当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
通常、成人鼻腔内には1回2~4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1~2mLを1日数回塗布又は噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。局所麻酔剤への添加には、局所麻酔剤1mLあたり0.05%液2~4滴の割合で添加する。
連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか、又は適切な休薬期間をおいて使用すること。
冠動脈疾患を悪化させるおそれがある。
血圧が上昇するおそれがある。
本剤に対する感受性が高まるおそれがある。
血糖値が上昇するおそれがある。
本剤の作用が強くあらわれるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
使用しないこと。本剤の作用が強くあらわれ、ショックを起こすことがある。
使用しないことが望ましい。過量投与により、発汗、徐脈、昏睡等の全身症状があらわれやすい。やむを得ず使用する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。
MAO阻害剤
急激な血圧上昇が起こるおそれがある。
本剤はアドレナリン作動薬であり、MAO阻害剤の投与を受けている患者では、ノルアドレナリンの蓄積が増大しているため、併用した場合急激な血圧上昇が起こるおそれがある。
頻度不明
過敏症
過敏症状
精神神経系
眠気等の鎮静作用(特に小児)、神経過敏、頭痛、めまい、不眠症
循環器
血圧上昇
呼吸器
くしゃみ
胃腸
悪心・嘔吐
鼻
熱感、刺激痛、乾燥感、嗅覚消失、反応性充血、鼻漏
長期使用
顆粒球減少、反応性の低下
主な全身作用として、血圧上昇と二次作用として臓器虚血がみられる。幼・小児では顕著な鎮静があらわれ、迅速な処置が必要となる。幼・小児でみられる症状に次のようなものがある1) 。
微温の等張食塩液で鼻腔内をくり返しすすぎ、洗浄液を吐き出させる。患者の意識が障害されている場合や幼・小児では頭を下げた姿勢をとらせ、鼻をすすぎ、同時に嚥下を避けるために鼻-咽頭腔の吸引を行う。症状に応じて対症療法を行うこと。
本品を小分けする場合は、微生物の混入等汚染が起きないよう注意し、一度小分けしたものは、本品容器に戻さないこと。また、汚染が起きたときは使用しないこと。
眼科用として使用しないこと。
外国において類似化合物(塩酸キシロメタゾリン)による治療中、原因不明の突然死の報告がある。
ナファゾリンは血管平滑筋のα-アドレナリン受容体に直接作用して血管を収縮させる2) 。
アドレナリンより強い末梢血管収縮作用を有し、作用持続時間も長い(ウサギ耳殻血管)3) 。
鼻閉塞を訴えるアレルギー性鼻炎の患者に0.1%ナファゾリン硝酸塩を投与した場合、作用発現は投与直後から15分以内に認められ3~4時間持続する4) 。
ナファゾリン硝酸塩(Naphazoline Nitrate)
2-(Naphthalen-1-ylmethyl)-4,5-dihydro-1H-imidazole mononitrate
C14H14N2・HNO3
273.29
白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、水にやや溶けにくく、無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
167~170℃
500mL×1本(褐色ガラス瓶)
1) 日本チバガイギー株式会社・医薬情報部編集:日本チバガイギー医薬品過量使用時の症状と処置.1987:87-90
2) Mujić,M.et al.:Arch.Int.Pharmacodyn.,1965;155(2):432-449
3) Meier,R.et al.:Schweiz.Med.Wochenschr.,1941;71(17):554-556
4) Von Fredenhagen,H.:Schweiz.Med.Wochenschr.,1944;74(11):287-290
日新製薬株式会社 安全管理部
〒994-0069 山形県天童市清池東二丁目3番1号
TEL 023-655-2131 FAX 023-655-3419E-mail:d-info@yg-nissin.co.jp
日新製薬株式会社
山形県天童市清池東二丁目3番1号
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.