当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
劇薬
処方箋医薬品注)
外国において、シクロオキシゲナーゼ(COX)-2選択的阻害剤等の投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象のリスクを増大させる可能性があり、これらのリスクは使用期間とともに増大する可能性があると報告されている。,,,,,
○下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎○手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛
通常、成人にはセレコキシブとして1回100~200mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する。
通常、成人にはセレコキシブとして1回100mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する。
通常、成人にはセレコキシブとして初回のみ400mg、2回目以降は1回200mgとして1日2回経口投与する。なお、投与間隔は6時間以上あけること。頓用の場合は、初回のみ400mg、必要に応じて以降は200mgを6時間以上あけて経口投与する。ただし、1日2回までとする。
,,
水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、心機能障害を悪化させるおそれがある。
水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、血圧を上昇させるおそれがある。
消化性潰瘍を再発させるおそれがある。
本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。ミソプロストールは非ステロイド性消炎・鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能又は効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もある。
喘息発作を誘発するおそれがある。
投与しないこと。腎障害を悪化させるおそれがある。
腎血流量低下及び水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、腎障害を悪化又は再発させるおそれがある。
投与しないこと。肝障害を悪化させるおそれがある。
用量を減らすなど慎重に投与すること。血中濃度が高くなるとの報告がある。
投与しないこと。妊娠末期のマウス1)及びヒツジ2)への投与において、胎児の動脈管収縮が報告されている。
*治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与する際には、必要最小限にとどめ、羊水量、胎児の動脈管収縮を疑う所見を妊娠週数や投与日数を考慮して適宜確認するなど慎重に投与すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(全身作用を期待する製剤)を妊娠中期の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告がある。培養細胞を用いた染色体異常試験において、細胞毒性が認められる濃度で染色体の数的異常(核内倍加細胞の増加)が、生殖発生毒性試験で着床後死亡数や死産の増加、横隔膜ヘルニア、胎児体重減少等が認められている。またラットにおいて本剤が胎児に移行することが報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行が報告されている3),4)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
非ステロイド性消炎・鎮痛剤(NSAID)はアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤の降圧効果を減弱させる可能性があるとの報告がある。本剤とACE阻害剤又はアンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤との相互作用は明らかではないが、併用する場合は相互作用の起こる可能性を考慮すること。(なお、リシノプリルを併用した臨床試験では、顕著な血圧変化は認められなかったとの報告がある)
他のNSAIDでは、腎臓におけるプロスタグランジン合成阻害によると考えられている。
患者によっては他のNSAIDがフロセミド及びチアジド系利尿剤のナトリウム排泄作用を低下させることが示されている。本剤と、フロセミド又はチアジド系利尿剤との相互作用は明らかではないが、併用する場合は相互作用の起こる可能性を考慮すること。
本剤と低用量アスピリン(1日325mg以下)を併用した場合、本剤のみを服用したときに比べて消化性潰瘍・消化管出血等の発生率が高くなることが報告されている。
アスピリンの併用によりNSAIDの消化性潰瘍・消化管出血等を助長させると考えられている。
本剤と抗血小板薬を併用した場合、本剤のみを服用したときに比べて消化管出血の発生率が高くなることが報告されている。
これらの薬剤は血小板凝集抑制作用を有するため、NSAIDの消化管出血を助長させると考えられている。
リチウムの血漿中濃度が上昇し、リチウムの作用が増強するおそれがある。リチウムを使用中の患者に本剤の投与を開始又は中止するときには十分に患者をモニターすること。
機序は明らかではないが、腎排泄を阻害するためと考えられている。
本剤の血漿中濃度が上昇し、本剤の作用が増強するおそれがある。フルコナゾールを使用中の患者には本剤の投与を低用量から開始すること。
CYP2C9による本剤の代謝を阻害すると考えられている。
本剤及びフルバスタチンの血漿中濃度が上昇し、本剤及びフルバスタチンの作用が増強するおそれがある。
CYP2C9による本剤の代謝を阻害するため、また本剤と同じCYP2C9で代謝されるためと考えられている。
プロトロンビン時間が延長するおそれがある。海外で特に高齢者において、重篤で場合によっては致命的な出血が報告されている。ワルファリンを使用中の患者に本剤の投与を開始あるいは用法を変更する際には十分注意して観察すること。
CYP2C9を介する代謝の競合阻害によると考えられている。
本剤の血漿中濃度が低下し、パロキセチンの血漿中濃度が上昇した。本剤の作用が減弱し、パロキセチンの作用が増強するおそれがある。
CYP2D6の阻害作用によると考えられている。
デキストロメトルファンの血漿中濃度が上昇し、デキストロメトルファンの作用が増強するおそれがある。
本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の作用が減弱するおそれがある。
機序は明らかでない。
ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、血管浮腫、血管炎、気管支痙攣等の重篤な過敏症の発現が報告されている。
吐血、下血(メレナ)等の症状が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象が報告されている。
肝不全、肝炎、AST、ALT、ビリルビン等の上昇、黄疸の発現が報告されている。
再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、血小板減少症の発現が報告されている。
急性腎障害、間質性腎炎等の重篤な腎障害の発現が報告されている。
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎等の重篤で場合によっては致命的な皮膚症状の発現が報告されているので、発疹、粘膜障害もしくは他の過敏症に関連する徴候が認められた場合は直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
5%以上
1~5%未満
0.1~1%未満
0.1%未満
頻度不明
全身
倦怠感、口渇、末梢性浮腫
悪寒、全身浮腫、疲労、ほてり、体重増加
インフルエンザ様疾患
精神神経系
傾眠
頭痛、浮動性めまい、味覚異常
酩酊感、体位性めまい、感覚鈍麻、意識レベルの低下
不眠症、睡眠障害、錯乱状態、不安、幻覚、筋緊張亢進、無嗅覚
肝胆道系
ALT増加
AST増加、γ-GTP増加、Al-P増加、血中ビリルビン増加、尿ウロビリノーゲン陽性
代謝・栄養
BUN増加
CK増加、食欲不振、LDH増加、尿糖陽性
糖尿病
血中カリウム増加、血中ナトリウム増加
消化器
腹痛、口内炎、下痢、便潜血陽性
悪心、鼓腸、消化不良、便秘、胃炎、口内乾燥、舌障害、嘔吐、口角びらん、腹部膨満、上腹部痛、胃不快感
胃腸障害、舌炎、口腔内痛、食道炎、口の感覚鈍麻、アフタ性口内炎、口腔粘膜水疱形成、心窩部不快感、胃腸炎
歯の脱落、口腔内潰瘍、嚥下障害、胃食道逆流性疾患、膵炎、憩室、過敏性腸症候群、痔出血、排便回数増加
泌尿器
β2-マイクログロブリン増加
NAG増加、尿潜血陽性
尿蛋白陽性
多尿、尿閉、頻尿、腎機能障害
腎結石症、良性前立腺肥大症、前立腺炎、PSA増加、血中クレアチニン増加
循環器
高血圧、潮紅、動悸
高血圧増悪、循環虚脱
不整脈、頻脈、洞性徐脈、狭心症、不安定狭心症、大動脈弁閉鎖不全症、冠動脈硬化症、心室肥大、深部静脈血栓症、血腫
呼吸器
咽頭炎、鼻出血、鼻咽頭炎
気管支炎、咳嗽、鼻炎、副鼻腔炎、呼吸困難、発声障害
皮膚
発疹
そう痒症、顔面浮腫、紅斑性皮疹、湿疹、蕁麻疹、薬疹
点状出血、斑状丘疹状皮疹、皮膚乾燥、頭部粃糠疹、多汗、皮膚炎、紅斑
斑状出血、光線過敏性反応、脱毛症、水疱性皮膚炎
感覚器
耳鳴、回転性めまい
耳痛、霧視、眼そう痒症
硝子体浮遊物、結膜出血、聴力低下
その他
背部痛、筋硬直、関節痛、四肢痛、不正子宮出血、月経障害、ウイルス感染、細菌性腸炎、頚部痛
貧血、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン増加、真菌感染、細菌感染、ヘリコバクター感染、尿路感染、上気道感染、耳感染、帯状疱疹、丹毒、創傷感染、歯肉感染、迷路炎、アレルギー増悪、無菌性髄膜炎、筋痙縮、脂肪腫、ガングリオン、膣出血、乳房圧痛、卵巣囊胞、閉経期症状、血中テストステロン減少、上顆炎、腱断裂、骨折、損傷
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
外国におけるクロスオーバー二重盲検比較試験において、本剤非投与時に比べて本剤投与時に排卵障害の割合が増加したとの報告がある。また、他の非ステロイド性消炎・鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的な不妊が認められたとの報告がある。
セレコキシブ錠100mg「日新」とセレコックス錠100mgを、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(セレコキシブとして100mg)健康成人男子に絶食時単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された5) 。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUC0-48(ng・hr/mL)
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)
T1/2(hr)
セレコキシブ錠100mg「日新」
3404±1152
537.4±182.5
2.4±1.2
5.9±2.2
セレコックス錠100mg
3275±1049
493.5±184.2
2.2±1.1
6.4±2.3
(Mean±S.D., n=48)
セレコキシブ錠200mg「日新」とセレコックス錠200mgを、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(セレコキシブとして200mg)健康成人男子に絶食時単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された6) 。
セレコキシブ錠200mg「日新」
5923±1558
856.7±292.6
2.3±1.1
6.6±3.6
セレコックス錠200mg
5940±1658
857.6±348.8
2.4±1.1
6.5±3.9
(Mean±S.D., n=50)
In vitro 7) 及びin vivo8)試験の結果から、セレコキシブは主として薬物代謝酵素CYP2C9を介して代謝されることが明らかとなっている。CYP2C9には遺伝多型が存在し、Ile359→Leu359のアミノ酸置換により薬剤によっては代謝速度が低下する場合がある。日本人218例を対象としたCYP2C9の研究では、Ile359→Leu359のホモ接合体(CYP2C9*3/*3)は存在しなかったが、Leu359のヘテロ接合体(CYP2C9*1/*3)は218例中9例(4.1%)存在したとの報告がある9) 。CYP2C9の遺伝多型(CYP2C9*3)の影響として、セレコキシブを単回又は反復投与したとき、CYP2C9のヘテロ接合体(Ile359→Leu359、CYP2C9*1/*3)を有する健康成人15例のAUCは野生型(CYP2C9*1/*1)の健康成人137例に比べて約1.6倍と高値を示した10) 。健康成人にセレコキシブ100mgを単回投与注1) したとき、CYP2C9*1/*1(4例)と比較し、CYP2C9*3/*3(3例)のAUCは約3倍高値を示し11) (外国人データ)、健康成人にセレコキシブ200mgを1日1回注1) 7日間反復投与したとき、CYP2C9*1/*1(7例)と比較し、CYP2C9*3/*3(3例)のCmaxは約4倍、AUCは約7倍高値を示すことが報告されている12) (外国人データ)。
肝障害患者及び健康成人にセレコキシブ100mgを1日2回、食後5日間反復投与したとき、軽度肝障害患者(Child-Pugh Class A:12例)のAUC0-12hは健康成人(12例)に比べて約1.3倍に、中等度肝障害患者(Child-Pugh Class B:11例)では健康成人(11例)に比べて約2.7倍に上昇した13) (外国人データ)。
健康成人24例にセレコキシブ200mgとリチウム450mgを1日2回、食後7日間併用したとき、定常状態におけるリチウムのCmax及びAUCは併用によりいずれも約1.2倍に上昇した14) (外国人データ)。
健康成人17例にフルコナゾール200mgを1日1回、7日間投与した後に、セレコキシブ200mgを空腹下単回併用投与したとき、セレコキシブのCmax及びAUCは併用によりそれぞれ約1.7倍及び約2.3倍に上昇した8),15) (外国人データ)。
健康成人15例にセレコキシブ200mgとフルバスタチン20mgを1日2回、食後7日間併用したとき、セレコキシブのCmax及びAUCは併用によりいずれも約1.3倍に上昇した。また、健康成人13例にセレコキシブ200mgとフルバスタチン20mgを1日2回、食後7日間併用したとき、フルバスタチンのCmaxは併用により約1.2倍に上昇したが、AUCは影響を受けなかった16),17) (外国人データ)。
健康成人12例にワルファリンを事前投与した後に、セレコキシブ200mgを1日2回とワルファリン1~5mgを1日1回、7日間併用したとき、セレコキシブはワルファリンの血漿中濃度及びプロトロンビン時間に影響を及ぼさなかった。しかしながら、海外で特に高齢者において、セレコキシブとワルファリンを併用している患者に、プロトロンビン時間の延長を伴う重篤で場合によっては致命的な出血が報告されている18) (外国人データ)。
健康成人18例にパロキセチン20mgを1日1回、食後7日間投与した後に、セレコキシブ200mgを空腹下単回併用投与したとき、セレコキシブのCmaxは併用により約0.7倍に低下したが、AUCは影響を受けなかった17),19) 。また、健康成人18例にセレコキシブ200mgを1日2回、食後7日間投与した後に、パロキセチン20mgを空腹下単回併用投与したとき、パロキセチンのCmax及びAUCは併用によりそれぞれ約1.5倍及び約1.8倍に上昇した17),20) (外国人データ)。
健康成人14例にセレコキシブ200mgとデキストロメトルファン30mgを1日2回、食後7日間併用したとき、デキストロメトルファンのCmax及びAUCは併用によりそれぞれ約2.4倍及び約2.6倍に上昇した17),21) (外国人データ)。
健康成人24例にセレコキシブ200mgと制酸剤(アルミニウム・マグネシウム含有製剤)を空腹下単回併用投与したとき、セレコキシブのCmaxは併用により約0.6倍に低下したが、AUCは影響を受けなかった22),23) (外国人データ)。
外国において、セレコキシブの大腸ポリープ再発予防注2) (本剤の効能又は効果ではない)の検討を目的とする2試験が実施され、このうちAPC試験(散発性大腸腺腫再発予防試験)では、3年間の治療期間中にプラセボと比較し、セレコキシブ投与での複合評価項目(心血管事象による死亡、心筋梗塞又は脳卒中)の発現率に用量相関的な増加が認められた。複合評価項目のプラセボに対するセレコキシブの相対リスクは400mg1日2回投与で3.4(95%CI:1.4-8.5)、200mg1日2回投与で2.8(95%CI:1.1-7.2)であった。3年間の複合評価項目の累積発現率では、プラセボでは0.9%(6/679)、セレコキシブ400mg1日2回投与で3.0%(20/671)、200mg1日2回投与で2.5%(17/685)であった。一方、PreSAP試験(大腸腺腫性ポリープ再発予防試験)では、複合評価項目についてプラセボと比較した相対リスクは400mg1日1回投与で1.2(95%CI:0.6-2.4)で有意なリスクの増大は認められなかった。3年間の複合評価項目の累積発現率では、プラセボでは1.9%(12/628)、セレコキシブ400mg1日1回投与で2.3%(21/933)であった24),25),26) (外国人データ)。
NSAIDs(非ステロイド性消炎・鎮痛剤)の主な治療効果はPG(プロスタグランジン)産生を阻害する能力に由来している。PG合成経路で働く最初の酵素はCOX(シクロオキシゲナーゼ)である。COXには、COX-1とCOX-2の二つの型が存在する。セレコキシブはCOX-2を選択的に阻害する27) 。
セレコキシブは、ラットに対して胃及び小腸粘膜障害作用を示さなかった。一方、インドメタシン、ロキソプロフェン、ジクロフェナク及びナプロキセンは用量依存的に胃及び小腸粘膜障害を惹起した28),29) 。
セレコキシブ(Celecoxib)
4-[5-(4-Methylphenyl)-3-(trifluoromethyl)-1H-pyrazol-1-yl]benzenesulfonamide
C17H14F3N3O2S
381.37
白色の粉末又は結晶性の粉末である。メタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
161~164℃
1) Sakai,M.et al.:Mol.Hum.Reprod.2001;7(6):595-602
2) Takahashi,Y.et al.:Am.J.Physiol.Regul.Integr.Comp.Physiol.2000;278(6):R1496-R1505
3) Knoppert,D.C.et al.:Pharmacotherapy.2003;23(1):97-100
4) Hale,T.W.et al.:J.Hum.Lact.2004;20(4):397-403
5) 社内資料:生物学的同等性試験(錠100mg)
6) 社内資料:生物学的同等性試験(錠200mg)
7) Tang,C.et al.:J.Pharmacol.Exp.Ther.2000;293(2):453-459
8) 海外健康成人・代謝及び薬物相互作用(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.2.2.3.1.1)
9) Nasu,K.et al.:Pharmacogenetics.1997;7(5):405-409
10) 健康成人・代謝(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.2.3.2.6)
11) Kirchheiner,J.et al.:Pharmacogenetics.2003;13(8):473-480
12) Lundblad,M.S.et al.:Clin.Pharmacol.Ther.2006;79(3):287-288
13) 肝障害患者・薬物動態(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.2.2.2.2)
14) 海外健康成人・薬物相互作用(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.6.20)
15) フルコナゾール及びケトコナゾールとの薬物相互作用試験(外国)(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.6.18)
16) 海外健康成人・薬物相互作用(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.6.27)
17) 薬物相互作用試験の要約(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.2.5.3)
18) Karim,A.et al.:J.Clin.Pharmacol.2000;40(6):655-663
19) 海外健康成人・薬物相互作用(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.6.30)
20) 海外健康成人・薬物相互作用(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.6.31)
21) 海外健康成人・薬物相互作用(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.6.28)
22) 海外健康成人・薬物相互作用(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.6.25)
23) 食事及び制酸剤の影響試験(外国)(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.7.2.2.3.1.8)
24) Bertagnolli,M.M.et al.:N.Engl.J.Med.2006;355(9):873-884
25) Arber,N.et al.:N.Engl.J.Med.2006;355(9):885-895
26) Solomon,S.D.et al.:Circulation.2006;114(10):1028-1035
27) Brunton,L.L.et al.:グッドマン・ギルマン薬理書 第12版上巻(髙折修二ほか監訳).東京:廣川書店;2013.p1229
28) Yoshino,T.et al.:Arzneimittel-Forschung/Drug Res.2005;55(7):394-402
29) 消化管粘膜に対する作用(セレコックス錠:2007年1月26日承認、申請資料概要2.6.2.2.5)
日新製薬株式会社 安全管理部
〒994-0069 山形県天童市清池東二丁目3番1号
TEL 023-655-2131 FAX 023-655-3419E-mail:d-info@yg-nissin.co.jp
日新製薬株式会社
山形県天童市清池東二丁目3番1号
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.