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プリビナ点眼液0.5mg/mL

処方せん医薬品以外の医薬品

添付文書番号
企業コード
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
一般的名称
2.禁忌(次の患者には投与しないこと)
3.組成・性状
3.1組成
3.2製剤の性状
4.効能又は効果
6.用法及び用量
8.重要な基本的注意
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.1合併症・既往歴等のある患者
9.5妊婦
9.6授乳婦
9.7小児等
10.相互作用
10.1併用禁忌(併用しないこと)
11.副作用
11.2その他の副作用
14.適用上の注意
18.薬効薬理
18.1作用機序
18.2末梢血管収縮作用
18.3結膜血管への作用
18.4作用発現時間、作用持続時間
19.有効成分に関する理化学的知見
22.包装
23.主要文献
24.文献請求先及び問い合わせ先
26.製造販売業者等

プリビナ点眼液0.5mg/mL

添付文書番号

1316700Q1050_3_02

企業コード

530113

作成又は改訂年月

2023年2月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

871316

薬効分類名

眼科用局所血管収縮剤

承認等

プリビナ点眼液0.5mg/mL

販売名コード

YJコード

1316700Q1050

販売名英語表記

Privina Ophthalmic Solution 0.5mg/mL

販売名ひらがな

ぷりびなてんがんえき0.5mg/mL

承認番号等

承認番号

21800AMX10772000

販売開始年月

1959年10月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

一般的名称

ナファゾリン硝酸塩

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 閉塞隅角緑内障の患者[アドレナリン作用により散瞳を来し、症状を悪化させる。]
  2. 2.2 MAO阻害剤の投与を受けている患者

3. 組成・性状

3.1 組成

プリビナ点眼液0.5mg/mL

有効成分1mL中
日本薬局方ナファゾリン硝酸塩   0.5mg(0.05w/v%)
添加剤ホウ酸、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、乾燥炭酸ナトリウム

3.2 製剤の性状

プリビナ点眼液0.5mg/mL

pH5.3~6.3
性状無色澄明の液(点眼用・無菌製剤)

4. 効能又は効果

表在性充血(原因療法と併用)

6. 用法及び用量

通常成人1回1~2滴を1日2~3回点眼する。
なお、年令、症状により適宜増減する。

8. 重要な基本的注意

連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか、又は適切な休薬期間をおいて使用すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 冠動脈疾患のある患者

    冠動脈疾患を悪化させるおそれがある。

  2. 9.1.2 高血圧症の患者

    血圧が上昇するおそれがある。

  3. 9.1.3 甲状腺機能亢進症の患者

    本剤に対する感受性が高まるおそれがある。

  4. 9.1.4 糖尿病の患者

    血糖値が上昇するおそれがある。

  5. 9.1.5 眼圧上昇素因のある患者

    眼圧上昇に注意すること。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児に使用する場合には、全身投与の場合と同様の副作用が起こりやすいので使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。

10. 相互作用

    10.1 併用禁忌(併用しないこと)

    薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子

    MAO阻害剤

    • セレギリン塩酸塩
    • (エフピー)
    • ラサギリンメシル酸塩
    • (アジレクト)
    • サフィナミドメシル酸塩
    • (エクフィナ)

    急激な血圧上昇が起こるおそれがある。

    本剤はアドレナリン作動薬であり、MAO阻害剤の投与を受けている患者では、ノルアドレナリンの蓄積が増大しているため、併用した場合急激な血圧上昇が起こるおそれがある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    0.1%~5%未満

    頻度不明

    過敏症

    過敏症状

    散瞳、調節近点延長、乾燥感

    眼圧変動、刺激痛、反応性充血

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    本品を小分けする場合は、微生物の混入等汚染が起きないよう注意し、一度小分けしたものは、本品容器に戻さないこと。また、汚染が起きたときは使用しないこと。

    18. 薬効薬理

    18.1 作用機序

    ナファゾリンは血管平滑筋のα-アドレナリン受容体に直接作用して血管を収縮させる1)

    18.2 末梢血管収縮作用

    アドレナリンより強い末梢血管収縮作用を有し、作用持続時間も長い(ウサギ耳殻血管)2)

    18.3 結膜血管への作用

    ヒト健康眼、結膜のうの血管径変動測定で、アドレナリンより強い血管収縮作用を有し、作用持続時間も長いことが認められている3)

    18.4 作用発現時間、作用持続時間

    ヒト正常結膜血管に対する血管収縮作用は、点眼後直ちに発現し、2~3時間持続する4)

    19. 有効成分に関する理化学的知見

    一般的名称

    ナファゾリン硝酸塩(Naphazoline Nitrate)

    化学名

    2-(Naphthalen-1-ylmethyl)-4,5-dihydro-1H-imidazole mononitrate

    分子式

    C14H14N2・HNO3

    分子量

    273.29

    性状

    白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、水にやや溶けにくく、無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。

    化学構造式

    融点

    167~170℃

    22. 包装

    500mL×1本(ポリエチレンボトル)

    24. 文献請求先及び問い合わせ先

    日新製薬株式会社 安全管理部

    〒994−0069 山形県天童市清池東二丁目3番1号

    TEL 023-655-2131  FAX 023-655-3419
    E-mail:d-info@yg-nissin.co.jp

    26. 製造販売業者等

    26.1 製造販売元

    日新製薬株式会社

    山形県天童市清池東二丁目3番1号

    〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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