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日本薬局方
デヒドロコール酸注射液
処方箋医薬品注)
下記疾患における利胆
デヒドロコール酸として、通常成人1日100~1,000mgを1~3日間隔で静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
投与しないこと。本剤により分泌増量した胆汁は胆道内圧を上昇させ、疼痛を起こし、かえって病像を悪化させることが考えられる。
投与しないこと。急性期の炎症が存在する場合は、本剤による大量の胆汁の排出が炎症にかえって悪影響を与えることが考えられる。
投与しないこと。肝細胞障害時には、肝血流量、胆汁流出量を著しく増加させる本剤の使用は、肝細胞の疲憊を増強させることが考えられる。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児(12歳以下)への投与は、観察を十分に行うなど慎重に投与すること。小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
用量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
血圧低下、喉頭痙攣、呼吸困難、全身硬直、痙攣、頻脈等があらわれるとの報告がある。
頻度不明
消化器
悪心・嘔吐、軟便、下痢
皮膚
発赤、全身そう痒感
その他
悪寒、発熱、咳嗽、頭痛、不快感
大量投与を避けること。原疾患を悪化させるおそれがある。
本剤はアルカリ性であり、酸性の注射液(ビタミンB1、ビタミンC等)と混合するとデヒドロコール酸が析出するので避けること。
デヒドロコール酸は強力な速効性の胆汁分泌促進薬で、胆汁量は増加するが、胆汁中の固形分の増加は伴わない。したがって低比重の胆汁分泌が起こる1) 。
精製デヒドロコール酸(Purified Dehydrocholic Acid)
3,7,12-Trioxo-5β-cholan-24-oic acid
C24H34O5
402.52
白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。アセトンにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
237~242℃
外箱開封後は遮光して保存すること。
10mL×10管(ガラスアンプル)
1) 第十八改正日本薬局方解説書.東京:廣川書店;2021.C3379-3385
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