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処方箋医薬品注)
慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として、活性型ビタミンD3製剤やカルシウム製剤の投与などによる高カルシウム血症を起こす場合であって、以下の要因を持つものに用いる。
A剤1包(2565g)を希釈水で溶解し、A液(9L)を製する。B剤1包(741.3g)を希釈水で溶解し、B液(10.59L)を製する。通常、A液:B液:希釈水=1:1.18:32.82の希釈・調製比率の重炭酸型透析液供給装置を用いて血液透析を行う場合の灌流液として使用する。用量は透析時間により異なるが、通常、灌流液として150~300Lを用いる。
酢酸による末梢血管拡張作用、心機能抑制作用により、血圧低下等があらわれるおそれがある。
骨塩量を定期的に測定し、低下する場合はカルシウム濃度3.0mEq/L以上の透析液を用いること。骨塩量が低下することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ジギタリス強心配糖体 ジゴキシン メチルジゴキシン等
ジギタリス中毒を起こすおそれがある。
本剤を使用した透析により、血清カリウム値が低下する可能性がある。
定期的に血液透析を受けている安定期にある慢性腎不全患者50例を対象として、本剤を5週間使用した結果、有効率(有効以上)は98%であった。副作用は50例中4例(8.0%)に認められ、口渇2例(4.0%)、血圧低下1例(2.0%)、下肢硬直1例(2.0%)であった1)。
定期的に血液透析を受けている安定期にある慢性腎不全患者16例を対象として、本剤を3ヶ月使用した結果、有効率(有効以上)は87.5%であった。副作用は16例中1例(6.3%)に認められ、血圧低下であった2)。
透析液は血液透析療法に用いられ、透析液と血液が透析器の透析膜を介して接することで拡散と限外濾過を行い体液の異常を是正する3)。
A剤(2565g)×3袋B剤(741.3g)×3袋
1) 秋葉隆ほか:臨床透析.1995;11(10):1615-1628(L20230390)
2) 秋葉隆ほか:臨床透析.1995;11(11):1745-1756(L20230391)
3) 松村治:透析療法合同専門委員会編集委員会編:血液浄化療法ハンドブック[2019] 協同医書出版. 2019:120(L20210354)
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