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アクロマイシン軟膏3%

添付文書番号

2634704M1047_2_03

企業コード

480866

作成又は改訂年月

2024年7月改訂(第2版)
2022年8月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

872634

承認等

アクロマイシン軟膏3%

販売名コード

YJコード

2634704M1047

販売名英語表記

Achromycin Ointment 3%

販売名ひらがな

あくろまいしんなんこう3%

承認番号等

承認番号

22000AMX01500000

販売開始年月

1955年8月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

4年

一般的名称

テトラサイクリン塩酸塩軟膏

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

テトラサイクリン系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

アクロマイシン軟膏3%

有効成分1g中
日局 テトラサイクリン塩酸塩   30mg(力価)
添加剤精製ラノリン、白色ワセリン、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル

3.2 製剤の性状

アクロマイシン軟膏3%

色・性状黄色の軟膏剤

4. 効能又は効果

  • 〈適応菌種〉

    テトラサイクリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属

  • 〈適応症〉

    表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染

6. 用法及び用量

通常、症状により適量を1日1~数回、直接患部に塗布または無菌ガーゼにのばして貼付する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめること。
  2. 8.2 感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い、感作されたことを示す兆候(瘙痒、発赤、腫脹、丘疹、小水疱等)があらわれた場合には使用を中止すること。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

頻度不明

過敏症

発疹

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

細菌の蛋白合成系において、aminoacyl t-RNAがm-RNA・リボゾーム複合物と結合するのを妨げ、蛋白合成を阻止させることにより抗菌作用を発揮する。また、本剤は動物のリボゾームには作用せず、細菌のリボゾームの30Sサブユニットに特異的に作用することから、選択毒性を有すると報告されている1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称

テトラサイクリン塩酸塩(Tetracycline Hydrochloride)

化学名

(4S,4aS,5aS,6S,12aS)-4-Dimethylamino-3,6,10,12,12a-pentahydroxy-6-methyl-1,11-dioxo-1,4,4a,5,5a,6,11,12a-octahydrotetracene-2-carboxamide monohydrochloride

分子式

C22H24N2O8・HCl

分子量

480.90

性状

本品は、黄色の結晶又は結晶性の粉末である。本品は、水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくい。

化学構造式

22. 包装

チューブ:5g×1本、5g×10本、25g×1本
瓶:500g

24. 文献請求先及び問い合わせ先

サンファーマ株式会社 くすり相談センター

*〒105-0011 東京都港区芝公園1-7-6

受付時間:9時~17時
(土、日、祝日、その他当社の休業日を除く)
TEL:0120-22-6880
ホームページ:https://jp.sunpharma.com/

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

サンファーマ株式会社

東京都港区芝公園1-7-6

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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