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通常成人1回0.5~1.0gを1日1~2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
連用による耐性の増大等のため、効果が減弱し薬剤に頼りがちになることがあるので、長期連用を避けること。
腸管蠕動運動亢進作用により腹痛等がみられるので、消化管の手術後は特に注意すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。なお、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には大量に服用しないよう指導すること。投与した場合、子宮収縮を誘発して、流早産の危険性がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。乳児に下痢がみられたとの報告がある。
一般に生理機能が低下している。
5%以上
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
過敏症
発疹等
消化器
腹痛
悪心・嘔吐、腹鳴等
肝臓
ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇、血中ビリルビン上昇
電解質
低カリウム血症
本剤の投与により、尿が黄褐色又は赤色を呈することがある。
主成分であるセンノシドA・Bは胃及び小腸から吸収されず、そのままの形で作用部位である大腸に到達する。
大腸での腸内細菌により代謝され、セニジンを経てレインアンスロンとなり活性を発現する1)。
本剤と同一有効成分を含有する錠剤の常習性便秘患者を対象とした二重盲検比較試験(1回2錠、1日就寝前1回の7日間投与)における有効率はセンノシド群(以下、S群と略)で75.9%(22/29)、プラセボ群(以下、P群と略)で36.4%(12/33)であり、有用性が認められた。副作用発現率は、S群で29例中8例(27.6%)、P群で33例中3例(9.1%)であった。主な副作用は、S群で軽度の排便回数の増加、腹痛、下痢などすべて主作用に基づくものと考えられた2)。
本剤と同一有効成分を含有する顆粒剤において、おおよそ3日以上排便のない患者を対象とした試験(1回センノシドA・Bとして17.2~24mg、1日就寝前1回の1日から14日間投与)の結果、有効率84.7%(150/177例)であり、有用性が認められた。副作用発現率は、20.9%(37/177例)46件であった。主な副作用は、腹痛25件(14.1%)、腹鳴9件(5.1%)、下痢6件(3.4%)、軟便4件(2.3%)、不快感2件(1.1%)であった3),4),5),6),7),8)。
主成分であるセンノシドA・Bは胃及び小腸から吸収されず、そのままの形で作用部位である大腸に到達したのち、腸内細菌の作用によりレインアンスロンとなり、瀉下作用を発現する9)(マウス)。その他の成分であるレイン、アロエエモジン、センノシドC等は瀉下作用を増強するとされている10),11),12)(マウス)。また、動物実験において腸管の水分及びNa+の吸収を阻害し、かつ収縮を減少して緊張を低下させる13),14),15)(ラット、イヌ)。
センノシドA・B(Sennoside A・B)
Dihydro-dirhein-anthrone-glucoside
C42H38O20
862.74
開封後は湿気を避けて保存すること。
100g[バラ]0.5g×600包[4連包×15×10]0.5g×840包[7連包×12×10]1.0g×350包[7連包×10×5]1.0g×1000包[4連包×10×25]
1) Masao,H. et al.:Pharmacology. 1988;36(Supp.1):172-179
2) 伊藤文雄 他:薬理と治療. 1975;3(5):855-872
3) 山本照晃:診療と新薬. 1982;19(10):2922-2924
4) 鶴岡信博 他:産婦人科の世界. 1982;34(7):741-743
5) 鈴木俊彦:診療と新薬. 1984;21(4):783-787
6) 大郷勝三 他:医学と薬学. 1984;11(5):1425-1428
7) 千村哲郎:産婦人科の世界. 1984;36(8):643-645
8) 陰山克 他:新薬と臨床. 1985;34(8):1431-1435
9) Sasaki,K.et al.:Planta Medica. 1979;37(4):370-378
10) Fairbairn,J.W.et al.:Nature. 1951;167(4259):988
11) Fairbairn,J.W.et al.:J.Pharm.Pharmacol. 1951;3(12):918-925
12) 木佐佳世子 他:日本生薬学会第27回年会1980
13) Lemmens,L.et al.:J.Pharm.Pharmacol. 1976;28(6):498-501
14) Garcia-Villar,R.et al.:J.Pharm.Pharmacol. 1980;32(5):323-329
15) Leng-Peschlow,E,:J.Pharm.Pharmacol. 1980;32(5):330-335
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