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カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物として、通常成人1日30~90mgを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
剤形
成人
錠
10mg
3~9錠
30mg
1~3錠
散
10%
0.3~0.9g
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
消化器
食欲不振、胃部不快感
悪心、嘔吐
過敏症
発疹、そう痒
本剤の代謝物により、尿ウロビリノーゲン試験が陽性になることがある。また、だいだい黄色がかった着色尿があらわれることがある。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
健康成人男子に150mg(5錠)経口投与した場合速やかに血中に移行し、血中濃度は0.5~1時間後に最高(25ng/mL plasma)に達する。血中濃度の半減期は約1.5時間である。注)本剤の承認された用法・用量は、1日30~90mgを3回に分割経口投与である。
尿中排泄動態は血中濃度の推移とよく対応し、投与後0.5~1.5時間で最大となり、24時間までに排泄される。
2種の二重盲検比較試験を含む74施設、1,521例の臨床試験の結果、毛細血管抵抗値の増強及び出血傾向・出血症状の改善が認められている。血管脆弱の認められる高血圧症及び動脈硬化症41例を対象とした二重盲検比較試験の結果、血管抵抗値の有意な増強効果が認められている1)。血管脆弱の認められる高血圧症・糖尿病・紫斑病等の患者51例を対象とした二重盲検比較試験の結果、血管抵抗値を有意に増強し、皮下出血等の出血症状を改善することが確認されている2)。
細血管に作用して、血管透過性亢進を抑制し、血管抵抗値を増強する。血液凝固・線溶系に影響を与えることなく出血時間を短縮し、止血作用を示す。
カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物(Carbazochrome Sodium Sulfonate Hydrate)
Monosodium(2RS)-1-methyl-6-oxo-5-semicarbazono-2,3,5,6-tetrahydroindole-2-sulfonate trihydrate
C10H11N4NaO5S・3H2O
376.32
100錠[10錠(PTP)×10]1000錠[10錠(PTP)×100]
100錠[10錠(PTP)×10]500錠[瓶、バラ]1000錠[10錠(PTP)×100]2100錠[21錠(PTP)×100]
100g[瓶]
1) 堀 慶久 他:臨牀と研究 1974;51(7):1953-1965(L20240125)
2) 加藤作郎 他:臨牀と研究 1975;52(5):1567-1585(L20240126)
3) 小寺 稔 他:臨牀と研究 1966;43(2):357-362(L20240127)
4) 志水 浩 他:診療と新薬 1965;2:421-426(L20240128)
5) 平井国明:体質医学研究所報告 1958;8:417-423(L20240129)
6) 蛭間政和 他:大阪市立大学医学雑誌 1957;6:793-799(L20240130)
7) 小澤 光 他:薬学雑誌 1956;76(12):1408-1414(L20240131)
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