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処方箋医薬品注)
下記疾患における視床下部性性腺機能低下症
ゴナドレリン酢酸塩として通常1回10~20μgを2時間間隔で1日12回皮下投与する。なお、12週間投与し、血中ゴナドトロピンあるいは性ホルモンの上昇がみられない場合は投与を中止する。
本剤は用法に従った投与間隔を維持しないと血中ゴナドトロピン及び性ホルモンの低下を来すことがあるので、適切に調節された自動間歇注入ポンプを用いて投与すること。
子宮筋腫の発育を促進するおそれがある。
症状が増悪するおそれがある。
子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合がある。
乳癌が再発するおそれがある。
前立腺肥大が増大するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。動物実験で流産(マウス:0.04mg/kg以上)若しくは分娩遅延(マウス:0.04mg/kg以上、ラット:0.02mg/kg以上、ウサギ:0.004mg/kg以上)が認められている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続性又は中止を検討すること。
0.1~5%未満
過敏症
発赤、発疹
肝 臓
AST、ALTの軽度な上昇
外国人のデータでは、健康成人男子(5例)に20μg皮下投与したとき、15分後に最高血中濃度260pg/mLに達する。血中濃度の半減期は27.4分である1)。
全国21施設において、視床下部性性腺機能低下症(成長ホルモン分泌不全性低身長症、視床下部器質性障害、ゴナドトロピン単独欠損症)32例を対象とし、投与は1回10μgを2時間ごとに1日12回皮下投与を行い、効果不十分な場合は20μgに増量した。投与期間は、最大59週間投与した。結果は以下のとおりであった。
疾患名
有効例数/症例数
有効率
視床下部性性腺機能低下症
成長ホルモン分泌不全性低身長症(ゴナドトロピン分泌不全を伴う)
8/11
72.7%
視床下部器質性障害
8/10
80.0%
ゴナドトロピン単独欠損症
11/11
100.0%
計
27/32
84.3%
総症例32例中、副作用が報告されたのは3例(9.4%)で、発疹1件(3.1%)、発赤1件(3.1%)、肝機能検査値異常1件(3.1%)であった。
下垂体前葉を刺激してゴナドトロピン(LH、FSH)の分泌を促進する。この結果、性ホルモンの産生・分泌を促し性腺機能の低下を改善する。
視床下部を障害した卵巣摘出アカゲザルへの1回6μg1時間間隔の間歇投与は血中ゴナドトロピンを上昇させその血中濃度を維持する。投与法を、持続注入に変更すると間歇投与により上昇していた血中ゴナドトロピンは下降するが、間歇投与の再開により血中ゴナドトロピンは再度上昇する2)。
ゴナドレリン酢酸塩(Gonadorelin Acetate)
5-Oxo-L-prolyl-L-histidyl-L-tryptophyl-L-seryl-L-tyrosyl-glycyl-L-leucyl-L-arginyl-L-prolyl-glycinamide diacetate
C55H75N17O13・2C2H4O2
1302.39
3mL×1管[アンプル]
1) Fauser,B.C.J.M.et al.:Fertil.Steril.1985;44(3):384-389(L20240083)
2) Belchetz,P.E.et al.:Science 1978;202:631-633(L20240084)
3) Wildt,L.et al.:Science 1980;207:1373-1375(L20240085)
4) Knobil,E.et al.:Science 1980;207:1371-1373(L20240086)
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