当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
慢性肝疾患における肝機能の改善、脂肪肝、高脂質血症
ポリエンホスファチジルコリンとして、通常成人1回500mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
0.1~5%未満
0.1%未満
過敏症
-
発疹等
消化器
下痢、胃部不快感、腹部膨満感、悪心等
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
高脂血症患者(外国人)5例に3H、14C-ジリノレオイルグリセロホスフォコリン1gを経口投与した場合、両者の放射活性の90%以上が小腸から吸収される1)。
高脂血症患者(外国人)5例に3H、14C-ジリノレオイルグリセロホスフォコリン1gを経口投与した場合、糞中に排泄された3H及び14Cの放射活性は、それぞれ投与量の2±0.7%と4.5±1.5%、尿中に排泄された3H及び14Cの放射活性は6±0.8%と1.2±0.4%である1)。
高脂質血症を対象にポリエンホスファチジルコリン1500mg/日又はプラセボを4週間投与した。ポリエンホスファチジルコリン群(65例)はプラセボ群(56例)に比し総コレステロールが有意に低下し2),3),4)、血清総コレステロールと担当医の意見による総合改善度は有意に改善した3)。副作用は、軟便傾向5.7%(4/70例)、胃部不快感2.9%(2/70例)、下痢1.4%(1/70例)であった2),3),4)。
高脂質血症並びに低HDL-コレステロール血症を対象にポリエンホスファチジルコリン1500mg/日を12週間16例に投与した。ポリエンホスファチジルコリン投与後は投与前値に比しHDL-コレステロール、アポ蛋白A-Iの有意な増加、LDL-コレステロール/HDL-コレステロール比の有意な減少が認められた5)。
慢性肝炎を対象にポリエンホスファチジルコリン1500mg/日又はプラセボを12週間投与した。ポリエンホスファチジルコリン群(58例)はプラセボ群(66例)に比し自・他覚所見の改善、肝機能の有意の改善が認められた。副作用は認められなかった6),7)。
慢性肝炎を対象にポリエンホスファチジルコリン1500mg/日を6か月間投与した。評価者に対する単盲検で肝生検組織像を評価した結果、ポリエンホスファチジルコリン群(17例)は対照群(17例)に比し肝生検組織所見の有意な改善又は改善傾向が認められた。副作用は認められなかった8)。
ポリエンホスファチジルコリン(Polyenephosphatidylcholine)〔ポリエンホスファチジルコリンは、必須不飽和脂肪酸を有するリン脂質を主成分とし、その構造式は次のとおりである。〕
白~微黄色の油状液体で、特有の臭いがあり、空気によって酸化され、黄~褐色に変わる。
高温・高湿下では内容液の漏出が生じることがある。
400カプセル[10カプセル(PTP)×40]1000カプセル[10カプセル(PTP)×100]400カプセル[プラスチック袋、バラ]
1) Zierenberg, O. et al.:J Lipid Res.1982;23:1136-1142
2) 中村治雄 他:新薬と臨牀.1973;22(9):1565-1574
3) 関本 博 他:薬物療法.1972;5(8):1725-1734
4) 八杉忠男 他:新薬と臨牀.1973;22(4):691-696
5) 岩崎良文:内科宝函.1982;29(1):11-15
6) 平山千里 他:肝臓.1975;16(11):780-788
7) 平山千里 他:臨牀と研究.1978;55(1):194-198
8) 矢野右人 他:診断と治療.1978;66(9):1783-1789
9) 小坂淳夫 他:肝臓.1975;16(11):770-779
10) 小田琢三 他:最新医学.1969;24(7):1573-1580
11) 藤井節郎 他:四国医学雑誌.1974;30(2):77-85
12) 小川和朗 他:医学のあゆみ.1971;76(5):300-307
13) Sartori, S. et al.:Riv Patol Clin.1964;19:279-286
14) Rauen, H. M. et al.:Arzneimittelforschung/Drug Res.1973;23(9):1332-1334
15) 東野俊夫 他:治療.1968;50(6):1451-1457
16) 東野俊夫:新薬と臨牀.1974;23(1):3-20
17) 武内 望 他:脂質生化学研究.1970;12:179-184
18) 吉村正蔵 他:日本臨牀.1970;28(5):1480-1487
19) 村上元孝:日本内科学会雑誌.1970;59:1027-1045
20) Pfleiderer, T. et al.:Thromb Diath Haemorrh.1969;22:513-524
アルフレッサ ファーマ株式会社 製品情報部
〒540-8575 大阪市中央区石町二丁目2番9号
TEL 06-6941-0306 FAX 06-6943-8212
アルフレッサ ファーマ株式会社
大阪市中央区石町二丁目2番9号
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.