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処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
シチコリンとして、通常成人1回100~500mgを1日1~2回点滴静脈内注射、静脈内注射又は筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、シチコリンとして1日1回1,000mgを4週間連日静注する。又は、シチコリンとして1日1回250mgを4週間連日静注し、改善傾向が認められる場合には更に4週間継続投与する。
通常、蛋白分解酵素阻害剤と併用して、1日1回シチコリンとして1,000mgを2週間連日静脈内投与する。
通常、1日1回シチコリンとして1,000mgを2週間連日静脈内投与する。
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
0.1~5%未満
0.1%未満
過敏症
発疹
精神神経系
不眠、麻痺肢のしびれ感の発現又は増強(脳卒中片麻痺に用いた場合)
頭痛、めまい、興奮、痙攣
消化器
悪心
食欲不振
肝臓
肝機能検査値の異常
眼
一過性の複視
その他
熱感
一過性の血圧変動、倦怠感
組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
できるだけゆっくり投与すること。
頭部外傷や脳手術に伴う意識障害患者の意識水準、脳波等を改善する。なかでも著明な脳幹症状を伴わない患者に対する改善効果が高いことが認められている1),2)。
脳卒中発症後2週間以内の急性期意識障害患者にシチコリン注射液1,000mg/日を2週間連日静注した二重盲検比較試験において、脳梗塞ではシチコリン投与群が非投与群より有意に優れたが、脳出血の場合には有意の差が認められなかった。この相違は、コンピューター断層撮影の所見から脳の器質的病変の程度が脳出血においては脳梗塞に比し大であることに起因すると考えられ、脳出血急性期意識障害に対する効能・効果を取得していない。副作用発現頻度は、脳梗塞ではシチコリン投与群で12.0%(16/133例)であった。主な副作用は、肝機能障害、腎障害及び消化管出血であった3)。
リハビリテーション及び通常の内服薬物療法を行っている発症後1年以内の脳卒中片麻痺患者を対象として、シチコリン注射液250mg/日、1,000mg/日を8週間連日静注した二重盲検比較試験において上肢運動機能の改善率は4週目では1,000mg投与群が250mg投与群及びシチコリン非投与対照群より高く、8週目では250mg及び1,000mg投与群がシチコリン非投与対照群より優れることが認められている4),5)。また、335例についての製造販売後臨床試験6)でも有用性が認められている。
膵炎患者を対象として蛋白分解酵素阻害剤ガベキサートメシル酸塩に併用してシチコリン注射液1,000mg/日を1~2週間連日静注した二重盲検比較試験において、シチコリン併用群がガベキサートメシル酸塩単独群に比し、全般改善度で有意に優れ、症状別では特に上腹部痛、腹部膨満、腹膜炎症状、AST、ALT、総ビリルビン等の改善効果が高く、併用療法の有用性が認められている。副作用発現頻度は、シチコリン併用群で3.0%(3/100例)であった。主な副作用は、ASTの軽度上昇、ALTの軽度上昇、白血球数減少、血小板数減少、軽度頭痛及び一過性軽度めまいであった7)。また、蛋白分解酵素阻害剤アプロチニンに併用してシチコリン注射液1,000mg/日を1~2週間連日静注した非盲検比較試験においてもアプロチニン単独群と比べ、上記と同様にシチコリン併用群がより優れる成績が得られている。副作用発現頻度は、シチコリン併用群で6.5%(4/62例)であった。主な副作用は、軽度頭痛、中等度の発熱、軽度のかゆみ及び手指に軽度の発疹を伴うかゆみであった8)。
上行性網様体賦活系促進(意識水準上昇)、錐体路系促進(運動機能亢進)、脳血流改善、脳内ドパミン増加などの関与が示唆されている9)。
シチコリン(Citicoline)
P'-[2-(Trimethylammonio)ethyl]cytidine 5'-(monohydrogen diphosphate)
C14H26N4O11P2
488.32
・白色の結晶性の粉末である。・水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。・0.01mol/L塩酸試液に溶ける。
2mL×50管[アンプル]
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