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湿疹、じん麻疹、神経皮膚炎、皮膚そう痒症、小児ストロフルス
炎症症状が強い浸出性の皮膚炎の場合には、適切な外用剤を使用し、その炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用すること。
通常症状により適量を1日数回患部に塗布または塗擦する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けること。
乳幼児・小児に使用する場合には広範囲の部位に使用しないこと。
大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けること。一般に生理機能が低下している。
5%以上
頻度不明
過敏症
皮膚の刺激感(熱感、ひりひり感等)・接触性皮膚炎(発赤等)
そう痒、発疹、湿疹、紅斑、血管浮腫
過量投与によりメトヘモグロビン血症を起こすおそれがある。
メトヘモグロビン血症の症状は通常、薬剤の中止により消失するが、重症の場合はメチレンブルーの投与等、適切な処置を行うこと。
本剤は金属に触れると変質することがあるので金属ベラ、金属容器の使用はできるだけ避けること。なお、ステンレス軟膏ベラを使用して小分けをすることはさしつかえない。
塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。
国内17施設における一般臨床試験において、各種皮膚疾患、1,048例のそう痒に1日1~数回塗布し、74%の有効率(有効以上)が認められている。
疾患名
評価例数
有効以上例数
有効率(%)
湿疹
448
330
73.7
じん麻疹
62
43
69.4
神経皮膚炎
34
28
82.4
皮膚そう痒症
50
40
80.0
小児ストロフルス
67
51
76.1
本剤はモルモットにヒスタミンを投与して起こしたショック症状に対し何等の抑制作用を示さず、モルモット摘出回腸においても認むべき抗ヒスタミン作用を示さないこと、またヒトの皮膚感覚のうちそう痒感を抑制するが、他の皮膚感覚には影響を与えないことなどから、抗ヒスタミン剤、局所麻酔剤とは作用機序を異にすると考えられる。一般には、皮膚に軽い灼熱感を与え、温覚に対するこの刺激が競合的にそう痒感を消失させるといわれている1),2),3) 。
Heubnerの表皮十字切法に従い、健康成人の皮膚にジオニン又はヒスタミン1,000倍液を用いて生じたそう痒感に対し、オイラックスクリーム10%はすぐれた鎮痒作用を示す。また、健康成人の皮膚面で、温覚、冷覚、触覚、痛覚及び擽覚に対するオイラックスクリーム10%塗布の影響はみられていない1) 。
クロタミトン(Crotamiton)
Crotonyl-N-ethyl-o-toluidine
C13H17NO
203.28
無色~淡黄色澄明の液で、低温において一部又は全部が固化することがあり、わずかに特異なにおいがある。メタノール、エタノール(95)、アセトン、ジエチルエーテル、クロロホルム、シクロヘキサン又は石油エーテルと混和する。水に溶けにくい。
1.540~1.543
本剤をプラスチック容器に小分けして長期間保存した場合、変色等がみられることがあるので、できるだけ早期に使用すること。
チューブ:10g×10瓶:500g
1) Kwoczek,J.:Hautarzt.1951;2:506-512
2) Burckhardt,W.:Praxis.1961;50(40):1048-1050
3) Burckhardt,W.:Dtsch.Med.Wochenschr.1969;94(2):86-87
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