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本剤の使用により重篤な接触皮膚炎、光線過敏症が発現することがあり、中には重度の全身性発疹に進展する例が報告されているので、疾病の治療上の必要性を十分に検討の上、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ使用すること。,,,,
1日2回、患部に貼付する。
アスピリン喘息でないことを十分に確認すること。気管支喘息の患者の中にはアスピリン喘息患者が潜在していることが考えられており、それらの患者では喘息発作を誘発するおそれがある。,
感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。
使用しないこと。ケトプロフェンの外皮用剤を妊娠後期の女性に使用した場合、胎児動脈管収縮が起きることがある。
*治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。必要最小限の使用にとどめるなど慎重に使用すること。ケトプロフェンの外皮用剤を妊娠中期の女性に使用し、羊水過少症が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(全身作用を期待する製剤)を妊娠中期の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
貼付部の皮膚の状態に注意しながら慎重に使用すること。市販後の使用成績調査の結果、65歳以上の高齢者の接触皮膚炎の発現率(2.14%:2,006例中43例)は、65歳未満(1.06%:3,118例中33例)と比較して有意に高かった。,,
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、顔面浮腫等)があらわれることがある。
乾性ラ音、喘鳴、呼吸困難感等の初期症状が発現した場合は使用を中止すること。なお、本剤による喘息発作の誘発は、貼付後数時間で発現している。,
貼付部に発現した発疹・発赤、そう痒感、刺激感、紅斑等が悪化し、腫脹、浮腫、水疱・びらん等の重度の皮膚炎症状や色素沈着、色素脱失が発現し、さらに全身に皮膚炎症状が拡大し重篤化することがある。なお、使用後数日を経過してから発現することもある。,,
貼付部を紫外線に曝露することにより、強いそう痒を伴う紅斑、発疹、刺激感、腫脹、浮腫、水疱・びらん等の重度の皮膚炎症状や色素沈着、色素脱失が発現し、さらに全身に皮膚炎症状が拡大し重篤化することがある。なお、使用後数日から数カ月を経過してから発現することもある。,,
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
皮膚
局所の発疹、発赤、腫脹、そう痒感、刺激感、水疱・びらん、色素沈着
皮下出血
過敏症
蕁麻疹、眼瞼浮腫、顔面浮腫
使用部位の皮膚刺激をまねくことがあるので、損傷皮膚、粘膜、湿疹又は発疹の部位には使用しないこと。
ケトプロフェン貼付剤7cm2(ケトプロフェンとして1.5mg)をモルモットに24時間貼付した実験で、正常皮膚では投与量の26.7%が吸収されたのに対し、角質層を除去した損傷皮膚では97.4%が吸収された2)。
モルモットの正常皮膚に貼付した場合、120時間までに適用量の24.4%が尿中に、0.5%が糞中に排泄されたのに対し、損傷皮膚では96.7%の尿中排泄率を示した2)。
国内におけるオープン群間比較臨床試験の結果は以下のとおりであった4)。
変形性関節症
筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
全般改善度
「中等度改善」以上
13例/29例(44.8%)
20例/28例(71.4%)
概括安全度
「安全である」
28例/29例(96.6%)
25例/28例(89.3%)
有用度
「有用」以上
プロスタグランジン生合成抑制作用、血管透過性亢進抑制作用、白血球遊走阻止作用、蛋白熱変性抑制作用、細胞膜安定化作用及びブラジキニン遊離抑制作用などが考えられている5)。
ラットのcarrageenin足浮腫、打撲足浮腫などの急性炎症モデル、ラットのcotton pellet肉芽増殖、adjuvant関節炎などの慢性炎症モデルのいずれに対しても有意な抑制作用を示した5)。
ラットのkaolin-carrageenin炎症足疼痛及び硝酸銀関節痛に対して有意な鎮痛作用を示した5)。
カラゲニン足蹠浮腫(ラット)、ヒスタミン惹起血管透過性亢進(ラット)及び紫外線紅斑(モルモット)に対して抑制作用を示し、本剤とモーラスパップ30mgとの間に統計学的な有意差は認められなかった6)。
ラットにおけるパン酵母惹起炎症足での疼痛(Randall-Selitto法)に対して鎮痛作用を示し、本剤とモーラスパップ30mgとの間に統計学的な有意差は認められなかった6)。
ケトプロフェン(Ketoprofen)
(2RS)-2-(3-Benzoylphenyl)propanoic acid
C16H14O3
254.28
白色の結晶性の粉末である。メタノールに極めて溶けやすく、エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、水にほとんど溶けない。エタノール(99.5)溶液(1→100)は旋光性を示さない。光によって微黄色になる。
94~97℃
840枚[7枚×120袋]
1) Veyrac G., et al.:Thérapie. 2002;57(1):55-64
2) 矢野忠則 他:応用薬理. 1986;32(6):1181-1189
3) 菅原幸子 他:薬理と治療. 1986;14(10):6631-6637
4) 社内資料:比較臨床試験
5) 斉田勝 他:医薬品研究. 1986;17(6):1133-1143
6) 社内資料:薬効薬理試験
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