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血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)
通常、1日1~数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。
通常、1日1~数回適量を患部に塗布する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅等
皮膚刺激感
皮膚
(投与部位)
紫斑
ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」とヒルドイドソフト軟膏0.3%を、健康成人男性8名の前腕部内側(適用面積2.54cm2、適用量5mg)に4時間適用した時の角層中の薬物量を測定した。適用後4時間におけるヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」及びヒルドイドソフト軟膏0.3%の角層中の薬物量(平均値±標準偏差)は、ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」が1.093±0.107μg/2.54cm2、ヒルドイドソフト軟膏0.3%が1.103±0.134μg/2.54cm2であった。得られた角層中の薬物量の平均値の差を90%信頼区間法にて統計解析を⾏った結果、log(0.70)~ log(1.43)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された1)。
ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」とヒルドイドローション0.3%を、健康成人男性18名の前腕部内側(適用面積2.54cm2、適用量5mg)に6時間適用した時の角層中の薬物量を測定した。適用後6時間におけるヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」及びヒルドイドローション0.3%の角層中の薬物量(平均値±標準偏差)は、ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」が0.787±0.272μg/2.54cm2、ヒルドイドローション0.3%が0.783±0.265μg/2.54cm2であった。得られた角層中の薬物量の平均値の差を90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.70)~log(1.43)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された2)。
皮脂欠乏症患者30例、進行性指掌角皮症患者29例を対象にヘパリン類似物質軟膏0.3%の適量を1日2~3回、皮脂欠乏症は2週間、進行性指掌角皮症は4週間単純塗擦した一般臨床試験3)における改善率は、次のとおりであった。副作用は認められなかった。
対象疾患名
改善率(%)(改善以上)
皮脂欠乏症
96.7(29/30)
進行性指掌角皮症
72.4(21/29)
皮脂欠乏症患者30例、進行性指掌角皮症患者30例を対象にヘパリン類似物質軟膏0.3%の適量を1日2~3回、皮脂欠乏症は2週間、進行性指掌角皮症は4週間単純塗擦した一般臨床試験4)における改善率は、次のとおりであった。副作用は認められなかった。
93.3(28/30)
70.0(21/30)
皮脂欠乏症患者54例、進行性指掌角皮症患者27例を対象にヘパリン類似物質ローション0.3%の適量を1日2~3回、皮脂欠乏症は2週間、進行性指掌角皮症は4週間単純塗擦した一般臨床試験5)における改善率は、次のとおりであった。副作用は認められなかった。
98.1(53/54)
85.2(23/27)
肥厚性瘢痕・ケロイド患者20例を対象にヘパリン類似物質ローション0.3%の適量を1日1~数回、8週間単純塗擦又はガーゼ等にのばして貼付した一般臨床試験6)における改善率(改善以上)は、66.7%(10/15例)であった。副作用は認められなかった。
外傷(捻挫、挫傷)患者20例を対象にヘパリン類似物質ローション0.3%の適量を1日数回、10日間塗擦した一般臨床試験7)における改善率(改善以上)は、100%(18/18例)であった。副作用は認められなかった。
作用機序は明確ではない。
血液凝固時間を延長し、血液凝固抑制作用を示す(ヒト8),9)、イヌ8)、ウサギ9))。
水素クリアランス法による実験で、皮膚組織血流量の増加を認めた10),11)(ウサギ)。
実験的血腫の消退促進を認めた10)(ウサギ)。
皮膚に対する保湿効果を有し(ヒト)12)、実験的乾燥性皮膚において角質水分保持増強作用を認めた11),13)(モルモット)。
組織癒着防止に関する実験で、線維芽細胞増殖の抑制を認めた8),14)(ウサギ)。
紫外線紅斑抑制作用を有する15)(モルモット)。
ヘパリン類似物質(Heparinoid)
・帯黄白色の無晶性の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。・水に溶けやすく、メタノール、エタノール、アセトン又はn-ブタノールにほとんど溶けない。・水溶液(1→20)のpHは5.3~7.6である。
25g×10本[チューブ]100g[ボトル] 500g[ボトル]
50g×10本[ボトル]
1) 社内資料:生物学的同等性試験(油性クリーム0.3%)
2) 社内資料:生物学的同等性試験(ローション0.3%)
3) 長島正治ら:臨床医薬. 1994;10(7):1671-1682(L20221175)
4) 原田昭太郎ら:臨床医薬. 1994;10(7):1683-1693(L20221176)
5) 原田昭太郎ら:臨床医薬 2001; 17(7): 1051-1062(L20221184)
6) 大島良夫ら:臨床医薬 2001; 17(7): 1079-1087(L20221185)
7) 山崎 誠ら:臨床医薬 2001; 17(7): 1071-1078(L20221186)
8) 中安国裕:東京慈恵会医科大学雑誌. 1961;76(2):494-514(L20221178)
9) 石川浩一ら:外科. 1955;17(12):849-854(L20221177)
10) 木戸裕子ら:基礎と臨床. 1996;30(3):463-469(L20221179)
11) 土肥孝彰ら:薬理と治療. 2001;29(2):127-134(L20221180)
12) 安藤隆夫ら:日本香粧品科学会誌. 1984;8(3):246-250(L20221181)
13) 難波和彦:久留米医学会雑誌. 1988;51(6):407-415(L20221182)
14) 間狩 孝:日本外科宝函. 1959;28(9):3757-3776(L20221183)
15) Raake W.:Arzneim.-Forsch./Drug Res. 1984;34(4):449-451(L20230001)
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