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処方箋医薬品注)
症候性神経痛、腰痛症
通常、成人には1回10mLを1日1回3分間以上かけて緩徐に静脈内投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。本剤は、鎮痛剤の経口投与が不可能な場合または急速に症状を改善する必要がある場合のみ使用する。
血小板機能異常を起こすおそれがある。
消化性潰瘍が悪化するおそれがある。
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。
投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。
腎障害が悪化するおそれがある。
肝障害が悪化するおそれがある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
クマリン系抗凝血剤 ワルファリン
クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血時間の延長、消化管出血等を起こすことがあるので、クマリン系抗凝血剤を減量するなど慎重に投与すること。
本剤は、血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝血剤と置換し、遊離させる。また、本剤は血小板凝集抑制作用による出血作用を有する。
糖尿病用剤 インスリン製剤 トルブタミド 等
糖尿病用剤の作用を増強し、低血糖を起こすことがあるので、糖尿病用剤を減量するなど慎重に投与すること。
本剤は、血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し、遊離させる。
胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発疹、浮腫、鼻炎様症状、結膜炎等
血液
白血球減少、血小板減少、貧血等
精神神経系
耳鳴、難聴、めまい
肝臓
黄疸、AST・ALT・Al-Pの上昇
腎臓
腎障害
消化器
胃痛、食欲不振、嘔気、嘔吐、消化管出血
注射部位
血管痛、しびれ感、発赤、そう痒感、腫脹等
使用に際しては、患者を横臥させ10mLを3分間以上かけて、できるだけゆっくり注射すること。
非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的な不妊が認められたとの報告がある。
国内7施設で総計181例について実施された臨床試験の概要は以下のとおりである。
疾患名
有効率(%)
老人性神経痛
41/53(77.4%)
神経痛(坐骨・肋間)
19/21(90.5%)
外傷性神経痛
6/9(66.7%)
五十肩
関節痛
9/9(100%)
腰痛症
27/35(77.1%)
筋肉疼痛
3/4(75.0%)
術後癒着疼痛
3/3(100%)
急・慢性リウマチ
21/26(80.8%)
計
148/181(81.8%)
コンドロイチン硫酸は生体内の結合織に分布しているグリコサミノグリカンの一種でムコ多糖であり、結合織の主成分であるコラーゲン線維を安定にさせる作用を持つとされている2)。鎮痛効果についても中枢性の作用を有し速効的に中枢における疼痛感受の閾値を高めるとされている3)。
プロスタグランジン生合成の律速酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し、プロスタグランジンの産生を抑制することにより、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用を現す。構成型COX(COX-1)と誘導型COX(COX-2)に対する選択性はない4)。
酢酸Writhing法(マウス)、Randall-Selitto法(ラット)及び圧刺激法(マウス)により検討したところ、サリチル酸ナトリウムとコンドロイチン硫酸エステルナトリウムを配合することにより、その鎮痛作用は増強される5)。
ラットにおけるカラゲニン浮腫は用量依存的に抑制される6)。
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム(Chondroitin Sulfate Sodium)
(C14H19NNa2O14S)n
(503.349)n
・白色~微黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおい及び味がある。・水に溶けやすく、エタノール、アセトン又はエーテルにほとんど溶けない。・水溶液(1→100)のpHは5.5~7.5である。・吸湿性である。
サリチル酸ナトリウム(Sodium Salicylate)
Monosodium 2-hydroxybenzoate
C7H5NaO3
160.10
・白色の結晶又は結晶性の粉末である。・水に極めて溶けやすく、酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすい。・光によって徐々に着色する。
10mL×50管[アンプル]
1) 門間和夫ほか:小児科の進歩. 1983;2:95-101(L20210259 )
2) 青木虎吉ほか:診療と新薬. 1977;14(8):2041-2048(L20230197 )
3) 立石昭夫ほか:基礎と臨床. 1988;22(8):2311-2317(L20230198 )
4) 第十八改正日本薬局方解説書. 2021:C-2072-C-2075、C-119-C-124(L20230199)
5) 神守功二ほか:基礎と臨床. 1987;21(1):7-9 (L20230200 )
6) 浜野哲夫ほか:新薬と臨床. 1977;26(4):755-764(L20230201 )
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