しばり、医師又はその他医療従事者に連絡し、指示を受けてください。
腹膜透析治療(CAPD)を受けている患者(国内15施設、総計81症例)を対象として比較臨床試験を実施した。既存の対照薬※での治療を受けている症例に試験開始から2箇月間対照薬を継続して投与し、その後旧製剤を含む本剤※※を1日あたり3~5バッグ(2L/バッグ)、4箇月間連続投与した。対照薬及び本剤投与における毎日の各ブドウ糖濃度の組合せ、使用順序及び交換回数は原則として試験期間を通じて一定とした。当該試験期間中において、対照薬及び本剤に起因する副作用は認められなかった4),5)。
有効性、安全性ならびに臨床症状を総合的に判断した有用率(有用以上)は、解析対象70例において対照薬では85.7%であり、本剤では88.6%であった。(評価は、極めて有用、有用、やや有用、無用、判定不能の5段階評価)
透析液のブドウ糖濃度とカルシウムバランスにおいて、ダイアニールPD-2 1.5及び2.5では生体に対してカルシウムが吸収され、ダイアニールPD-4 1.5及び2.5ではともにカルシウムを除去することができた。(カルシウム除去量:ダイアニールPD-4 1.5 17.5±15.7mg/回、ダイアニールPD-4 2.5 30.5±14.8mg/回)
本剤の使用により、血清カルシウム濃度を正常化しつつ炭酸カルシウム製剤使用量を増加させ(炭酸カルシウム製剤の平均投与量は、対照薬使用2箇月目及び本剤使用4箇月目でそれぞれ2.53±1.96g/日、3.70±2.57g/日)、さらに活性型ビタミンD製剤の増量投与が可能であった(活性型ビタミンD製剤〈1α(OH)D3〉の平均投与量は、対照薬使用2箇月目及び本剤使用4箇月目でそれぞれ2.56±2.06μg/週、3.96±3.53μg/週)。また、アルミニウム製剤の平均投与量は、本剤投与期間の延長に伴い有意に減少した(対照薬使用2箇月目及び本剤使用4箇月目でそれぞれ2.42±1.67g/日、1.69±1.43g/日、P<0.05)。
2Lの透析液を4~8時間滞液したときの除水量は、1回貯留によりダイアニールPD-4 1.5で129±102mL(平均値±標準偏差、57症例)、ダイアニールPD-4 2.5で387±129mL(平均値±標準偏差、52症例)、ダイアニールPD-4 4.25腹膜透析液で675±335mL(平均値±標準偏差、17症例)であった。ただしこの値は患者の血漿浸透圧、水分摂取状況、残存腎機能(尿量)などにより変動するものと考えられる。
※ダイアニール-N PD-2 1.5腹膜透析液、同2.5腹膜透析液の旧製剤(ダイアニールPD-2 1.5、同2.5)及びダイアニールPD-2 4.25腹膜透析液
※※ダイアニール-N PD-4 1.5腹膜透析液、同2.5腹膜透析液の旧製剤(ダイアニールPD-4 1.5、同2.5)及びダイアニールPD-4 4.25腹膜透析液
本剤は腎によって通常排泄される毒物や代謝物の除去、また、体液及び電解質液平衡の是正を目的として腹腔内へ腹膜カテーテルを通じて注入し、一定時間経過後排液するものである。浸透と拡散は透析液と患者の血漿間の腹膜を介して行われる。これにより、血漿電解質濃度は拡散により正常域に近づき、また高濃度で存在する毒物や代謝物は腹膜を介して透析液に移動する。乳酸は血液の酸塩基平衡維持のために添加されている。透析液中のブドウ糖により血漿と比較して高浸透圧にすることで浸透圧勾配をつくり、患者から腹腔内に水を除去する6),7),8),9),10)。
販売名
規格
容器
包装単位
ダイアニール-N PD-4 1.5腹膜透析液
シングルバッグ
1,000mL
1.5Lバッグ
8
1,500mL
6
2,000mL
2.0Lバッグ
4
2,500mL
2.5Lバッグ
5,000mL
5.0Lバッグ
2
ダイアニール-N PD-4 2.5腹膜透析液
シングルバッグ・機器専用
システムⅡシングルバッグ
ダイアニール-N PD-4 1.5腹膜透析液†
ツインバッグ
5
ダイアニール-N PD-4 2.5腹膜透析液†
UVツインバッグ
†薬価基準収載名:(排液用バッグ付)
1) 太田和夫:人工腎臓の実際(改訂第3版),南江堂,1980;294-295.
2) 秋葉隆:腹膜炎の予防と治療,太田和夫・中川成之輔 編:CAPDの臨床,南江堂,1984;149-163.
3) 野本保夫,他:硬化性被嚢性腹膜炎(sclerosing encapsulating peritonitis, SEP)診断・治療指針(案)-1995年におけるコンセンサス-,透析会誌,1996;29(2):155-163.
4) 太田和夫,他:2.5mEq/Lカルシウム濃度透析液(BLLC)を用いたContinuous Ambulatory Peritoneal Dialysis療法による臨床的有用性の検討,腎と透析,1992;32(6):1003-1017.
5) *社内資料:株式会社ヴァンティブ:臨床試験
6) Pyle, W.K., et al.:Peritoneal transport evaluation in CAPD, In edited by Moncrief, J.W., et al.:CAPD Update, Masson Publishing USA, 1981;35-52.
7) 中川成之輔:腹膜灌流とCAPDの原理,太田和夫・中川成之輔 編:CAPDの臨床,南江堂,1984;5-17.
8) Nolph, K.D., et al.:Multicenter evaluation of a new peritoneal dialysis solution with a high lactate and a low magnesium concentration, Peritoneal Dialysis Bulletin, 1983;3(2):63-65.
9) Mandelbaum, J.M., et al.:Six months’ experience with PD-2 solution, Dialysis and Transplantation, 1983;12(4):259-260.
10) 太田和夫,他:慢性腎不全患者に対するPD-2を用いたCAPD療法の臨床効果と安全性についての検討,臨床透析,1985;1(8):1117-1129.
*株式会社ヴァンティブ
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製造販売業者(輸入元)株式会社ヴァンティブ
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