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処方箋医薬品注)
慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として、以下の要因を持つものに用いる。
通常、A剤を水に溶かし、9Lとする(A液)。別にB剤を水に溶かし、11.34Lとする(B液)。このA液及びB液を、A液:B液:水=1:1.26:32.74の比率で希釈・調製する重炭酸型透析液供給装置を用いて血液透析を行う灌流液とする。用量は透析時間により異なるが、通常、灌流液として150~300Lを用いる。
酢酸による末梢血管拡張作用、心機能抑制作用により、血圧低下等があらわれるおそれがある。
骨塩量を定期的に測定し、低下する場合はカルシウム濃度3.0mEq/L以上の透析液を用いること。骨塩量が低下することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ジギタリス強心配糖体
ジギタリス中毒を起こすおそれがある。
本剤を使用した透析により、血清カリウム値が低下する可能性がある。
本剤は他の酢酸含有重炭酸型透析液よりpHが高くなり、炭酸塩が析出するおそれがある。そのため、透析装置、配管等の酸洗浄を頻回に行うことが望ましい。
血液透析療法を施行中の慢性腎臓病患者53例を対象として、非盲検クロスオーバー法で本剤及び対照薬のリンパック透析剤TA3を各4週間使用した。その結果、尿毒症性物質(尿素窒素、クレアチニン、尿酸)の除去率は、本剤と対照薬で類似することが示された。本剤使用期において、副作用は49例中1例(2.0%)に認められ、そう痒症と肝機能異常であった1)。
透析液は血液透析療法に用いられ、透析液と血液が透析器の透析膜を介して接することで拡散と限外濾過を行い体液の異常を是正する2)。
A剤(2753.3g)×3袋B剤(741.3g)×3袋
1) 社内資料:国内第Ⅲ相試験
2) 松村治:透析療法合同専門委員会編集委員会編:血液浄化療法ハンドブック[2019] 協同医書出版. 2019:120(L20210354)
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