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処方箋医薬品注)
正常反応は個々の施設によって設定されるべきであるが、通常、正常人では投与後30分で血中LH値がピークに達し、ラジオイムノアッセイによる血中のそれは30mIU/mL以上になる。しかし、投与後30分の血中LH値だけで十分な判定ができないと考えられる場合は、投与後経時的に測定し、判定することが望ましい。なお、判定にあたっては、以下の点を考慮することが望ましい。
通常成人には、1回本剤1管を静脈内、皮下または筋肉内に注射する。静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液あるいは、注射用水5~10mLに混じて、徐々に注射する。
本剤の添加剤D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発されるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性は投与しないことが望ましい。動物実験で流産(マウス:0.04mg/kg)若しくは分娩遅延(マウス:0.02mg/kg、ラット:0.04mg/kg)が認められている。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
下垂体腺腫患者に投与した場合、まれに頭痛、視力・視野障害等を伴う下垂体卒中があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には外科的治療等適切な処置を行うこと。
0.1%未満
子宮
月経早期発来
皮下、筋肉内投与により、注射部位に疼痛を訴えることがある。
皮下又は筋肉内に投与する場合には、神経及び血管を避けて慎重に投与すること。なお、幼小児においては、特に注意すること。
健康成人4例(男2、女2)及び間脳下垂体疾患患者6例(男3、女3)にLH-RHを100μg静脈内投与した場合、血中第一半減期は5.3分、第二半減期は27.4分で健康群と患者群に差は認められない1)。
健康成人4例(男2、女2)及び間脳下垂体疾患患者6例(男3、女3)にLH-RHを100μg静脈内投与した場合、静注後24時間までに投与量の1.6%(10例平均)が尿中へ排泄される1)。
LH-RH(100μg)負荷による血中LH反応パターンよりの障害部位鑑別は下表のとおりである。
LH-RH投与前
LH-RH投与後(30分)
LH値(mIU/mL)
反応の有無
正常人
成人(男女)、小児高齢者(50歳以上)排卵期女子
30未満40以上60以上
+++
30以上40以上(高値)200以上
性腺機能低下症
視床下部性下垂体性原発性
30未満(低値)30未満(低値)30以上
±~+-+
30以上30未満(低値)30以上(高値)
(参考)症候論的試験とLH-RHテストにより下図の如く障害部位鑑別を行う
下垂体前葉を刺激してLH(luteinizing hormone)及びFSH(follicle stimulating hormone)の分泌を促進する2),3),4),5),6),7),8),9)。
健康成人男子に100μg静脈内投与したとき、血中LH値は10分後より上昇し、30分後に最大(80.3±18.5mIU/mL)に達し、以後漸減する8)。
健康成人男子に100μg静脈内投与したとき、血中FSH値は10分後より上昇し、30分後に最大(19.0±11.6mIU/mL)に達し、以後漸減する8)。
ゴナドレリン酢酸塩(Gonadorelin Acetate)
5-Oxo-L-prolyl-L-histidyl-L-tryptophyl-L-seryl-L-tyrosyl-glycyl-L-leucyl-L-arginyl-L-prolyl-glycinamide diacetate
C55H75N17O13・2C2H4O2
1302.39
1mL×5管[アンプル]
1) Jeffcoate, S. L. et al.:J. Endocrinol. 1974;60:305-314(L20240030)
2) 入江 実:ホルモンと臨床 1976;24:708(L20240031)
3) 鎮目和夫 他:ホルモンと臨床 1976;24:743-750(L20240032)
4) 林 基之 他:第18回日本不妊学会発表 1973(社内資料)(L20240033)
5) 磯島晋三 他:日本不妊学会雑誌 1974;19(3):237-242(L20240034)
6) 堀野正治 他:日本内分泌学会雑誌 1974;50(7):1077-1090(L20240035)
7) 余語郁夫 他:産婦人科の進歩 1973;26(3):291-297(L20240036)
8) 中野 裕 他:内科宝函 1973;20(2):45-54(L20240037)
9) 桧垣 鴻 他:田辺製薬研究報告 1978;118-121(L20240038)
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