当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
処方箋医薬品注)
テタニー、テタニー関連症状
グルコン酸カルシウム水和物として、通常成人0.4~2.0g(カルシウムとして1.8~8.9mEq)を8.5w/v%(0.39mEq/mL)液として、1日1回静脈内に緩徐に(カルシウムとして毎分0.68~1.36mEq)注射する。ただし、小児脂肪便に用いる場合は、経口投与不能時に限る。なお、年齢、症状により適宜増減する。
,,,,
投与しないこと。組織への石灰沈着を助長するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
用量に留意すること。高カルシウム血症があらわれやすい。また、腎機能が低下していることが多い。,,,,
強心配糖体
強心配糖体の作用を増強し、徐脈、心室性期外収縮、房室ブロック等の中毒症状を誘発するおそれがある。
カルシウムは強心配糖体の心筋収縮力増強作用を強める。
活性型ビタミンD製剤
高カルシウム血症があらわれやすい。
腸管からのカルシウムの吸収を増大させる作用がある。
非脱分極性筋弛緩剤
これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱するおそれがある。
カルシウムイオンは非脱分極性筋弛緩剤に拮抗する。
カルシウム剤の長期投与により、高カルシウム血症及び結石症があらわれることがある。,,,,,
頻度不明
消化器
食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、胃痛
その他
倦怠感
高カルシウム血症となる可能性がある。食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、筋力低下、多飲多尿、精神症状等があらわれ、さらに重篤になると不整脈、意識障害が出現する。,,,,
本剤やビタミンD製剤の投与を中止し、生理食塩液等の補液、フロセミド、エルカトニン又はカルシトニン等の投与を行う。
約45%(カルシウムとして)1)
主として尿中
健康成人、アシドーシス患者及び骨軟化症患者に点滴静注したところ、健康成人とアシドーシス患者ではカルシウムとして投与量の39~52%(平均45%)、また骨軟化症患者では8~12%(平均10%)が尿中に排泄された2)(外国人データ、10%注射液100mL(承認範囲外用量)を輸液と混注)。
血清カルシウムの低下状態に対して、カルシウム値を上昇させることにより作用を発現する。テタニー等の神経系疾患ではカルシウムを補給することにより、筋細胞の神経筋興奮性の閾値を上昇させ、刺激に対する興奮をやわらげる。
甲状腺・副甲状腺摘除術と低カルシウム食により作製した低カルシウム血症性テタニー惹起イヌにグルコン酸カルシウム20mg/kgを静注したところ、15分後にはテタニーけいれんは消失した。また、血漿カルシウムは有意に増加した3)。
グルコン酸カルシウム水和物(Calcium Gluconate Hydrate)
Monocalcium di-D-gluconate monohydrate
C12H22CaO14・H2O
448.39
白色の結晶性の粉末又は粒である。水にやや溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
1) USP DI, 17th ed., 1997;696-708
2) Crawford M. A., et al.:J. Clin. Pathol. 1959;12(6):524-529
3) Liu C. T. & Overman R. R.:Arch. Int. Pharmacodyn. Ther. 1969;177(1):52-59
日医工株式会社 お客様サポートセンター
〒930-8583 富山市総曲輪1丁目6番21
TEL(0120)517-215
FAX(076)442-8948
日医工株式会社
富山市総曲輪1丁目6番21
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.