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下記疾患又は状態におけるカリウム補給
L-アスパラギン酸カリウムとして、通常成人1日0.9~2.7gを3回に分割経口投与する。なお、症状により1回3gまで増量できる。
剤形
1日量
症状により増量(1回)
錠
3~9錠
10錠
散
1.8~5.4g
6g
細胞外へカリウムが移行する状態であり、高カリウム血症を呈するおそれがある。
投与しないこと。カリウムの排泄低下により、高カリウム血症を呈するおそれがある。,
カリウムの排泄低下により、高カリウム血症を呈するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児、乳児には投与しないことが望ましい。動物実験(3週齢以下の幼若マウス及びラット:アスパラギン酸として250mg/kg以上を投与)で、視床下部弓状核に病理組織学的変化を認めたという報告がある。
減量するなど注意すること。カリウムは腎臓から排泄されるが、腎機能が低下していることが多く高い血中濃度が持続するおそれがある。
エプレレノン(高血圧症)
エサキセレノン
血清カリウム値が上昇するおそれがある。
併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある。
エプレレノン(慢性心不全)
フィネレノン
血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。
カリウム貯留作用が増強するおそれがある。
カリウム保持性利尿剤
アンジオテンシン変換酵素阻害剤
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤
非ステロイド性消炎鎮痛剤
β遮断剤
シクロスポリン
ヘパリン
ジゴキシン
トルバプタン
高カリウム血症があらわれることがある。定期的に血清カリウム値を観察し、異常が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行う。
カリウム保持性利尿剤はナトリウム、水の排泄を促進し、カリウムの排泄を抑制する。アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤は、アルドステロンの分泌を低下させ、カリウムの排泄を減少させるため、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。非ステロイド性消炎鎮痛剤、β遮断剤、シクロスポリン、ヘパリン、ジゴキシン、トルバプタンは、血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。腎機能障害のある患者。
抗コリン作動薬
本剤の消化管粘膜刺激があらわれやすい。症状があらわれた場合には、本剤の減量又はカリウムの液剤の使用を考慮する。
抗コリン剤の消化管運動の抑制による。
一時に大量を投与すると心臓伝導障害があらわれることがある。高カリウム血症の治療にはカルシウム剤、重炭酸ナトリウム、高張食塩液、ブドウ糖・インスリン、陽イオン交換樹脂、透析が緊急度に応じて選択される。
0.1~5%未満
消化器
胃腸障害、食欲不振、心窩部重圧感
その他
耳鳴
通常経口投与では重篤な高カリウム血症があらわれることは少ないが、排泄機能の異常等がある場合には起こることがある。一般に高カリウム血症は初期には無症状のことが多いので、血清カリウム値及び特有な心電図変化(T波の尖鋭化、QRS幅の延長、ST部の短縮、P波の平坦化ないしは消失)に十分注意すること。なお、筋肉及び中枢神経系の症状として、錯感覚、痙攣、反射消失があらわれ、また、横紋筋の弛緩性麻痺は、呼吸麻痺に至るおそれがある。
高カリウム血症が認められた場合には血清カリウム値、臨床症状に応じて下記のうち適切と思われる処置を行う。
錠剤は一包化に適さない薬剤である。ただし、一包化が必要な場合は気密性の高い容器で保存し、必要に応じて乾燥剤を入れるなど湿気に十分注意すること。
カリウムは細胞内の主要電解質で、細胞膜電位の形成、酸-塩基平衡の調節、浸透圧の維持等に関与し、神経の興奮や各組織の細胞内代謝に重要な役割をもつ。L-アスパラギン酸カリウムは組織移行性及び体内利用性のよいカリウム塩であることが認められている1),2)。
L-アスパラギン酸カリウム(Potassium L-Aspartate)
C4H6KNO4
171.19
本剤は吸湿性が極めて高いため、アルミピロー包装開封後は湿気を避けて保存すること。
100錠[10錠(PTP)×10]500錠[10錠(PTP)×50]1000錠[10錠(PTP)×100]1000錠[缶、バラ、乾燥剤入り]
500g[缶、乾燥剤入り]
1) 檜垣 鴻 他:薬学研究 1963;35(6):209-225(L20240112)
2) Struck E. et al.:Arzneimittelforschung. 1969;19:113-115(L20240113)
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