当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
低カリウム状態時のカリウム補給。
1回カリウム10mEq相当量 1日3~4回経口投与。症状により適宜増減する。
低用量から投与開始することが望ましい。
抗アルドステロン剤の併用が望ましい。
本剤とともにクロールを補給することが望ましい。
細胞外ヘカリウムが移行する状態であり、高カリウム血症となるおそれがある。
高カリウム血症があらわれるおそれがある。
投与しないこと。カリウムの排泄低下により、高カリウム血症となるおそれがある。,
カリウム排泄低下により、高カリウム血症となるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
*エプレレノン(高血圧症)
エサキセレノン
血清カリウム値が上昇するおそれがある。
併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある。
*エプレレノン(慢性心不全)
フィネレノン
血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。
カリウム貯留作用が増強するおそれがある。
カリウム保持性利尿剤
高カリウム血症があらわれやすい。
カリウム保持性利尿剤はカリウムの腎排泄を減少させるため、同時にカリウム塩を服用することにより、体内のカリウム量が増加し、高カリウム血症を引き起こす。
抗コリン作動薬
消化管粘膜刺激作用があらわれやすい。
消化管運動の抑制によりグルコン酸カリウムが粘膜に留まり易くなる。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤
アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤によりアルドステロンの分泌低下が起き、カリウムの排泄が減少するため、同時にカリウム塩を服用することにより、体内のカリウム量が増加し、高カリウム血症を引き起こす。
非ステロイド性消炎鎮痛剤
β遮断剤
シクロスポリン
ヘパリン
ジゴキシン
これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症を引き起こす。
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール
高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意すること。
グルコン酸カリウムによる血清カリウム値の上昇とドロスピレノンの抗ミネラルコルチコイド作用によると考えられる。
V2-受容体拮抗剤
併用した場合、血清カリウム値が上昇するおそれがある。
水利尿作用により循環血漿量の減少を来し、相対的に血清カリウム値が上昇するおそれがある。
一時に大量を投与すると心臓伝導障害があらわれることがある。
0.1~2%未満
0.1%未満
消化器
悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛、胸やけ、便秘、腹部膨満感等
皮膚
皮疹、そう痒等
過量投与により、高カリウム血症があらわれるおそれがある。一般に高カリウム血症は初期には無症状のことが多いので、血清カリウム値及び特有な心電図変化(T波の尖鋭化、QRS幅の延長、ST部の短縮、P波の平坦化ないしは消失)に十分注意すること。なお、筋肉及び中枢神経系の症状として錯感覚、痙攣、反射消失があらわれ、また、横紋筋の弛緩性麻痺は呼吸麻痺に至るおそれがある。
高カリウム血症の発生後は直ちに投与を中止し、血清カリウム値、臨床症状に応じて下記のうち適切な処置を行うこと。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
健康成人にグルコンサンK錠5mEq8錠(カリウムとして40mEq)を経口投与した場合、血中濃度は1時間30分~2時間30分で最高に達する1)。
健康成人にグルコンサンK錠5mEq8錠(カリウムとして40mEq)を経口投与した場合、数時間で過剰のカリウムの大部分は尿中に排泄される1)。
グルコンサンK錠5mEqについて12施設で総計223例について実施された一般臨床試験では、有効率89.7%(200/223)を示した。副作用発現率は、223例中8例(3.6%)であった。主な副作用は、下痢3例(1.4%)、悪心・嘔気2例(0.9%)、食欲不振1例(0.45%)、便秘1例(0.45%)等であった1),2),3),4),5),6),7),8),9),10),11),12)。
塩化カリウム腸溶錠を対照薬とした二重盲検比較試験(5施設、113例)において、降圧利尿剤使用症例56例中の血清カリウム値の変化量を指標として評価した結果、本剤の有用性が認められている。副作用発現率は、56例中11例(19.6%)であった。主な副作用は、食欲不振8例(14.2%)、悪心3例(5.3%)、嘔気3例(5.3%)、胃痛2例(3.5%)、下痢1例(1.7%)であった13)。
カリウムイオンは、ほとんどの体組織でその細胞内にある不可欠の陽イオンであり、細胞の緊張の維持、神経インパルスの伝導、心臓の収縮、骨格筋と平滑筋の収縮及び正常な腎機能保持作用を示す。グルコン酸カリウムは陰イオン部分がほとんど薬理作用を示さないカリウム塩で電解質平衡(酸-塩基平衡に伴う)の調節等の作用を示す。
Potassium gluconate(グルコン酸カリウム)
C6H11KO7
234.25
本品は白色~黄白色の結晶性の粉末又は粒で、においはなく、味はわずかに苦い。本品は水に極めて溶けやすく、氷酢酸に溶けやすく、無水エタノール、エーテル及びクロロホルムにほとんど溶けない。本品の水溶液(1→25)のpHは6.9~7.8である。
約178℃(分解)
100錠[10錠(PTP)×10]1000錠[10錠(PTP)×100]
120g[1g(HS)×120]600g[1g(HS)×600]1200g[1g(HS)×1200]600g[バラ]
1) 阿部 裕 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1223-1230
2) 上田 泰 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1209-1216
3) 吉利 和 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1217-1221
4) 東条 静夫 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1231-1237
5) 林田 洋一 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1239-1245
6) 武内 重五郎 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1247-1252
7) 木下 康民 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1253-1256
8) 加藤 暎一 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1257-1267
9) 小林 快三 他:診療と新薬, 1973, 10(6), 1269-1272
10) 高須 照夫 :診療と新薬, 1973, 10(8), 1751-1755
11) 東 冬彦 他:診療と新薬, 1973, 10(8), 1757-1763
12) サンファーマ株式会社 社内資料:臨床試験
13) 上田 泰 他:基礎と臨床, 1974, 8(11), 3590-3611
**サンファーマ株式会社 くすり相談センター
〒105-0011 東京都港区芝公園1-7-6
受付時間:9時~17時(土、日、祝日、その他当社の休業日を除く)TEL:0120-22-6880ホームページ:https://jp.sunpharma.com/
サンファーマ株式会社
東京都港区芝公園1-7-6
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.