当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
RANKL阻害剤(デノスマブ(遺伝子組換え)等)投与に伴う低カルシウム血症の治療及び予防
通常、1日1回2錠を経口投与する。なお、患者の状態又は臨床検査値に応じて適宜増減する。
高カルシウム血症が発現するおそれがある。,,,
ビタミンD3の活性化が障害されているため、本剤の必要性を慎重に判断すること。腎機能障害の程度に応じ、本剤の投与を中止し活性型ビタミンD3及びカルシウム等の他の薬剤に切り替えるなど、適切な処置を行うこと。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は7歳未満の小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
テトラサイクリン系抗生物質
ニューキノロン系抗菌剤
これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、両剤の服用間隔をできる限りあけること。
カルシウム又はマグネシウムとこれらの薬剤が消化管内で難溶性のキレートを形成して、これらの薬剤の吸収を阻害する。
レボチロキシンナトリウム
この薬剤の吸収が遅延又は減少することがあるので、併用する場合には投与間隔をできる限りあけるなど慎重に投与すること。
消化管内でカルシウムと結合し吸収が抑制されると考えられている。
強心配糖体
ジギタリス製剤の作用を増強し、ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。
本剤により高カルシウム血症が発現した場合、強心配糖体の作用が増強される。
ストロンチウム
カルシウムにより効果が減弱するおそれがある。
ストロンチウムの骨転移部への集積に過剰なカルシウムが競合する。
ビタミンD及びその誘導体
,
高カルシウム血症があらわれることがある。
相加作用
大量の牛乳
Milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
腸管からのカルシウムの吸収が増大する。
頻度不明
消化器
便秘、下痢、悪心、嘔吐、腹部不快感
皮 膚
発疹、紅斑、そう痒症
血中カルシウムは神経伝達、筋肉の収縮、血液凝固などに関与する1)。天然型ビタミンD(ビタミンD2及びD3)は肝臓で代謝され25(OH)Dに、さらに腎臓で活性型ビタミンD(1,25(OH)2D)となり、小腸でのカルシウム吸収を促進し、腎臓では尿細管内カルシウムの再吸収を促進することで、血中カルシウムを増加させる1),2)。マグネシウムはカルシウムの代謝に関与する3)。
沈降炭酸カルシウム(Precipitated Calcium Carbonate)
CaCO3
100.09
白色の微細な結晶性の粉末で、におい及び味はない。水にほとんど溶けないが、二酸化炭素が存在すると溶解性を増す。エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希酢酸、希塩酸又は希硝酸に泡立って溶ける。
コレカルシフェロール(Cholecalciferol)
(3S, 5Z, 7E)-9,10-Secocholesta-5,7,10(19)-trien-3-ol
C27H44O
384.64
白色の結晶で、においはない。エタノール(95)、クロロホルム、ジエチルエーテル又はイソオクタンに溶けやすく、水にほとんど溶けない。空気又は光によって変化する。
84~88℃
炭酸マグネシウム(Magnesium Carbonate)
MgCO3
84.31
白色のもろい塊又は粉末で、においはない。水、エタノール(95)、1-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸に泡立って溶ける。飽和水溶液はアルカリ性である。
SP包装開封後又はプラスチックボトル開封後は、湿気を避けて遮光して保存すること。
60錠[10錠(SP)×6]56錠[プラスチックボトル、バラ、乾燥剤入り]100錠[プラスチックボトル、バラ、乾燥剤入り]
1) Brunton,L.L.et al.:Goodman and Gilman’s,The Pharmacological Basis of Therapeutics,13th ed.,McGraw-Hill,2018;887-906
2) 須田立雄ほか:新 骨の科学 第2版 医歯薬出版 2016;209-238
3) メルクマニュアル 第18版 日本語版 日経BP社 2006;1332-1334
第一三共株式会社 製品情報センター
〒103-8426 東京都中央区日本橋本町3-5-1
TEL:0120-189-132
日東薬品工業株式会社
京都府向日市上植野町南開35-3
第一三共株式会社
東京都中央区日本橋本町3-5-1
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.