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湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、皮膚瘙痒症、虫さされ、乾癬
皮膚感染症を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。
通常1日2~3回、適量を患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けること。
長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害をきたすおそれがある。また、おむつは密封法と同様の作用があるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けること。一般に生理機能が低下している。
頻度不明
皮膚の感染症
皮膚の真菌症(カンジダ症、白癬等)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)及びウイルス感染症があらわれることがある。
(密封法(ODT)の場合起こりやすい。このような場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること。)
その他の皮膚症状
ざ瘡様発疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(頬、口囲等に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、多毛、色素脱失、魚鱗癬様皮膚変化
(長期連用によりあらわれることがある。このような場合には、徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること。)
過敏症
皮膚の刺激感、熱感、接触性皮膚炎
(塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。)
下垂体・副腎皮質系機能
下垂体・副腎皮質系機能の抑制
(大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、このような抑制をきたすことがある。)
眼
後のう白内障、緑内障
(大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)によりあらわれることがある。)
本剤は金属に触れると変質することがあるので金属ベラ、金属容器の使用はできるだけ避けること。なお、ステンレス軟膏ベラを使用して小分けをすることはさしつかえない。
塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。
全国11施設における一般臨床試験において、各種皮膚疾患426例にオイラゾンクリーム0.05%又は0.1%を1日2~数回塗布し、80%の有効率(有効以上)が認められている。なお、二重盲検比較試験にて炎症性皮膚疾患38例に対し、オイラゾンクリーム0.05%と0.1%デキサメタゾンクリームを1日数回塗布した結果、ほぼ同等の効果が認められている1) 。
疾患名
評価例数
有効以上例数
有効率(%)
湿疹・皮膚炎群
329
267
81.2
皮膚瘙痒症
5
2
40.0
虫さされ
15
12
80.0
乾癬
11
73.3
デキサメタゾンは合成副腎皮質ホルモンで、天然の糖質コルチコイドと同じ機序により抗炎症作用を発現するが、天然のものに比べて鉱質コルチコイド作用は減弱されている2) 。
デキサメタゾンはヒドロコルチゾアセテート、プレドニゾロンアセテートと同等の血管収縮作用を示すことが認められている3) 。
デキサメタゾン(Dexamethasone)
9-Fluoro-11β,17,21-trihydroxy-16α-methylpregna-1,4-diene-3,20-dione
C22H29FO5
392.46
白色~微黄色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール、エタノール(95)又はアセトンにやや溶けにくく、アセトニトリルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
約245℃(分解)
チューブ:5g×20
1) 山田瑞穂ほか:皮膚科紀要.1969;64(3):213-220
2) 第十八改正日本薬局方解説書.東京:廣川書店;2021.C3305-3313
3) McKenzie,A.W.:Arch.Dermatol.1962;86:611-614
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